ネガティ部 May日記

2007年09月23日(日) 


身内が亡くなりましてな。




連絡貰って、
家人が帰るのを待って家を出たのが20日木曜の夜遅く。
今日が日曜で、昨日までに一通りのこと初七日まで、済ませて帰ってきました。
ほんとになんてあっけない。

家人が帰ってきたときに、黒いスーツと言われてぽかんとしてしまったのに、
ほんとにたった数日で、いろんなことが終わってしまいました。


そんなものなのか、と思ったり、
それでいいのだ、と思ったり。



我儘で頑固で、苦労も人一倍したけれど、好きなように生きてきた人だった。
悔いが無いと言えば嘘になるけど、残念だという気持ちのほうが強い。
もったいないね。
もったいないよ。
なにを言うにも今更だけど。


だれも、他人の気持ちなんてわからない。
人には一人一人、その人なりの精一杯があって、
近いから見えて、遠いから見えないのと同じくらい、その逆もまたあるのだ。



きれいで華やかで朗らかで、私にとってはいつも自慢のひとだった。
それは一面的な見方だ、と身近にいた人は言うだろうけれど。
同時に寂しがりなひとだった。
だからといって、何かができたわけでもないけれど。



*


たくさんの人が来てくれて、涙を流してくれた。
皆が別れを惜しんでくれた。
それで良かったんじゃないかと思う。
あのひとらしく生きて、死んだ。

そんな風に思われるのは本意ではないかもしれないけど、それでも。
もっともっとと言えばきりがないから。



感謝の言葉をあのひとに。

あなたの傍にいるのはいつも、私にとって特別の時間でした。
いつも私を許してくれてありがとう。
あなたが居て良かった。




     
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