サッカー観戦日記

2020年11月29日(日) JFL最終節 三重−高知

JFL最終節を前にしてヴェルスパ大分の優勝と、テゲバジャーロ宮崎の4位以内、つまりJリーグ昇格が決まった。5位鈴鹿は百年構想クラブじゃないから昇格はない。したがっていわきFC・ヴィアティン三重・FC大阪に可能性がある。


順位 チーム 勝ち点 勝ち 分け 負け 得失点差
1位 V大分 29 9 2 3 8
2位 宮崎 25 7 4 3 8
3位 ソニー 23 7 2 5 2
4位 ホンダ 22 5 7 2 9
5位 鈴鹿 21 6 3 5 5
6位 いわき 21 6 3 5 3
7位 三重 21 6 3 5 2
8位 FC大阪 20 6 2 6 3


V大分−FC大阪
宮崎 −いわき
ソニー−鈴鹿
ホンダ−マルヤス
三重 −高知

ソニー対鈴鹿は直接対決でソニーが勝てば、いわき以下は追いつかない。また鈴鹿が勝っても得失点差があるから厳しい。引き分けが望ましい。4位ホンダの相手は最下位マルヤス。もちろんマルヤスが勝つか最低引き分けが条件になる。FC大阪は優勝の決まったV大分、いわきは昇格の決まった宮崎が相手ということでモチベーションダウンが期待される。三重は低迷する高知が相手だが、最近好調だ。

さてこの日は三重のホーム、東員町に向かった。草津線で伊賀上野市の柘植駅に向かう。東京の人なら拓殖大が浮かぶかもだが、「柘植」と「拓殖」は微妙に漢字が違う。そこから関西線のディーゼルカーに乗り換え、関西本線で亀山に出て、そこから快速で桑名へ、そして三岐鉄道北勢線で東員町に向かう。

会場のアサスタは整った施設だが悲しいかな、非常に観づらいタイプの陸上競技場だ。スタジアムグルメは充実している。こういうところは今後も大切にしてほしい。

さてゲームは序盤から押し込む三重に対し、高知はDF陣が高く、クロスをことごとく跳ね返す。三重のクロス精度はまあ、並だが、とにかく入れるクロスの数が多い。また三重は繋げるので、中からの崩しも狙うが、パススピード不足、技術不足、それを誘引する高知の堅守もあって中からも崩せない。セットプレーも多く、特に左コーナーキックが目立ったが、高さ自慢の高知はゾーンで守り、三重のキッカーにゾーンの間に落とす球質がなく、ただカーブをかけただけでは跳ね返される。さらにはとっておきのサインプレーもなかったようだ。後半立ち上がり、クロスにニアで合わせるシーンが2回あったが決め切れず、これは極めて厳しいと思っていたら、後半三重が自陣のミスで奪われ、前に出ていたゴールキーパーの上をミドルループで抜かれ失点、以降も効果的な攻撃はなく、0−1で敗れた。

最終節の結果は以下の通り。

V大分3−0FC大阪
宮崎 3−0いわき
ソニー1−0鈴鹿
ホンダ2−3マルヤス
三重 0−1高知

せっかくホンダが敗れたのに、百年構想クラブも総崩れである。


順位 チーム 勝ち点 勝ち 分け 負け 得失点差
1位 V大分 32 10 2 3 11
2位 宮崎 28 8 4 3 11
3位 ソニー 26 8 2 5 3
4位 ホンダ 22 5 7 3 8
5位 鈴鹿 21 6 3 6 4
6位 三重 21 6 3 6 1
7位 いわき 21 6 3 6 0
8位 FC大阪 20 6 2 7 0



この結果、もちろん三重の昇格もなく、静まったスタジアムがいたたまれなく、急いでスタジアムを後にした。こういうつらいシーンはいくらでも観ているが、いくら観ても慣れない。


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T.K. [MAIL]