ぶつぶつ日記
DiaryINDEX|past|will
気がつくと自分ひとりで勝手に肩に力が入って、 どうにも動きがギクシャクし、 ぐるぐる同じ所をまわっていることがある。 それは自分が今どこにいるかもわからずに気ばかり慌てて、 前を見ずに下ばかりを見て歩いているせいもある。
子ども頃から、私を止めてはくれる人はいなかった。 むしろ1人で突っ走る私を見て、面白がってくれる人ばかり。 それはそれでうれしいことだが、時折そんなことが何もかも嫌になる。 でもそれを口に出すこともできずに、 そんな自分のイメージを自ら助長させてきた。 止まってゆっくり考えたい。 むしろ何も考えずにしばらく止まっていたい。 そんなことを考えても、そんな習慣がないので ちょうどいい宿木を見つけることができず、 回遊するマグロのように、ひたすら泳ぎつづけていることが多い。
糸の切れたタコのようにふらふらと所在無さ気に空を泳ぎ、 風を失い地上に落下する危険性から私を守っているものは、 たった一つだけ。 ゆっくりと私を地上に引きおろす細い糸。 その手に戻ったらしばらくは、何もしない、何も考えない。 私がゆっくりできるただ1つの場所だから。 けれどその手はまた、私を飛ばすことができるただ1つの手でもある。 遠くへ、より高く。 風に任せて私の好きなところへ、私を送り出す。 糸のはしを常に感じるから、私はまた、 1人で空に向かう。
|