女房様とお呼びっ!
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2001年06月28日(木) 情事のイントロ/真夏日

「汚れたカラダは嫌い?」

取り敢えずシャワーを浴びて、なんて言わないで。
もう待てやしないの、あなただってそうでしょう?

「このまま、しよう?」

腕を絡めて、首に回して、腰を押しつけて、喉元にキスをする。
首筋に這わせた舌先が、あなたの汗を味わう。

「塩辛いね、アタシもしょっぱい?」
「ああ、なかなか冷房効かないわね?」

顎に向かって舐め上げながら、ヘンに当たり前な会話をする。
でも、舌が這った後がぬらぬらと光って、ヤらしいわ。
アタシの髪に顔を埋めて、いい匂いだとあなたが言う。

「そう?」
「あなたの髪は、汗と埃でちょっと臭いわよ?」

くすくす笑いながら、キスをする。
お喋りしながらするキスは、唇がバイブレートして感じちゃう。
さっき呑んだ酒と食事で口の中が粘ついて、生暖かい感じ。
舌を入れられると、唾液がどんどん出てきて、唇の端から垂れちゃう。

「汁気が多いのよ、アタシ・・・」
「自分でもビックリしちゃうくらいなの」

その頃には、
働き者のあなたの指が、スカートの奥のショーツの端に辿り着いて、
次のお仕事に取りかかろうとしている。
あら、せっかちね?まだ、ダメよ。

「そうこっちもね・・・」
「でもって、脚も長いのよ・・・」

脚をあなたの肩に掛けて、引き寄せる。
あなたの指のお仕事が、アタシの足に阻まれる。
そしてアタシは、行き場の無くなったあなたの指を手にとって、
あなたの目を見つめながら、口の中に納めてしまう。

「指も塩辛いのね?」
「少し、冷房が効いてきたわ」

口の中に何か入れたまま喋ると、また唾が垂れてくるのよね。
啜り上げるように指先をしゃぶる、舌先を絡める。

「アタシの指はどんな味がするかしら?」
「ねえ、舐めて・・・」

あなたの唇に、赤く染めた爪の先を押し当てる。
互いに服を着たまま、指をしゃぶり合う。
何だか、ひどく淫らな感じ。

でもまだまだよ、もっともっとよ。


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