| 2023年11月04日(土) |
高校選手権愛知県大会準決勝 刈谷−岡崎城西 愛工大名電−名古屋 |
愛知県は言うまでもなく人口が多く、クラブユースサッカーも盛んだ。しかし高体連は低調で、全国ではぱっとしない。その現状を知りたくて準決勝に足を運んだ。強豪校は軒並み敗退している。さらに運営は場内放送が全くなく、ビジョンはあって選手名の表示はない。愛知県高体連の力も運営も疑問だらけである。
高校選手権愛知県大会準決勝 刈谷−岡崎城西 11月4日 港サッカー場 11時 ピッチ良 晴
刈谷 十番十四 十八二一十三三番 五番四番六番十二 十七
岡崎城西 十二十番 九番七番六番八番 二番三番四番五番 一番
刈谷 監督 平松智宏 17 山下貴也 3年 179 69 刈谷市立依佐美中 12 鶴田敦也 3年 168 61 豊田AFC 6 原田賢吾 3年 176 67 岡崎市立竜南中 4 岡島陽 2年 184 67 名東クラブ 5 渡邉匠真 2年 172 63 Nagoya S.S 3 上浦巧 2年 167 59 刈谷JY 13 鈴木湘真 3年 171 64 愛知FC押切 21 古市哲也 3年 178 68 刈谷JY ? 14 望月陽登 3年 171 63 FC豊川 10 野崎壮馬 3年 168 55 愛知FC押切
岡崎城西 監督:菅沼優也 1 石川温志 3年 170 73 高浜FC 5 倉橋賢太 3年 170 57 刈谷JY 4 小林煌永 3年 173 57 リベラール豊橋 3 阿南冴太朗 3年 175 61 FCフェルボール愛知 2 高木里駈 3年 173 63 SC豊田 8 渡辺真生 3年 171 62 FC豊川 6 国師遼渡 2年 180 76 刈谷JY 7 栂野颯馬 3年 167 50 WYVERN FC 9 三浦琉之介 3年 165 60 刈谷81 10 洞口郁斗 3年 165 55 ASラランジャ豊川 12 喜種蓮 3年 171 56 刈谷JY
刈谷といえば赤だすきの名門である。全国制覇経験もある。刈谷のチームは少年サッカーだろうが、旧日本電装など FC刈谷だろうが、とにかく赤だすき。全少で刈谷第一FCが準優勝したのはもう20年も昔だろうか?
刈谷の右ハーフは8番だったかもしれない。 刈谷はタテに速いチーム。14番は徹底して裏を狙う。岡崎城西バックラインは押し上げる割に駆け引きが不得手なので14番は常に優位に立つ。また10番はセカンドトップとしてボールを持って仕掛けることができる。 刈谷は特定のロングボールの起点はないが、全体的にキック精度がある。ただし全国レベルとは言い難い。1試合通じ何度か14番に合えば、という意図か。 岡崎城西は右で持って左に展開したいチーム。右サイドバック五番なり右センターバック4番なりからサイドチェンジして左で待っているエース9番に出して仕掛けたい。9番はスピードがある。また5番は正確なフィードがあり、9番以上にスピードがあり、タテへの受け方がいい右ハーフ8番に出す形もある。いずれにせよ攻撃の起点は5番であることが多い。ボランチは攻撃面での役割はセカンドボールを拾ってトップに当てること。ただキャプテンの7番は運べる。ビルドアップはほとんどない。12番はポストを見せる。カットインシュートもあり。 正直言って両校全国レベルとは言い難い。シンプルな蹴り合いだ。大阪よりかなり落ちる。大阪ではラウンド16レベルではなく、ラウンド32で何とか、というくらいで、人口の多い愛知県ベスト4と考えると、強豪校に敗退が多かったとはいえ、残念と言わざるを得ない。 28分、刈谷、カウンター、ロングボールが14番に通るがトラップが甘く一気にタテに抜け出せたケースで後ろ向きトラップ、しかし左の18に出し、抜け出しかけて切り返しコントロールシュートが右隅に決まり、刈谷先制。前半1−0。
ハーフタイム、刈谷12番→11番。45分、刈谷、8番?が前線でカットして14番へ。裏に抜け出しGKをかわしゴール。2−0。場内の雰囲気が完全に刈谷ムードになる。これが伝統校の力。岡崎城西はメンタル的に厳しい。さらにゲームが蹴り合いなので、刈谷のロングボールには観客の声援があるが、岡崎城西には逆風となり、ますます単調になり、時間だけが過ぎていく。20分頃、刈谷8番→19番。24分、刈谷12番→2番。岡崎城西8番→13番。27分、岡崎城西7番→15番。29分、岡崎城西10番→18番。36分、刈谷6番→16番。刈谷の雰囲気のままタイムアップ。結局2−0で刈谷が決勝進出した。
高校選手権愛知県大会準決勝 愛知工業大学名電−名古屋 11月4日 13時半 港サッカー場 ピッチ良 晴
愛工大名電 十番十一 八番 七番六番九番 五番四番三番二番 一番
名古屋 七番九番 十番 二二 十五二一 十三六番五番三番 一番
愛工大名電 監督:宮口典久 1 水谷準乃右 2年 180 65 名古屋グランパス 2 吉田優 3年 177 65 フェルボール愛知 3 大野想空 3年 178 69 東海スポーツ 4 萊山鉄人 3年 180 70 刈谷81FC 5 蒲池陽汰 2年 177 65 刈谷81FC 6 三岡優 2年 172 63 愛知FC 9 杉浦壮師 3年 172 65 名東クラブ 7 亀山敦貴 3年 180 62 フェルボール愛知 8 蒲池壮汰 2年 177 60 刈谷81FC 11 高木和 3年 174 67 愛知FC 10 後藤梨久 3年 180 70 刈谷81FC
名古屋 監督:山田武久 1 小林航大 3年 180 78 フェルボール愛知 3 井上款斗 2年 174 69 愛知FC押切 5 月岡陸斗 3年 169 64 VIDAHotts 6 田中響貴 3年 178 70 フェルボール愛知 13 齋藤力 2年 176 58 愛知FC庄内 21 櫻井神威 2年 165 59 愛知FC押切 15 田口想太 2年 176 59 愛知FC押切 22 恒吉賢心 2年 175 62 名古屋グランパスU15 10 仲井蓮人 3年 177 69 ラランジャ豊川 9 小川怜起 3年 176 64 緑FC 7 森柑太 3年 169 64 パテオFC
愛工大名電も名古屋も全国的には全くの無名チームであろう。名古屋のような大きな町で名古屋高校を名乗られると、本観戦記では「名古屋」と記載するが、たいていの場合、「名古屋グランパス」を指す。ちなみに私学。名古屋学院大学系列。 さて、試合が始まると愛工大名電は全くの技術不足で第1試合とクオリティは変わらない。つまり大阪府ならラウンド32くらい、といったところ。出身チームは悪くないのに、ただ蹴るだけだ。全く繋がない。パスサッカーを全く指導されていない。またそのための技術も足りないように見える。右サイドバックの��吉田はチーム随一の好選手で、攻守に能力が高かったが、目立つのは彼くらいだった。対する名古屋はしっかり繋げるチーム。愛知県ベスト4の中でここだけは全国レベルで戦えるように見える。別格の選手が二人いる。左サイドバック��斎藤がまず圧倒的なロングスローがある。全国レベルでも上位のロングスローだ。また正確な左足クロスがある。左足フリーキックも担当。運動量もある。高校レベルでは左サイドバックに欲しい能力を見事に備えている。そして左ハーフ��仲井はドリブル小僧。二人寄せてきても仕掛ける技術とスピード、切れがある。そしてトラップも攻撃的で狙いがある。右足フリーキックも担当。彼は名古屋という進学校でなければプロを考えたはずだ。大学経由でプロもあるかもしれない。対面の愛工大名電の右サイドバック��吉田がよく抵抗していたが、それでも応援なしには止められなかった。 11分、愛工大名電��三岡の右コーナーに��吉田がヘッド、これはバー。さらにトップ下から飛び出す�┳�池壮汰が右クロスをいれるが、やや雑な蹴り方か、精度が足りない。名古屋も30mFKでトリックを仕掛けた。ゲームを通じて名古屋は用意した小技を惜しみなく披露する。27分には名古屋㉑櫻井が裏に出し㉒恒吉が切り返し左足シュート、左を襲い、愛工大名電の好GK�/綯�がナイスセーブでコーナーに逃げるが、この左コーナー、��仲井の正確な右足に��田口がダイレクトボレーで合わせる。わずかに外れた。32分、名古屋の左コーナー、ヘッドは上に外れる。直後もGK�/綯�が飛び出して好セーブ。水谷はグランパス出身だけにしっかり指導されていたのだろう。愛工大名電はバックラインを押し上げてコンパクトに守るのだが、GKのカバーが信頼できるからだろう。35分、名古屋右サイドバック�0羮紊�一気にサイドチェンジして��仲井がカットインシュート。直後にも��仲井が仕掛けてシュートはブロック。愛工大名電はセンターフォワード��後藤に入れるが、身体を入れてもキープしきれない。前半は0−0で終了。
後半3分、愛工大名電はカウンター��高木がスピードに乗って左クロス、ニアに��後藤が詰めて先制。なお後半から名古屋が3トップ気味で��仲井が右に移っている。意図は明らか。愛工大名電の守備のストロングポイント��吉田を避けて、左サイドバック�コ�池陽汰を攻略することだ。この策はハマる。いささか�コ�池陽汰には荷が重く、止められない。プロを狙えるドリブラー相手に普通の高校生が1対1では厳しい。やがて名古屋は4−3−3に組み替える。
七番十八十一 十番六番 二一 十三五番二番十五
つまり能力の高いキャプテン�ε鎮罎鮠紊欧拭�セットプレーから何点も入りそうだが、イマイチ合わないのと愛工大名電が集中力を保っている。しかし31分、名古屋�ε鎮罎了海覆蠅虜限�クロスがこぼれて��原康介が決めて同点。35分には��斎藤の左ロングスローがついに炸裂する。�ε鎮罎�頭でそらし1−2と逆転した。力で上回る名古屋が後半はずっと押して、耐えていた愛工大名電がついに耐え切れず決壊した。結局1−2で名古屋が勝ち、決勝に進出した。
この観戦記の選手名はプログラムに従って記載したが、プログラムが間違っていた。ビジョンも場内放送もないので一般ファンとしてはこれ以上無理だったが、中心選手について訂正する。
名古屋10番は原康介。大会終了後1月下旬にコンサドーレ札幌入りが発表された。また13番は月岡陸斗だ。
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