ネガティ部 May日記

2007年11月20日(火) 
や っ て も う た !


今、がしがしと北方水滸伝を読んでます。
いやー、楽しいのよこれが。
寝る間と休憩時間惜しんでもくもくと読んでます。
水滸伝自体はこれまで関心がなくて、百八人集まるんだよね、とか梁山泊といった言葉しか知らなかったんですが、むしろ知らなくて正解かも。
一人一人のキャラクタが過去を踏まえてきっちり練り上げられていたり、あちこちでどんでん返しを起こしながら、それでも良い意味で予想を裏切らない展開をしていたり、読みどころ満載。
名うてのハードボイルド作家ということで、実は氏の本を未読のまま敬遠していた(だって女性の扱い方がなんつーか…)のですが、時代物という背景もあり、まあそれも有りかと思えます。現代ものだったらやっぱりちょっと嫌かなと思いつつ、見せ方が上手いんですかね。
昔知り人に北方氏が好きという方がいて、すごく反発を感じたのを覚えてます(多分この辺りに腐る要因があるんだな)が、う〜ん、男の人だったら、そしてちょっと昔気質のお父さんが居る家庭環境だったりしたら全然違和感なく、むしろ理想的な感じで入り込めるのかもしれないなどと思ってみたり。
表現も多彩で、8巻まで読み進んで未だ同じ言い回しに目障りを感じたりということもなく、あってもさりげなく効果的に使われているので、気が付いた自分に偉いぞと言いたくなる感じ。 いやこれはまた失礼致しました(汗)
読み進んでいる内に、(名前が出続けているにもかかわらず)ふと、この人はどんな人だったっけと思ったときにもフォローは万全。登場した時のエピソードを何気に混ぜ込んで現在の状況を語ってみたり、発言させてみたり。
いやいやもう手のひらの上というか、鼻面引き回されてる感ありありです。

で。
今は多少下火になりましたが、少し前は入ったどこの本屋でも平積みにされておりました。
1巻から13巻。
その置きっぷりがなかなか華々しいものだったので、つい、うっかり

騙 さ れ ま し た … … (がくり)

ええ、ええ。
てっきり完結したものだと思ったんですよ。
単行本が19巻まで出てるのはすぐわかったんですが、文庫化するときに内容を詰めて巻数を減らすというのはよくあることではないですか。
だから、・・・、てっきり・・・ (__;;

*

いま公式ページ(そんなものまであるのよ)覗いてきました。
月一回一冊刊行だそうです。
えーと、揃うのに来年4月まで掛かるのか。
うう、これだけハイスピードで読んでるのにどうしてくれるのさ。とても待ちきれないぜ。
え。文庫化に当たって大幅に加筆修正?
ということは、ということは。
とりあえず単行本買って読んで、順次文庫揃えた・・・り。はやっぱダメかしらー?はは。


おっと、調子に乗って書き過ぎた。
夏ならもう明るい時間ですよ。
9時半集合はムリですが、顔出してごあん食べには行きたいよー。






     
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