| 2025年03月23日(日) |
女子ACL準々決勝 浦和−武漢 |
私は好奇心が強く新しいもの好きで、そのため新サッカースタジアムのこけら落としや第1回大会にはなるべく足を運んでいる。で現代のサッカー界で新たにできる大会といえば、女子かフットサルなどの周辺競技か、整備の進むリーグ戦のどれか、といったところである。 で、今回も女子の第1回大会、女子のアジアチャンピオンズリーグである。プレ大会は昨シーズンに開催されているが、私はあまりプレ大会には行かない。あくまで公式大会としての第1回に興味がある。WEリーグはなでしこリーグからの流れでINACレオネッサ、浦和レッズ、日テレ・ベレーザが軸になっている。ほかのチームも追い上げているが、やはり優勝は3強から、という流れである。もちろんアイナックが女子ACLに出場すれば、関東まで足を運ばなくてもいいのだが、まあ第1回だけは遠方でも観たい。 会場は熊谷開催。この日は選抜高校ラグビーも同じ公園内で開催されているので抱き合わせで観に行った。しかしラグビーは主たる目的ではないし、買ったプログラムも人に譲ったので観戦記は特にぱ書かない。 熊谷駅から10分だか15分に一回シャトルバスが出る。のんびり座って会場に着く。広いスポーツ公園。その陸上競技場が浦和対武漢の女子ACL準々決勝の会場である。武漢(ウーハン)はコロナ禍が始まった街で、心無い人から攻撃されているところでもある。青いユニフォームも結構来ていた。中国からサポーターが足を運んだのか、日本在住の華人かは分からないが中国語を話していた。ユニフォームスポンサーには大学の文字も見えて、教育に多大な投資を行う中国らしいと思った。日本政府も教育、特に大学に投資してほしいものである。
当日券を買って入場ゲートでは英語と中国語も聞こえる。普段のJリーグやWEリーグよりもスタッフが多様だ。そして厳重な荷物チェックがあった。メインに入ったのだが、観客が多すぎてコロナ禍では密が怖くて端っこに逃げた。ゴールラインよりも外側である。当然見づらい。試合まで特にイベントはなく、厳格な国際試合という印象だ。
武漢についてはメモ取りにくかったので特段ない。5−4−1で必死に守る。要所に外国籍選手を置き、身体能力の高さを見せる。FIFAが女子ワールドカップ(女子世界選手権)を創設した当初、中国はトップクラスだった。各国の女子サッカーのレベルは一般に
�|忙劵汽奪�ーのレベル �△修旅颪侶从冦� ��その国の女性の社会的地位の高さ
によって決まる。中国など共産圏は建前上女性の地位が高いことになっている。だから女子サッカーを国家として強化する。代表だけでなく草の根も強化したりする。加えてアジアは大半が女性がサッカーをしづらいとされるイスラム圏だ。中東も中央アジアも東南アジアも南アジアもイスラム圏だ。儒教圏だって女性はサッカーに取り組みにくい(日韓の女子サッカーの競技人口の少なさ!)が、それでもイスラム圏よりはずっとよく、中国がアジアを突破しやすい。そういうわけで中国がトップクラスだった。
女子アジアチャンピオンズリーグ準々決勝 三菱重工浦和レッズレディース−武漢江大 3月23日 15時 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 晴 ピッチ良 3243人 主審 オ ヒョン ジョン
GK 1 池田咲紀子 0 00 0 DF 2 遠藤優 1 00 1 DF 13 長嶋玲奈 0 0 46* DF 4 後藤若葉 0 00 0 DF 6 栗島朱里 1 00 1 MF 18 柴田華絵 0 00 0 MF 14 角田楓佳 0 0 0 73' MF 15 島田芽依 3 2 1 91* MF 19 塩越柚歩 0 00 0 MF 5 伊藤美紀 2 02 0 FW 7 高橋はな 2 11 0
GK 12 福田史織 GK 23 伊能真弥 DF 3 石川璃音 0 00 13 DF 22 岡村來佳 DF 32 秋本佳音 MF 20 高塚映奈 0 0 15 MF 24 竹内愛未 MF 26 丹野凜々香 MF 28 櫻井まどか
GK 29 ディン シュエン 0 00 0 120' DF 5 ウー ハイエン 0 00 0 DF 18 マー ジュン 0 00 0 DF 28 ソン フェイ 0 0 0 90'+3 DF 32 ジャオ ユーシン 0 00 0 DF 90 キム ヘリ 0 00 0 MF 9 サラトゥ トラオレ 0 00 0 MF 10 ヤオ ウェイ 0 00 0 MF 26 ジャン チェンジン 0 0 0 90'+3 FW 33 テレザオブニュ エンゲシャ 1 01 0 106* FW 37 ソン ドゥアン 0 0 0 67'
GK 22 チェン チェン 0 0 29 DF 13 シュ チェンチェン 0 00 28 DF 17 スン シャオユー DF 46 ファン バオイン MF 6 シェ ティン MF 12 タン ハン 1 1 33 MF 20 チン マンマン MF 21 ダイ チェンイン FW 7 ワン シュアン
監督 楠瀬直木 監督 チャン ウェイウェ
浦和 十九七番 五番十八十四十五 六番十三四番二番 一番
武漢 三三 二八九番二六三七 五番三二十番十八九十 二九
浦和は4−4−1−1。塩越が下がり目のFW。一方的に回し奪われても即時奪還で基本的にはずっと敵陣で進む。ただあまりシュートには行けない。いい形で打てないしゴール期待値は決して高くない。��遠藤は深い位置まで行きいいクロスが入る。�グ貌�の奪取力と��島田のアグレッシブな姿勢が際立つ。ゲームを作るのは��角田がゲームを作る。勝負パスは少ないが、武漢は5バックだから仕方ない。�下禿弔離蓮璽疋錙璽�も光る。�Ч盒兇歪洪箸覇阿�出しも良く動き方を工夫しているが、スペースに流れたり、裏に飛び出すよりも愚直に中でポストをしてほしかったし、ポストも体を張るよりもトリッキーに落としたりで決定機に繋がらなかった。シュート数は前半5、後半3、延長4だが、支配している割に少なく、しかも決定機が少なかった。
武漢は1トップ33番がアフリカ系で大柄でパワーもスピードも段違い。インサイドの9番も同じくアフリカ系。攻め手はこの二人のカウンターだけだった。
審判員については残念ながらこの大会というかWEリーグを吹く水準には達してなかったかな?
結局支配すれども決定機は奪えず、武漢の狙い通り引き分けでPK戦に。練習をたっぷりしてきた武漢に比べて浦和はPK戦が明らかに下手だった。PK戦の結果、武漢がアジアベスト4入りを決めた。
帰路のバスはなかなか混んでいた。あらかじめバスが何台も待機していたが、あの人数をさばけたとも思えない。熊谷駅まで歩けなくもないが大変だろう。私は幸い座れたが。サポーターの大群は後から帰ったのだろうが、足あったのだろうか?浦和からのツアーはあったのだが。
なお、大会終了後に浦和は楠瀬監督を解任した。不可解である。WEリーグの優書争いの只中に定評ある名称を解任して女子では、トップレベルでは何の実績もない堀さんを後任に据える。「総合的な判断」というやつで。監督というのは「何の実績もないが、観る目がある私にだけは彼の才能が分かる」という交代はたいてい上手くいかないものである。会社でも人事権というのは最高のおもちゃだが、天才的な采配とか天才的な人事というものは、たいていセオリー通りの人事より劣る。今回はどうなるか?WEリーグは3強へのほかのクラブの追撃が著しい。地殻変動が起きるかもしれない。
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