ぶつぶつ日記
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2005年01月18日(火) 地方色

地方の文化性の高さ、ということを考えながら、
何気なく手にした地下鉄の広報誌を手にした。
そこには、フランスのショコラティエ(チョコレート職人)が
紹介されていたのだけれど、
それがまた、3人が3人とも、地方色豊かな町で、
おいしいチョコレートを作っている人たちだった。

ヨーロッパ、特にラテン系の人たちに感じることだけれど、
自分の生まれた場所に、しっかりへその緒がつながっているというか、
ものすごい結びつきを感じることが多い。
例え、それがどんなに小さな町だったとしても、
自分の生まれたところに対する愛着と評価は、
目を見張るものがある。
だから、そんな彼らにしてみたら、
日本人に日本の何処から来たか?と聞くと、
ほとんどの人が「東京」と言うことに、
かなり違和感を覚えるらしい。
その中のかなりの数の人が、実は、
「大学から東京に住んでいる。」人だったり、
家は関東近県だけれど、とりあえず説明するのめんどくさいから
とりあえず、東京って言っておこう、ということは
彼らにとっては理解不能。
彼らが知らない場所でも当然いいのだ。
自分の町のことだって、日本人は知りはしない。
でも、自分の生まれたところ=大切な所、ということだろう。

東京生まれの私としては、うそ偽りなく、
国内バイリンガルである人(標準語と方言が話せる人)がとてもうらやましいし、
生まれたところに独自の文化があるのは、羨望以外の何者でもない。
はなわが、「佐賀〜。」と歌った時、
「いいなあ、東京はこんな歌にもなりはしないよ。」
とため息をついたものだ。

地方の、かつて発展していた町を訪れると、
東京には、本当に粋な文化というものがないな、
という気がする。
無粋というか・・・。
武士の町だったから、しょうがないのかもしれないし、
本当の江戸らしさというのは、
明治以後、そして大戦で、きれいさっぱりなくなってしまったからかもしれない。
ほんの少し、残っている場所もあるけれど、
文化といったら、新しい物が中心。
伝えられた文化や技を、街中で探すのは至難の業だ。

ちょっと歩けば、伝統が見つけられる町。
そういうものは、得がたい。


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