ぶつぶつ日記
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| 2003年01月20日(月) |
失われたものは、二度と戻ってこない |
クローン人間誕生で世の中を騒がしているラエリアン・ムーブメント。 今度は日本人クローン誕生するという。
まだまだ未知な部分が多いクローン研究だが、 例えクローンを作った所で、全く「同じ」ものにはならないそうだ。 マジック・ジョンソンやタイガー・ウッズ、アインシュタイン、ベッカムでも誰でもいい、 そう言う人たちの細胞からクローンを作っても、 100%同じマジック・ジョンソンやベッカムに作り上げる事は出来ない。 なぜなら、彼らを形作っているものは、「細胞」の遺伝子情報だけではないから。 彼らを作ってきたのは、様々な場面や時間や体験といった「経験値」。 偶然や必然から過ごしてきた様々な成長期の出来事、そういったものが 重要なファクターになっている。 どんなに人工的に作り出そうとしても、全く同じ体験をさせることはできない。 確かに遺伝的に優れていたとしても、細胞主と同じように活躍できるという保証は全くない。 似て非なるもの、が作られるだけだ。
今日生まれてくる日本人クローンの男の子は、 2歳半で死んだ子供の細胞を使っているそうだ。 子供をなくした親の喪失感、その悲しみは理解できる。 悲しみつづけても、いいことだと思う。 そして生まれてくる子は、亡くした子と同じ顔、同じ声、同じしぐさなのだろう。 でも、どこかが違う、同じではない。 それをみて、悲しみはより深くはならないのだろうか? なぜなら、失った子そのものは、2度とは戻ってこない。
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