サッカー観戦日記

2024年04月07日(日) プリンスリーグ関西1部2部開幕節

プリンスリーグ関西1部
履正社高校−京都共栄高校
4月7日 11時 堺S1 ピッチ良 晴


履正社 監督:平野直樹
九番八番
十番五番二五二三
十八三番十五二二

京都共栄 監督:内藤翔平
二二
十番十八
十四八番十九
三番六番四番十七

プレミアから降格してきた履正社が並の高校と違う点は高体連でありながら理想主義、つまり勝利優先というか、勝ちがすべてという価値観ではなく、多少勝利からは遠回りしても育成のため理想を掲げゲームを作っていくという姿勢があるところだ。たとえば高体連のセンターバックは「跳ね返す」ことに特化した選手が多いが、履正社のセンターバックはビルドアップ重視だ。昨年度は守備力そのものが落ちて総体予選では金光大阪のFWに歯が立たず完敗したが、まあJユースに近い、各ポジション均等に重視して育てていくスタイルだ。
で今シーズンの履正社も後方からビルドアップしていくチームだが、京都共栄が激しく追って、その中でビルドアップする力はないようだ。もちろん90分勝負なのだが、5試合同時観戦なので20分弱しか観られない。左サイドバック18番は柔らかいパスで自身はあまり上がらないが、アタッカーを上手くフォローする。10番はドリブラーで左サイドの主役。9番はセンターフォワードでポストに使いたいが、孤立気味。あとあまり上背はなさそう。8番は快速アタッカー。

京都共栄はキックオフの並びは4−4−2だったが猫だましで即㉒池永リッキーけんぞうくんを1トップに彼のスピードを生かした高速カウンターという形でしゃにむに結果を取りに来た。京都共栄はフットサルで全国制覇経験のある高校だが、11人制ではこれからのしあがっていく高校として結果がほしい時期だろう。激しく前から追って池永くんのスピードに託す。きわめてわかりやすいスタイル。




プリンスリーグ関西1部
京都サンガ−神戸弘陵高校
4月7日 11時 堺S2 ピッチ良 晴



京都 監督:石田英之
GK  1 木村光貴  186.76 06.06.24 FC GRANRIO SUZUKA
DF  6 坂川賢祐  174.69 06.05.24 京都サンガSETA滋賀
    2 小林治英  172.64 06.06.19
   24 児玉一成  180.70 08.09.02 1年 
    3 三宮稜大  180.76 06.07.18
MF  8 石本泰雅  170.67 06.04.27
   14 昌山勇   174.71 07.07.10 2年
   11 柴田了祐  164.61 08.04.28 3年と表記 おそらく生年の記載ミス
   15 酒井滉生  169.64 07.10.17 2年
FW 10 立川遼翔  180.68 07.02.20 
   13 阿部亮馬  178.69 07.09.17 2年

神戸弘陵 監督:谷純一
GK  1 歌野裕大  185.86 07.03.22 サルパFC
DF 22 村田駿   178.68 06.11.24 サルパFC
    3 今井凛太朗 174.68 07.09.01 2年 福知山JYC
    4 藤本達真  176.63 06.08.03 エベイユFC
    5 東丸隼士  178.73 06.04.20 徳島FCリベリモ
MF  6 梅原良弥  175.70 07.12.06 2年 エベイユFC
    7 木津泰芽  177.67 06.11.08 FCフレスカ神戸
   13 エゼモクェダニエル段 176.74 07.01.12 ヴィッセル神戸
   10 石橋瀬凪  179.70 06.04.22 ヴィッセル神戸
FW  9 下酔尾朔也 175.65 06.05.04 福知山JYC
   29 白石蒼悟

京都
十番十三
十一八番十四十五
二番十二誰々三番
一番

神戸弘陵 
九番
十番七番二十九
六番十三
五番四番三番二二
一番

神戸弘陵はセンターバックがボールを持てて動かして前進する。�η澹況�が左右に振り分け、左の��石橋君がエース格、��木津君は何でもできる選手で下がってビルドアップやシャドーからの飛び出し、キープなど攻撃のすべてをつかさどる。
京都もボールを動かし続ける。神戸弘陵よりも一枚上。全体的に京都が攻勢だったが観ていた間はゴール決まらず。




プリンスリーグ関西1部
近江高校−興國高校
4月7日 11時 堺S3 ピッチ良 晴


近江 監督:前田高孝
九番十一七番
四番八番
十六三番五番六番十五
十二

興國 監督:六車拓也
八番九番十番
七番十四
六番
五番四番三番二番
一番

近江は一方的に支配する。興國といえば育成重視の技巧派集団だったが、最多のJリーガーを出していてもチームとして勝てないので内野監督を経営サイドが解任した。なかなか育成に理解のある経営陣というのはいない。で、イタリア式のカウンターが目立つようになっている。確かに上手いのだが、支配は断念したのか、それとも相手が近江だからか?観てる間に2得点したし、勝ちには辛くなったが、昨年までの持ち味は見失った。近江は相変わらず5−2−3のゆっくりしたカウンターだが、以前よりリスクを冒すチームになった感じがある。こちらは全国準優勝で経営サイドの理解を得たか?




プリンスリーグ関西1部
東海大仰星高校−京都橘高校
4月7日 11時 堺S4 ピッチ良 晴


仰星 監督:中務雅之
九番十一
十番六番十六八番
七番誰々四番三番
誰々

京都橘 監督:米澤一成
十五誰々誰々
七番八番
十番十三五番三番六番
一番

仰星は戦い方がいまいちわからない。8番はロングスロー。京都橘が5−2−3からピッチを広く使ったサイドへの展開でどんどんボールを運ぶ。勝ちに辛いチームになった京都橘だが支配している。これに対し、いつもは相手を研究し丸裸にして対策を立てる仰星は開幕戦ということもあって手が打てない印象で有効なカウンターがない。しかし中で跳ね返し続けるところが流石である。



プリンスリーグ関西1部
ガンバ大阪−阪南大学高校
4月7日 11時 堺S5 ピッチ良 晴


ガンバ
監督:町中大輔
GK 21 荒木琉偉  194.85 07.10.14 2年
DF  3 加地莉比斗 173.63 06.04.12
    4 松井イライジャ博登 182.75 06.06.19 FCフェルボール愛知
    5 古河幹太  175,67 06.11.16 キャプテン
MF 17 中島悠吾  171.69 07.04.30 2年 
   10 長田叶羽  170.63 07.03.12 
   22 山本天翔  176.66 07.08.24 2年
   19 武井遼太朗 170.63 07.07.25 2年
      河内
FW 13 中積爲   173.62 07.12.19 2年 ガンバ大阪門真
   23 久永虎次郎 174.58 07.11.23 2年 FCアラーラ鹿児島U−15

阪南大高 監督:濱田豪
十番十六
十七十三十一七番
三番誰々五番二番
二十一

ガンバ
十三二三
十一誰々
十番二二
十一五番四番十七
二一

ガンバはビルドアップが素晴らしい。�ぞ尚羞�は相手のフォアチェックをあしらいつつ前に運べるセンターバック。上のレベルではボランチなのでは?相方の古河君はカバーが安定していてやはりミスが少ない。��長田君はターンがよく、後方から受けたボールをどんどん運ぶ。関西随一の強度を誇る阪南大高のプレッシングを苦にしない。��中積くん、㉓久永君は常にゴールを狙うストライカー。これに対し阪南大高は奪ってから速く、一気に攻め切るショートカウンターが鋭い。それで奪った右の角度のないフリーキックを10番が叩き込み、同点に追いつくと、さらに裏に出たボールを浮かせて逆転。阪南大高が勝利した。






プリンスリーグ関西2部


セレッソ大阪 監督:金晃正
GK 21 イシボウ拳 194.83 07.08.29 2年
DF 20 刈田琉唯  161.59 07.12.13 2年
   34 海保颯大  174.68 08.06.04 1年 セレッソ大阪西
   13 伏見晄永  175.73 07.05.07 2年
    6 藤井龍也  170.65 06.06.20 セレッソ大阪西
MF  8 首藤希   165.61 06.04.03 セレッソ大阪西
   33 手嶋蒼介  165.59 08.06.25 1年
   10 木實快斗  170.67 07.02.27 ソレッソ熊本
   14 西川宙希  170.62 06.12.01 
FW  9 安藤翔規  172.65 06.09.20 セレッソ大阪和歌山
   15 中山聡人  170.59 06.06.01 セレッソ大阪西

セレッソ
九番十五
十四十番三三八番
六番十三三四二十
二一
(4−4−2)
滝二 総監督:松岡徹 監督:小森康宏
十九
二二
十一七番五番十三
二番八番十七二十
(4−4−2)

まず触れねばならないのは、C大阪は昨年までの風間八宏さん体制ではないということ。昨年のユースは攻撃時でも強烈な横圧縮をしていわば「サイド」のいないサッカーをしていた。スペースを使わず、極端に技術重視のサッカーで選手を育てる方針に見えた。狭いスペースで空いてなくてもパスを出す。もちろんチームとしては勝てないが、それは織り込み済みでプロを育てるスタイル。しかし風間さんが離れた今、良くも悪くも普通のJユースのサッカーになっている。つまり4−4−2でサイドに開いてスペースも使い、センターバックで回して空いている選手に出していく。ロングボールも織り交ぜるし、サイドチェンジもある。普通のJユースサッカーは数多のJユースで育成実績があり、プロを育てられる。しかしC大阪は尖ったスタイルをしばしば繰り出す。スペインかぶれになった時期もあれば、ドルトムント式の猛烈な運動量になった時もある。風間さんのスタイルも含めていずれも長くは続かなかった。しょっちゅう変更するセレッソの育成ポリシーがなんとも理解しかねる。京都は割とJユースの標準的なスタイルで一貫しているし、G大阪は(前任監督はパワハラだったが)選手各自が個性を打ち出し大雑把な戦術で各自主役意識でやるスタイル、神戸はバルサ路線と方向性があるのだが、C大阪はコロコロ変わる。

さてC大阪はセンターバックでのパス回しから確実に前進する。㉞海保、��伏見は確実にボールを回し、伏見からは左足ロングフィードもある。海保もロングボールがあるようだ。ずっとしているので㉑イシボウが足元のシーンしかないが無難。サイドバックは高い位置を取る。��木實は左足で裏へのパスを狙う。サイドハーフはドリブル狙いだがスペースへの動き出しがよい。��安藤、��中山とも裏を狙いたいFWか。オフサイドラインをもう少し見て飛び出してほしい。

滝二は5番が引いてビルドアップしたいが、全体的にプレッシングを受けたら失う。蹴るにせよ作るにせよ中途半端で何をしたいのか伝わってこないが、技術のある選手たちがプレーを迷っている印象。面白いシーンとしてはC大阪のカウンターで滝二の2番が足先で引っかけて倒し、相手を傷つけないクレバーなプロフェッショナルファウルで止めて警告も出ないシーンなのに、22番が主審に文句を言って22番に警告が出たもの。22番はクレバーではなかった。

さて力の差から言ってC大阪が回し続けていたらそのうち先制すると思っていたが、試合は引き分けに終わった。




金光大阪 監督:岩松哲也
九番十番
十一七番八番六番
誰々四番三番二番
誰々
(4−4−2)

近江B 監督:市川兼伍 コーチ:前田高孝
二一三番二十
十三十七
二四十九二三二二五番
二五
(5−2−3)

金光は基本的に運動量自慢のプレッシングチーム。金光は持たされるシーンが多いが、蹴る止めるの基本に差があり、強く鋭いパスで近江Bのプレッシングをかわす。しかし押し込んでからの打開策がない。近江Bは5−2−3で相手バックラインにまずは圧をかけてだめなら引いて5バックで守りカウンターを狙う。まあAチームと同じスタイルだ。劣る点はやはり基本。奪ったら連動して上がるスローなカウンターという点も同じ。このゲームについては金光が一枚上だと思った。




大阪桐蔭 監督:永野悦次郎
十五十四
三番六番八番十番
二番四番五番七番
一番
(4−4−2)

大産大附 監督:中西幸司
九番十七
七番誰々十番十一
六番誰々三番五番
誰々
(4−4−2)

大阪桐蔭はじっくり支配して押し込みたいタイプのチーム。このゲームもやはり押し込む。対する大産大附はサイドに人数をかけて攻略したいチーム。基本的にはサイドバック、サイドハーフ、ボランチかトップが寄って連動して崩す。このチームの特徴としてサイドを破ったのにゴール前が薄いというシーンが多い。が、観ている間は押し込まれ、大阪桐蔭ペース。ただピッチを離れたら大産大附の歓声が何度か上がった。中西先生のサッカーはもっと評価されていいと思う。ゴール裏観戦、しかも20分弱なので、選手名というか番号特定は困難。




近大附 監督:寺師悠斗
十番十九
十一三番七番
六番四番誰々誰々二番
誰々
(5−3−2)

ヴィッセル神戸B 監督:安部雄大
十五十九三七
二五二八
二四
三番四三十九二六
十二
(4−3−3)


近大附は5−3−2。関西で最も筋骨隆々としたチーム。当たりでは下級生チームの神戸Bとは勝負にならない。神戸Bは一方的に支配し回し続けるが、ゴール前では打開できず、近大附5バックの前にてこずる。そして近大附がカウンターで運びゴール前の10番に預けると反転シュートが決まる。実は2点目。さらに近大附10番の左シュートがポストをたたく。その後も神戸Bが回し続けるが、これは厳しいと思っていたら終了間際に2点取って2−2で引き分けたようだ。神戸Bが上手いのはよくわかったが、でかい選手への対応がカギだ。




東山 監督:福重良一
十一十番
十三七番十八十四
誰々十六二五二番
誰々
(4−4−2)

初橋 監督:阪中義博
誰々
十六十番八番二七
三番二二四番二六二一
一番
(5−4−1)

東山が支配する。18番中心にパスを回し、サイドで加速する。サイドも開くだけでなく中に顔を出しビルドアップに人数を割く。
初橋は戦力的に引いて守るしか手がない。1トップはたぶん新人戦の中心選手9番だと思うが遠方で孤立している。和歌山県高校サッカーのためになんとかプリンスリーグに残留してほしい。


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T.K. [MAIL]