ぶつぶつ日記
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2002年10月05日(土) ふと・・・

普段より大分遅く駅に着いて外に出ると、
何かがいつもと違う気がする。
落ち着きなくきょろきょろと空を見上げると、
どうやらうっすらと、靄(もや)がかかっているようだった。
本当にうっすらと、わからないくらいに。
何を感じる。
何かが気になる。
この空気の匂いを知っている、と思う。
この町で生まれ育ったから知っていて当たり前なのだが、
そうではない。
もっと違う、どこか遠い場所の匂い。

家に帰って、お風呂に入って、
実家から自分のねぐらまでは30秒ほど。
サンダルをカラコロ言わせながら、
まだ気になって空を見上げる。
ふと、気がつく。
ああ、この空気の感じ。
知っている。
それはカイロの冬の匂い。
昼間暖められたナイル川の水が夜や明け方には靄になる。
その匂いと同じ。
もうすぐ、カイロにも秋と冬がいっぺんにやってくるのだ。


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