サッカー観戦日記

2021年01月07日(木) 全日本U−18女子選手権1回戦(3日分)千葉−リラ・コンサドーレ 大分−新潟 日テレ・メニーナ−ANCLAS 愛媛FC−C大阪

全日本U−18女子選手権1回戦
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU−18−リラ・コンサドーレ
1月3日 13時30分 堺S2 ピッチ良 晴


千葉           コンサドーレ
−−−三木−−岩下−−− −−−東堂−−佐々木−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
遠藤−朝倉−−錦織−稲山 尾崎−今立−−宮林−菅沼
鈴木−児玉−−井上−佐藤 遠藤−青木−−増子−近田
−−−−−田村−−−−− −−−−−伊藤−−−−−


ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18 監督:三上尚子
前所属は全員ジェフユネイテッド市原・千葉レディースU−15
GK 21 田村亜沙美 04/06/11 173
DF 3 井上千里 (Cap.) 02/10/27 167
DF 4 児玉耀     02/09/14 160
DF 6 佐藤蓮     03/02/01 160
DF 22 鈴木京響 04/12/31 161
MF 5 朝倉陽菜 02/09/26 158
MF 7 稲山美優 03/08/06 159
MF 14 遠藤真緒 04/05/04 164
MF 23 三木瑞葵 02/07/17 159
FW 8 錦織美紀 03/12/23 159
FW 16 岩下楓     04/10/09 174


北海道リラ・コンサドーレ 監督:浮田あきな
GK 40 伊藤楓夏    07/08/15 165 札幌シーガルフットボールクラブ U−12
DF 2 遠藤美音    03/12/17 161 千歳高台サッカースポーツ少年団
DF 3 近田夏歩    03/07/24 160 アンフィニMAKI.FC U−12
DF 4 増子晴奈    02/06/17 164 LIV FOOTBALL CLUB U−12
DF 5 青木日向子   03/03/20 160 前田北サッカー少年団
MF 7 今立のどか   02/07/01 153 NORTE 札幌FC U−12
MF 8 佐々木由真   03/05/30 152 クラブフィールズ・リンダ
MF 10 宮林桜生 (Cap.) 04/03/30 154 祝梅サッカースポーツ少年団
MF 11 菅沼愛     03/06/14 155 北広島サッカースポーツ少年団
MF 15 尾崎柊     06/06/25 162 札幌中央フットボールクラブ
FW 17 東堂正枝    06/05/08 165 北海道コンサドーレ釧路U−12



千葉は浦和やメニーナと並ぶ関東3強、というか全国3強である。タレントが多い。例えば2トップの岩下は174cmあり、それなりに上手く戦術眼もあるが、2列目から飛び出す錦織の存在が際立つ。相棒の三木も岩下のポストを活かし飛び出せる。というか岩下が囮に徹する印象すらある。GK㉑田村は相当な逸材。まず間違いなくトップ昇格するだろう。サイズもあるが反応も技術もパワーも何の問題もない。さらには控えのゴールキーパー大熊茜(173cm)や怪我でベンチに入っていないDF内田果菜も代表選手という豪華さ。CB井上はトップ昇格内定。サイズもあるが足元の安定感や対人守備の堅さを評価されたのだろう。千葉はWEリーグ加盟が決まっているのでプロ契約しうる逸材と評価されたのだろう。稲山と三木もサイドからどんどん飛び出す。こういう書き方をすれば千葉は全員凄い、という感じだが、まさにそういう印象だ。バックラインの能力が分からないくらいだ。リラ・コンサドーレとの力の差は歴然で、実際コンサドーレのシュートはゼロだった。猛攻を受けていたキーパー㊵伊藤はまだ中1で才能豊かなことは分かるが、まだどう伸びるかはさっぱりわからず。センターフォワード�嬰貽欧話忙劼離┘蝓璽肇繊璽爛灰鵐汽鼻璽豢�路出身の中2で、やはり才能は有りそうだが、如何せん千葉・井上が強力過ぎて現時点では歯が立たない。早々に千葉・�梓箍爾�決めて前半飲水タイムで移動したが、最終スコア3−0はむしろリラ・コンサドーレのポテンシャルを示すもの、といった方がいいかも知れない。

公式記録




全日本U−18女子選手権1回戦
大分トリニータ レディースU−18−アルビレックス新潟レディースU−18
1月3日 13時30分 堺S3 ピッチ良 晴


大分           新潟
−−−−−上野−−−−− −−−−−坂井−−−−−
村上−藤内−−園−−久保 −加藤−−岡部−−小泉−
−−−−−行部−−−−− −−−阿部−−白沢−−−
橋本−児玉−−田野−壁村 山口−渡邉−−遠藤−鶴巻
−−−−−衛藤−−−−− −−−−−小野−−−−−



大分トリニータレディース 監督:岩尾瑞貴
GK 30 衛藤七海 06/05/25 159 緑丘サッカースポーツ少年団
DF 2 壁村千尋 (Cap.) 02/08/04 150 別保SFC
DF 4 田野愛華 04/10/26 169 明野西JFC
DF 7 橋本凜     06/01/20 156 明野西JFC
DF 18 児玉一穂 06/08/30 164 FCアリアーレ
MF 8 藤内なぎさ 04/12/25 160 MSS
MF 9 行部心彩 05/04/19 164 緑丘サッカースポーツ少年団
MF 10 上野仁胡 05/10/10 161 千怒小サッカースポーツ少年団
MF 21 園ひなの 07/01/20 155 FC中津ジュニア
FW 3 久保花暖 05/03/05 161 判田サッカースポーツ少年団

FW 20 村上叶恋 06/08/29 155 碩田サッカースポーツ少年団

アルビレックス新潟レディースU-18 監督:西東友里 
前所属はアルビレックス新潟レディースU−15
GK 1 小野杏菜    02/09/02 172
DF 2 遠藤沙和    02/12/16 155
DF 4 渡邉さくら   02/06/22 164
DF 7 山口歌子 (Cap.) 02/06/19 165
DF 13 鶴巻美優    04/03/04 166
MF 6 小泉七瀬    02/06/04 165
MF 10 阿部文音    02/11/19 163
MF 14 白沢百合恵   04/04/09 164
MF 15 加藤月唯    04/03/04 159
FW 8 岡部莉子    03/12/02 158
FW 11 坂井瑠南    02/10/28 171



前半飲水タイムから前半終了まで観戦。
大分トリニータレディースは創設が早かった。強化は特に進めなかったが、クラブの経営が苦しいときも決して潰さず、大分のサッカー少女にサッカーをする場を与え続けた、という意味で存在価値は大きい。そして柳ヶ浦高校が強くなり、人材を送り込んでいる。他に地元にはカティオーラフットボールクラブレディースやヴェルスパ大分レディース、中津FC
 POMATOなどもあるが、やはりトリニータの存在感が頭抜けている。一方アルビレックス新潟は明確にトップチームへの育成アカデミーだ。アスリート揃いだ。身体能力差は歴然としているし、体格差も大きい。テクニックでもはっきり新潟が上だ。おそらく大分の選手で新潟でスタメンを勝ち取れる選手はいないだろう。キーパーソンは1ボランチの行部で身体を張って繋げる選手。新潟は支配し続け、��坂井に当てて2列目が拾い続ける。��阿部と��白沢のボール察知能力は素晴らしい。この二人で回し続け、サイドも使い、大柄なゴールキーパーやバックラインの能力は全く分からない。前半0−0で耐えたのが不思議なくらいだ。前半で観戦を打ち切ったが新潟の勝利を確信した。最終スコアは0−3。シュート数3対24というシュートラッシュだった。


公式記録





全日本U−18女子選手権1回戦
日テレ・東京ヴェルディメニーナ−ANCLASノーヴァ
1月3日 13時30分 堺S4 ピッチ良 晴


メニーナ         アンクラス(布陣分からず)
−土方−−樋渡−−山本− −−−−−−−−−−−−
−−岩��−−−−大山−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−松永−−−−− −−−−−−−−−−−−
池上−熊谷−−坂部−柏村 −−−−−−−−−−−−
−−−−−野田−−−−− −−−−−−−−−−−−



日テレ・東京ヴェルディメニーナ
GK 1 野田にな 03/09/05 170 バディフットボールクラブ
DF 2 柏村菜那 04/04/15 161 FC中原
DF 3 坂部幸菜 (Cap.) 03/09/17 166 東京ヴェルディジュニア
DF 4 熊谷美布 04/02/19 168 日テレ・メニーナ・セリアス
DF 6 安積和季 04/07/12 158 富士見丘少年蹴球団
MF 8 大山愛笑 04/09/19 158 東京ヴェルディジュニア
MF 11 岩��心南 02/10/08 160 芝スポーツセンター芝南サッカークラブ
MF 17 木村彩那 03/12/17 160 日テレ・メニーナ・セリアス
FW 5 樋渡百花 05/10/09 165 上北沢サッカークラブ
FW 7 土方麻椰    04/04/13 164 新座片山フォルティシモ少年団
FW 9 山本柚月 02/09/01 165 NPO FCパーシモン

ANCLASノーヴァ 前所属記載なしはANCLASアルバ出身
GK 12 渡部心結    07/04/05 157 前所属なし
DF 2 石川京樺    07/03/16 152
DF 3 穴田美宇    06/11/14 155
DF 7 庄司美優 (Cap.) 06/11/01 153
DF 13 高山遥葵    06/07/17 160
MF 4 弟子丸紗羽   07/03/25 148
MF 6 梶原莉愛    06/08/17 146
MF 10 阿間見茜    05/06/09 156 福岡J・アンクラス
MF 11 近藤花     07/05/02 150 ALECIO FOOTBALL CLUB
MF 17 坂口里緒    07/05/17 159 惣利春日南FC
FW 9 山下藍     06/04/28 154



ANCLASについて。福岡では日本における制服がセーラー服の起源という福岡女学院中・高・大が一体になったチームがだいぶ前から活動していた。それをきっちりした形でクラブチームにしたのが福岡J・アンクラスだ。Jは「女学院」、アンクラスは錨だ。全国リーグでの挑戦からいったん身を引き、アカデミー活動を学院外に開いた。とは言え、九州ではクラブユースの発達が遅れ、むしろ高校女子サッカー部への供給源として機能している。とはいえ、今冬の高校女子選手権九州代表校・東海大福岡の登録メンバー30人にANCLAS出身者は一人もいない。代わりに東海大福岡は九州一円から選手が集まっている。
 対するメニーナについては説明不要だろう、と思うのは私の主観なので、日本で最も伝統と実績があるアカデミーと思ってもらえれば。明らかに代表選手をもっとも育てているチームだ。近年は4−3−3を採用している。しかもサイドバックは中に絞るファルソ・ラテラウ、偽サイドバックだ。つまり少し前までのグァルディオラ・スタイルだ。南米スタイルの伝統のある読売クラブだが、戦術的にも尖っている。これで近年トップもナンバー1に君臨してきた。今シーズンは浦和が女王だが。
一方的にメニーナが回し続けるクォーターコートマッチで反対サイドに釘付けのANCLASの布陣は全く分からない。それどころかメニーナはゴールキーパー�〔酖弔僚佝屬�なく、プレーでの動きよりも身体を冷やさないための動きばかり目立つ。何しろバックパスの機会すらないのだ。後半飲水タイム間際、1度バックパスが回ってきて、余裕でパスを出した。私が観ていた間の野田のプレー機会はこの1回だけだった。正直、力の差がありすぎてメニーナの選手の力量が分からない。しかもずっと70m先でプレーしているし。ANCLASはスタメンに高校生は一人だけ。これもありなのか?と思いつつ、それでも九州28クラブのトップというあたりに九州のクラブの未発展ぶりが伺える。一応昨年観てるから大山の能力の高さとか、3トップの強力さは分かっている。シュート数37対1とメニーナが圧倒したが、この内容ではむしろANCLASがどうやってシュートを撃てたのか分からない。


公式記録

ここまで第2試合の3試合はハーフコートマッチでしかもずっと反対サイドでプレーが進んでいて良く分からなかった。




さて、最後のピッチS5はなでしこリーグ1部でありながらWEリーグには参加しない両クラブの対戦。このまま今後も参加しなければ、いわゆる「最強の街クラブ」的な位置づけになる。特にC大阪はJFAアカデミー堺があるので全国からタレントが集まってくるし。
正直C大阪があっさり勝つだろうと予想していたが、後半飲水タイムまで0−0である。とは言えやはり力の差は歴然としている。

全日本U−18女子選手権1回戦
愛媛FCレディースMIKAN−セレッソ大阪堺ガールズ
1月3日 13時30分 堺S5 ピッチ良 晴


愛媛FC         C大阪
−−−藤澤−−河本−−− −−−浜野−−四海−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
小林−大宮−−西岡−中田 高和−萩久保−松本−百濃
加藤−山本−−川合−徳山 中田−河岸−−田畑−白垣
−−−−−永見−−−−− −−−−−中田−−−−−



愛媛FCレディースMIKAN 監督:諸町光彦
GK 1 永見紗雪 02/10/15 151 松山市立小野中
DF 3 加藤美咲 02/10/06 155 北伊予ジュニアフットボールクラブ
DF 4 山本小百合 06/05/28 151 石井東フットボールクラブ
DF 6 川合未望 04/03/03 161 城南中
DF 18 小林葵   04/12/27 150 帝人サッカースクール
MF 5 中田歩実 04/09/13 165 窪田フットボールクラブ
MF 8 西岡楓音 06/06/06 146 松山サッカースクール
MF 10 大宮央    03/10/17 157 新谷サッカースポーツ少年団
FW 7 河本紗英 (Cap.) 02/09/04 155 窪田フットボールクラブ
FW 9 徳山木の実 02/04/09 159 上灘少年サッカークラブ
FW 11 藤澤和心 05/03/03 161 帝人サッカースクール

セレッソ大阪堺ガールズ 監督:池田昌弘 セレッソ大阪堺アカデミー出身
GK 31 中田凪咲    04/12/09 160
DF 25 田畑晴菜    02/05/27 164
DF 43 中田昌那    05/11/22 161
DF 44 白垣うの    05/10/11 166
MF 19 河岸笑花 (Cap.) 02/05/09 158
MF 22 百濃実結香   02/10/08 150
MF 24 松本奈己    02/11/28 160
MF 26 高和芹夏    02/07/23 158
MF 33 四海結稀奈   03/09/12 155
FW 37 北原朱夏    04/06/10 151
FW 39 和田麻希    04/08/19 165 アスぺガスフットボールクラブ



セレッソはトップ昇格が発表されていたかは不明だが、CB㉕田畑を軸に後方から組み立て、サイドの百濃と高和に預け切り崩したり、中に戻したりと中盤を支配する。萩久保のキープ力は素晴らしい。U−17代表。サイドバックの白垣も能力が高い。体格があり、高いポジションを取れるので、エース百濃をサポートできる。強いて挙げるなら2トップがパワーに欠け、中を固める愛媛FCに苦戦したかな?という印象。愛媛FCではC大阪の右と対峙した左サイドバック加藤の能力の高さが素晴らしい。来季トップ昇格。また闘志あふれるFW河本もトップ昇格。しっかり教え込まれているが、この体格の無さを見ると、松山市近辺の競技人口の少なさを感じずにはいられない。愛媛県には高校女子サッカー部が6校あるが、レベルはおそらく高くない。高校女子選手権がまだまだレベルが低かった時代は毎回愛媛県の高校が全国に出ていたが、現在では出られなくなった。おそらく愛媛FCのほうが数段強い。C大阪相手に0−0で耐えるのだから、確かに力はある。しかし67分、代わったばかりの浜野まいかが決めてC大阪が1−0で勝利した。シュート数1対26という差があった。


公式記録


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