ぶつぶつ日記
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2002年11月27日(水) それでも人は死んでいく

クローンベイビーが来年の1月には誕生するそうだ。
私はこのクローン研究というのが、かなり嫌いである。
臓器移植の可能性を探るとか、生殖医療だとか、
正当化する理由はたくさんあるのだろうが、
もっとも嫌悪感を持つ「最先端研究」である。
大体、この「最先端」と言うのもどうも好きになれない。
最先端として生み出されたものが役に立つことも多いし、
コンピューターなどに関して言えば、自分のその技術を
享受しているのだけれど、
だからと言って手放しに受け入れられるものばかりじゃない。

クローンの牛や羊の寿命が極端に短いことは良く知られており、
それを防ぐ手立てはまだない。
そして原発だって、大量の危険なゴミをだし、
そのゴミをきれいさっぱり浄化する方法など
一体誰か研究しているんだろうか?
失われるオゾンを補填する方法はいまだに見つからない。
木はゆっくりしか生長できず、その何百倍ものスピードで
森林は伐採されつづけている。

私のいとこは17歳でガンで死んだ。
闘病生活はたったの49日間で、
おなかのがん細胞はその間に7キロにも増えていた。
そして高校の時に仲の良かったよしえちゃんは
1年間の闘病生活ののち、
一度も退院することができずに20歳で白血病で逝った。
子供たち、お父さんやお母さん、恋人・・・、
ガンや白血病、そのほか様々な昔からある病気で、
毎日人が死んでいく。
古い病気であるはずの結核ですら、
人間は絶滅させることができていない。

新しければ良いというのは、
人間のおごりのような気がする。
1つの最先端技術が形をなす度に、
また新しい死への道筋ができているように思える。
クローンを作っても、エネルギーを開発しても、
昔からあるものはそのまま、むしろ力をつけて私たちを
死の淵に追い込む。
誰も何も,死からは逃れられない。
こう言うとき、人は神の影を感じるのかもしれない。


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