ぶつぶつ日記
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昨日まで、出身大学である放送大学の監督補助のバイトしてました。 去年の夏学期までは、反対側に座っていたのですが、 今は、それが逆。 なんだか、とっても感慨深かったです。
何度か書いていますが、 通信制で勉強を続けるというのは、 これがなかなか、大変。 特に、放送大学の場合(ほかのところもそうなのかなあ?)、 相談窓口やメンター機能があるわけでもないので、 自分がだめになってしまったら、続けられないわけです。
放送大学の入学生のうち、卒業できるのはどのくらいでしょう。 特に、私たちくらいの年齢やサラリーマン、 若い人の姿を見ると、 本当に、「がんばれ!」って思います。 彼らにとって放送大学の卒業資格は、 たぶん、「必要なもの」なはずだから。 生涯学習の人たちとは違い、切羽詰っている人、 それがなければ、先に進むのが困難な人もいるでしょう。 でも、そういう必要の人の方が、挫折してしまっている気がしています。 なぜなら、彼らには余裕がないから。
私が、日本語教育におけるコンピュータ利用の中でも、 学習者支援の方策に一番興味を持ち、 これを研究テーマにしようとしているのは、 実体験の、寄る辺のなさが影響していると思っています。 勉強を続けることにくじけそうになった時、 誰か、何か、手を引っ張ってくれるものがあったら・・・。 10人のやめてしまう人のうち、何人かは、続けられるかもしれない。 そういう気持ちがあります。 資格である大学ですらそうなのですから、 任意である語学教育では、 続けられることの方が奇跡に近いかも(苦笑)。
それはともかくとして。 反対側の席で試験を監督しながら、 時間がかかっても良い、 立ち止まってしまっても良い、 でも、あきらめず、最後まで続けて欲しいと思ったのでした。
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