ぶつぶつ日記
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| 2002年08月05日(月) |
何が正しいか決めるのは。 |
ろくに説明もされないうちに、住基ネットなるものが始まろうとしている。 8桁の数字(10桁でしたっけ)で、国民一人一人の情報を管理しようというもの。 杉並区や国分寺市など、独自に不参加を表明する自治体も出始めている。 政府はプラス面ばかりをクローズアップするし、 反対派はもちろん、 マイナス面を強調する。 でもなんだか、よくわからないし、 大体、どこからこう言う草案が出てきたのかも、 そう言えばしらないんだけど、 櫻井よしこさんへのインタビューを読んでいて、 一瞬背筋が寒くなったことがある。 それは、「自分はなんらやましいことがないから、管理してもらってもかまわない。」 という人々に対して、 「悪いか悪くないか、あなたが判断するわけではない。それに、ありとあらゆる自分に関する情報を相手が持っているとき、本当に対等の立場でその人と話せるか、考えてほしい。どこかでひるんでしまい、上下関係、隷属関係が表れるはず。国家が国民の個人情報を管理すれば、そういうところに行き着く」 という一文を読んだときだ。
一般常識的に悪いことって何だろう。 犯罪を犯していないとか、脱税していないとか、 まあ普通に考えればそんなことくらい。 でも国や政治というのは、もっと複雑で恐ろしいものだと私は思う。 例えば、今後考えうるシナリオとしては、 特定NGOなどへの参加の情報が、 私たちの行動を規制する材料にされることもありうる。 支援しているのがとある国のマイノリティーな独立を目指している団体で、 下手にアメリカなんかと敵対していたら? スタディツアーに参加したことが、その後一生の監視体制につながるなんて、 被害妄想的な荒唐無稽なことだろうか。 国内の自然保護運動も、かなり政府と敵対しているから、 これも赤丸チェックされてしまうかもしれない。 自分だけではなく、自分の親兄弟までもが、 このことで不当な扱いを受けるとしたら・・・・。 考えすぎかもしれない。 しかし最悪のシナリオをたどるのが、今までの人類の歩みであっと考えるなら、 あながち一笑に付すことはできないと思う。
私は逆に顔写真入りのIDカードを持つことには反対ではない。 エジプトでもスペインでも、この手のIDカードはとても重要で、 スペインなんかでは、クレジットカードで買い物をする時にも提示を義務付けられている。 このIDカードは写真に名前、住所、自分の所属する(?)警察署での認印くらいの簡単なもので、 落としたらそれなりに大変かもしれないが、ありとあらゆる情報が流出する恐れはない。 また免許証を持たない人の身分証明が不確かな現状を考えると、便利なものではないかという気もする。 盗難クレジットカードの乱用や戸籍の不正利用などを防止するには 顔写真入りのIDカードの方がいいと思うし、 法務省も住基ネットカードではこれらの問題は防げないとあっさり言っている。 何でもかんでも最先端がいい、という短絡的な考えで、 国民不在のままことを進めるのは、いい加減にやめにしてくれないかなあ>小泉君。
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