サッカー観戦日記

2022年02月27日(日) J2第2節 岡山−徳島(書きかけ)

Jリーグ開幕直後、コロナ禍で強い感染力のあるオミクロン株及びその変異株の蔓延かで3密(密閉・密集・密接)のうち、スタジアム観戦は密閉にはならないし、周囲でノーマスクでしゃべる人がいない限りは密接にも該当しない。そういう人がいればあらかじめ逃げる。で密集、つまり例えば1メートル以内に何人かいる状態はスタジアムでたとえ二席に一席着席では回避できない。つまり一密の回避は生観戦である限り困難である。そういうわけでJ1観戦は極めて困難である。私はすでにさっさとブースター接種している。それなりのレベルの理系だし、ワクチンの仕組み、メリットを理性で理解している。陰謀論に陥るには十分なサイエンス知識があるので、変な思想に走ることはないし、幸い周囲の大半もサイエンス知識がある。まあ接種している人の大半は「なんとなく」「雰囲気で」だろうが、陰謀論者の「目覚めたから」「なんとなく」「雰囲気で」よりはかなりましというもの。でブースター接種しても感染リスクは無視できない。三月三日時点で大阪府はすでに65万人が診断された感染者。大阪府の人口880万人からすると既に13人に1人近くが感染しており、まともな社会生活を送っている人なら周囲に感染歴の持ち主は必ずいるはずだ。そういうわけで開幕直後はJ2観戦し、J3やJFLが開幕するとそちらにシフトしていくつもりである。

さてJ2の観戦計画は第1節が徳島−金沢、第2節は岡山−徳島、第3節は金沢−町田を観戦予定。つまり3試合で4クラブしか観られない。うまく散るように計画立てろよ!という話だが、まあうまくいかなかった。

さて岡山だが、ついでの観光として岡山城は現在改修中、後楽園はコロナ禍で現在閉鎖中ということで倉敷観光に絞った。新大阪からはバリ得という格安新幹線チケットがあり、山陽新幹線はひかりとこだまに乗れる。ただしひかりといってもほぼ各駅停車。行きは相生のみ通過、帰りは全くの各駅停車である。山陽新幹線こだまは本数も少なく、全く使えない。で、倉敷観光クーポン付きののものがあり、それを使った。

倉敷駅の観光案内書でクーポンを受け取ると、美観地区に向かう。人口運河の両岸に蔵が並び、西洋絵画で知られる大原美術館などがある美しい地区である。まずまっすぐ美観地区に向かい、風景を楽しんでから、近くのいがらしゆみこ美術館に行く。いがらしゆみこさんとは「キャンディ♡キャンディ」の作者で知られ、様々なヒット作があるが、残念ながら多くは原作付きで、マンガ家にありがちな社会性の無さか、遵法精神に欠け、数々の著作権違反を犯し、原作者に次々と敗訴し、その際の発言も幼稚なもので、裁判・プライベートともにいとも簡単に論破されている。その多くの代表作は現在出版を禁止されている。そんな中、数少ない原作なしの代表作「メイミー♡エンジェル」の複製原画展があった。入館はクーポンで550円。小さな美術館だが、いきなりアメリカ近代のドレスに圧倒される。入館者は所定の金を払えば着れるが、私は男性だし、女装の趣味もないのでやめておいた。で、3階が複製原画展だが、入場禁止。イベントがあるため閉鎖ということで、目当てが外れた。2階では全コミックスが読めるが、時間がないのと接触感染が怖いのでやめて撤退した。そして美観地区に戻り、川舟に乗れるか確認したが500円と安いものの待ち時間が長く、やめておいた。そして大原美術館に向かう。当地の商家・大原家が西洋絵画を集めた美術館で、モネの「睡蓮」やエル・グレコの「受胎告知」は世界的に有名な絵画で、本館の看板である。その二作はむろん何度も観ているが、今回も時間をかけて観て、他は飛ばし気味に回った。そして大原邸に入館し、当地の大富豪の生活を観て、個人宅とは思えないな、と思いながら、更に白桃ソフトやスイーツを買い、倉敷駅に戻って、岡山駅に向かい、ファジアーノ岡山の会場に向かう。スタグルではカキフライの卵とじ丼(500円)と餃子(350円)を食べ、更にシラス丼を狙ったが、売り切れだった。フランクフルトを買い、カンスタのバックスタンドに入った。二席に一席ペースで端っこまでそうなので、ならば、観づらい一番端っこよりは、そこまで観づらくない場所を選んだ。

両車トップ。岡山のインサイドはフラット気味でスペースを埋めて、徳島は逆三角形でボランチが余るし、回せるのだが、ミスをかっさらって岡山がチャンスを作る。特に左ウイングのチアゴ・アウベスが素晴らしい。確かなテクニックとスピード、正確な左足。日本はヌルイい、ブラジルに戻りたいという発言があったそうだが、岡山ののんびりしたローカルムードは合わないのかもな、と思った。そして徳島は3トップ相手のビルドアップが未熟で、危なっかしい。後方でのパスミスをチアゴ・アウベスにかっさらわれ難なく決められる。さらに左サイドでチアゴ・アウベスがターン、スピードでDFを交わし裏へ、デュークが徳島キーパーと左より角度はイマイチながら1対1シュートを触られる。超決定機。さらにチアゴ・アウベスの正面反転シュートを徳島DFの手にあたりPK。これをデュークが緩くてコースも甘いPKは止められ、追加点が決まらない。これは正直かなり情けないPKだった。この日はデュークの日ではない、と思った。しかしPKキッカーのファーストチョイスがチアゴ・アウベスじゃないとは驚きだ。


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T.K. [MAIL]