ぶつぶつ日記
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地方の文化性の高さ、ということを考えながら、 何気なく手にした地下鉄の広報誌を手にした。 そこには、フランスのショコラティエ(チョコレート職人)が 紹介されていたのだけれど、 それがまた、3人が3人とも、地方色豊かな町で、 おいしいチョコレートを作っている人たちだった。
ヨーロッパ、特にラテン系の人たちに感じることだけれど、 自分の生まれた場所に、しっかりへその緒がつながっているというか、 ものすごい結びつきを感じることが多い。 例え、それがどんなに小さな町だったとしても、 自分の生まれたところに対する愛着と評価は、 目を見張るものがある。 だから、そんな彼らにしてみたら、 日本人に日本の何処から来たか?と聞くと、 ほとんどの人が「東京」と言うことに、 かなり違和感を覚えるらしい。 その中のかなりの数の人が、実は、 「大学から東京に住んでいる。」人だったり、 家は関東近県だけれど、とりあえず説明するのめんどくさいから とりあえず、東京って言っておこう、ということは 彼らにとっては理解不能。 彼らが知らない場所でも当然いいのだ。 自分の町のことだって、日本人は知りはしない。 でも、自分の生まれたところ=大切な所、ということだろう。
東京生まれの私としては、うそ偽りなく、 国内バイリンガルである人(標準語と方言が話せる人)がとてもうらやましいし、 生まれたところに独自の文化があるのは、羨望以外の何者でもない。 はなわが、「佐賀〜。」と歌った時、 「いいなあ、東京はこんな歌にもなりはしないよ。」 とため息をついたものだ。
地方の、かつて発展していた町を訪れると、 東京には、本当に粋な文化というものがないな、 という気がする。 無粋というか・・・。 武士の町だったから、しょうがないのかもしれないし、 本当の江戸らしさというのは、 明治以後、そして大戦で、きれいさっぱりなくなってしまったからかもしれない。 ほんの少し、残っている場所もあるけれど、 文化といったら、新しい物が中心。 伝えられた文化や技を、街中で探すのは至難の業だ。
ちょっと歩けば、伝統が見つけられる町。 そういうものは、得がたい。
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