ぶつぶつ日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年04月20日(土) |
殺人か、テロか、レジスタンスか |
自爆テロを、アラビア語では「自殺行動」、もしくは「殉教行動」ということは、 以前この日記に書いた。 英語でもどうやら「自殺行動」ということが多いらしい。
しかし最近、ブッシュはこのパレスチナの一連の捨て身の行動を 「殺人行動」と言うことにしたそうだ。 そしてマスコミにもそれを使用するように促している。 ブッシュにしてみれば、 日常的に暮らしている罪もない人々を「殺す」ことが目的なので、 それは「殺人」である、というスタンスなのだろう。 完全にパレスチナ側に非がある、という事か。
この「殺人」は突発的、偶発的に誰かが誰かを殺してしまう、 というような種類のものではない。 自らも死ぬことがわかっており、 それでもなお行われる行動で、 殺人、というよりは、 相手が大量の心中的な側面ももっている。
そして、自殺する者は、 それが例え突発的に起こした行動だとしても、 自殺に至るまでの理由を持っている。 その理由が本当に些細なことで、 周りから見れば馬鹿馬鹿しいことであったとしても、 自殺する者にとっては、死にたくなる立派な理由なのだろう。
まして、休日や夕方、早朝の出勤バス、 その中に1人(二人のこともあるが) 腹に爆弾を巻いて突っ込んでいくまでに、 どれほどの魂の彷徨があったか考えると、 私はがっくりと肩を落すしかない。 しかも、まだ若く美しい女性が、 二目も当てられないような最後の姿になるとわかっていて、 爆弾を抱いて、イスラエルに突っ込んでいくのだ。 その理由を、その思いを、 無視していいのだろうか? それともパレスチナ人は全員狂っているとでも、 ブッシュは言いたいのだろうか?
|