ネガティ部 May日記

2002年10月07日(月)  ふぬけ

何もしたくない、何も考えたくない。
時からも空間からも忘れ去られて、そのはざまで命ある限り漂っていたい。

そう思ってしまうのは逃げたいからだ。

何事かに感動し、打ち震える心一つをよすがに彷徨っていたい感情とはまったく別種のものだ。
そんなときは、時空もろともに止どまっていたいものだ。

今ここにこうしてあれば何事も起こりはしない。
だがまた何事も変わりはしない。


流されるのもさまようのも、そうありたいと願う心からのものだ。
でなければ葦舟でさえ、一つところで朽ち果ててしまったろう。

知らぬ間に朽ちていくその甘い誘惑は、時にして私を思考停止させる。
しかし満たされない餓えは肯んずることを善しとしない。


時は時として移ろい、空間は空間として現前する。
どこへ逃れられるものではない。





     
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