ぶつぶつ日記
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2003年05月20日(火) 見えない鉄条網の向こうで

ガザに行っている知人のメールはいつも
ニュースでは知ることができない情報でいっぱいだが、
現在ガザのエレズ検問所では、ほとんどの外国人が
とおれない状態が続いており、
「イスラエル軍に撃たれてもイスラエル軍のせい
にしない」(!)という趣旨の文章に
国連の国際職員が署名するよう求められたりもしたらしい。

以下知人からのメールからの抜粋
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人道援助を行うNGO職員はもちろん、国連の国際職員も含めてです。国連職員
で、たまたま週末イスラエル側に行っていた人は、先週ガザの業務に戻れなかった
し、ガザの職員は業務でも私用でもガザから一歩も出られませんでした。国連側の書
類・物資・人の動きが止まってしまっていました。私が8日にNYあてに出す国連内
メールはガザから出られず、私が帰って来た時もまだガザに残っていました。急ぎの
書類だったので仕方なく今日150枚近くの書類をNYあてにファックスしました。
(非効率、コスト高きわまりない!)

先週の土曜日朝から、上記完全封鎖は「一部」緩和され、国連の国際職員と一部NGO
の職員の通行が朝8時から夜8時まで可能になったのですが、それも全ての国連職員で
はなく、イスラエル側から送られてきた「リスト」に名前が載っている職員のみが通
行可能ということになっているようです。18日の朝、幸いにも私の名前は「リスト」
にあったので、ガザに戻ることができました。
つまり、現在、ほとんど全てのNGO職員、ジャーナリスト、旅行者のエレズ通過(ガ
ザ←→イスラエル)が「不可能」な状況です。(これからガザに来ることを考えてい
らっしゃる方、安藤まで前もって連絡ください。)

この状況が緩和されないと、現在ガザにいるNGOの職員がビザの再取得に国外に出る
ためエレズを通過したくてもできなくなって、ビザ切れのようなことになってしまわ
ないかと心配です。国連やその他の人道支援のNGOの活動に非常に深刻な影響を与え
ています。

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国際社会から、すべてを目隠ししている中で、
一体イスラエルは、これから何をしようというのか。
ニュースになるのは、自爆テロの話題ばかり。
自爆テロは確かに事実である。
でも、見えない鉄条網の向こうで、
「何も」行われていないということを世界が
ただ鵜呑みにするのなら、
平和を求める気持ちなど、幻になってしまう。


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