ぶつぶつ日記
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お使い物を買いに銀座のデパートの地下に行ったら、 あまりにもよりどりみどりで、くらくらしてしまった。 すばらしい、スイーツの品々。 世の中、甘く出来ているのはお菓子くらいなもので、 その他のものは、ますます世知辛い。 そして、そのスイーツもあまりに多すぎると、 見ているうちにだんだん胸焼けしてくる。
スペインに住む友達の会社の同僚の人も、 テロに巻き込まれて入院したというのを聞いていたので、 死傷者も増えているし、会った事もない人だがなんだか気になっていた。 昨日電話で聞いてみたら、もう仕事に出てきているとのこと。 でも、同じ車両に乗っていたその人の近所の女性は、 即死だったそうだ・・・・。 職場の前で、デモがあったから参加してきたと友達は言っていた。 犯人がどうこう、というよりも、 国民はアスナール率いる政府が、自分たちのために うそをついたことを責めていたそうである。 うそ、というのは、政府があくまでETAのせいにしていたことを指す。 最初から、今までのETAのやり方とは違っていると誰もが思っていたし、 ETAの高官が関与を否定していたにも関わらず、 政府はETAの関与といい続けた。 日本のNHKに当るような1チャンネルなんて、ETAと明言していたそうである。 なぜなら、イスラム勢力であるよりも、 この場合はETAの方が、日曜日に行われる総選挙にとって、 影響が少ないから。
でも、残念ながら、国民は昔ほど無知蒙昧じゃない。 情報操作をしようとしても、自分たちの国、「正規の」報道以外からも、 どんどん情報を得られる。 インターネットというのは、弱者の武器になりえるものだ。 今回も、スペイン国民はネットで情報を集め、 自国政府とマスコミに、疑いの目を向けた。
こういうのを見ると、良識とか良心とか、 そんなものを信じるのがちゃんちゃら甘いことなんだと、 思わざるを得ない。 テロの規模が大きかろうが小さかろうが、 いや、むしろ大きかったからこそ、 スペイン政府は、自分たちの立場を守るために、 やっきとなって、事実を捻じ曲げようとした。 今回は、それがうまく行かなかったけれど、 一体いくつの「真実」が、捻じ曲げられた事実なのか考える時、 薄ら寒さを覚える。 誰が死のうが傷つこうが、何人死のうが、 一般人の死なんかよりも、国の、いや自分の立場の方が、 全然重い。 そして、そういう人たちが、普通に国のトップに立っている。 私たち国民は、政治家の「良心」や「良識」を鵜呑みにしてはいけない。 常に、斜めの視線を持つ訓練が必要であると思う。
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