| 2020年08月02日(日) |
なでしこリーグ1部 INAC−千葉 |
なでしこリーグは今節から有観客試合開催である。関西になでしこリーグ1部はINAC神戸レオネッサとC大阪しかない。相手は千葉となかなかの好カード。観戦を決めたが、チケットが紙チケットではなく、電子チケット、つまり楽天チケットアプリしかない。私のスマホのi OSは条件を満たしているが、アプリをインストールしてもすぐに消えてしまう。いろいろ苦労して、一度アプリが開くようになったが1度きりである。INACには問い合わせ電話がなく、メール問い合わせなのだが、ゲーム前日に朝、というか深夜からメールを送ったら12時過ぎに一度返信があって、再返信したら17時過ぎても返信がない。この日は観戦を入れてなかったが、これほど返信が送れるのも困りもので、結局、入金とか受付番号等の証拠を揃えて入れるかどうか問い合わせて、「お待ちしています」との返答を得た。ダメなら2千円のチケットが無駄になるところだった。なお私はなでしこリーグを観られるはずの「JFA後援会」に入っているが、この後援会チケットについてはINACは全く触れていなかった。このあたり規約がどうなっているのか謎だが、この問題はJFA後援会に問い合わせても把握していないことは分かっている。
さて、会場に着き、紙チケットを発行してもらった。同様のことをしていた御年輩の方が多く、楽天チケットアプリなどの電子チケットは御年輩には難しいだろうという予想は当たった。というか、私の場合にはソフト的な問題だろうが、私で無理なら60歳以上の方はほぼ無理なのではないか?
さてスタンド内。有観客試合とは言え、入場者数絞っているわけで、私の前の段は4席に1人座る。しかし私の段からは2席に1人で、観客詰めすぎではないか?と思った。しかも後で分かるが、観客数は千人を切っており、バックスタンドに客を入れていないだけでなく、メインの特定の場所に人を詰め込み過ぎだと思った。周囲は着席可能席に全員座っているし、こういう新型コロナウィルス禍では、ルールを形式通り守るだけでなく、その趣旨を理解して、スタンドを広く使ってほしいのだが。これでは「密」に準じる。
さてINACの新監督はゲルト・エンゲルスさん。日本では高校サッカーからJからあらゆるカテゴリーで結果を出している優秀なコーチだが、女子は初めてだ。開幕2試合は1−0、ウノ・ゼロのスコアだ。INACは女子では唯一の完全なプロチームだが、ここのところ優勝できていない。選手がバイトする必要ないので、高卒ですば抜けたタレントが次々に入ってくるが、チームのレベルが高すぎて出番がなく、若い貴重な時間を無駄にしてしまい移籍していく、という悪循環が多い。日本女子サッカー全体の為には若く優秀な選手にはINACには入ってほしくない。こう書けばアンチINACと思われそうだが。私はINACが関西女子リーグの頃から観ているので、それなりに思い入れはありますよ。
なでしこリーグ1部第3節 INAC神戸レオネッサ−ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 16時 神戸ウイングスタジアム ピッチ良 晴
INAC 千葉 −−−岩渕−−田中−−− −−−成宮−−大滝−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 杉田−中島−−伊藤−増矢 山崎−岸川−−曽根−千葉 鮫島−守屋−−三宅−�眄ァ‐�澤−−林−−田中−千野 −−−−−スタンボー−− −−−−−船田−−−−−
INAC神戸レオネッサ GK 21 スタンボー華 DF 11 �眄グ�実 DF 5 三宅史織 DF 2 守屋都弥 DF 3 鮫島彩 MF 17 増矢理花63▼ MF 8 杉田妃和77▼ MF 6 伊藤美紀 MF 7 中島依美63▼ FW 10 岩渕真奈 (Cap.) FW 9 田中美南85▼ リザーブ GK 1 武仲麗依 MF 24 水野蕗奈 MF 13 仲田歩夢63▲ MF 15 阪口萌乃63▲ MF 16 西川彩華77▲ MF 28 八坂芽依85▲ FW 22 島袋奈美恵 監督 ゲルト・エンゲルス
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース GK 1 船田麻友 DF 24 千野晶子 DF 5 田中真理子 DF 4 林香奈絵 (Cap.) DF 11 小澤寛66▼ MF 13 曽根七海84▼ MF 28 岸川奈津希84▼ MF 15 千葉玲海菜66▼ MF 7 成宮唯 FW 6 山崎円美 FW 9 大滝麻未HT▼ リザーブ GK 17 山根恵里奈 DF 3 市瀬千里66▲ MF 8 瀬戸口梢84▲ MF 18 今井裕里奈84▲ MF 10 鴨川実歩HT▲ FW 23 広瀬桜66▲ 監督 猿澤真治
INACのスタメンについて。なでしこリーグ4年連続得点王の田中美南が日テレ・ベレーザから移籍してきた。これだけ結果を出していながらなでしこジャパンに選出されないので環境を変えようと考えたのかもしれない。ちなみに日テレ・ベレーザは今期から日テレ・ヴェルディ・ベレーザと改名している。ヴェルディはJリーグが出来た際相性が義務だったのでつけたもので、ベレーザの名前のほうが歴史が古い。私が天才を思っている選手が二人いる。一人はU−17女子ワールドカップで日本人初のMVPを受賞した岩渕で、ドリブルから決定的なパスを出す。ただ海外では活躍できなかった。もう一人が左足で柔らかいパスを出す、男子に例えれば名波浩のようなシルキーな杉田だ。GKスタンボーはJFAアカデミー福島時代から知っているが、長身で常人離れした反応もあり、しかもキックでもミスしない選手だ。代表経験のある武仲をサブに追いやっている。才能ではスタンボーなので、いったんレギュラーを取ると、今後武仲がレギュラーを奪い返すのは困難ではないだろうか?このまま出番が内容なら移籍したほうが本人の為だと思う。収入は下がるかもしれないが。�眄イ錬藤廚�らサイドバックにポジションが下がった。体格はあるが不器用で、しかし頭がいい部分があるのでスピードが無くてもサイドバックでもうまくやっている。左の鮫島は国民栄誉賞メンバー。スピードとスタミナに秀でた「長友タイプ」のサイドバック。ベテランだが未だに衰えていない。千葉の右ハーフ��千葉とスピード勝負を繰り広げる。センターバックコンビは守備力は高いがビルドアップのミスが目立つ。特になでしこジャパンの�セ安陲魯潺肱�発である。��中島はなでしこジャパンでも右足フリーキックを担当する。�荏�矢はドリブルが得意で、サイドでも中でも仕掛けられる。�Π貌�は小柄だが、びしっと鋭いグラウンダーパスがあり、中学生時代から注目していた選手。サッカーの街・五戸出身だ。
さてゲームは大雑把に。千葉は大きく引かず、前から追ってくる。これに対しINACはセンターバックのビルドアップが怪しくパスミスが多い。大きな展開もなく、これがエンゲルス監督の「大きく、大きく」(エンゲルス監督はドイツ人だが、日本生活が長いので、日本語に堪能だ)というコーチングにつながる。前線は小柄なのでロングボールを当てられない。一方で終盤はポジションチェンジを多用し、中盤で回せれば千葉を後退させられる。中から崩すのか、サイドバックを活かすのか、極端にメッセージ性のある攻撃はなく、「トータルバランス」がモットーなのかな?と思いました。例えば鮫島を活かすなら、杉田が中でプレーしてパスを出せるタイプだし、増矢も中に絞れるが、そうはしない。また��田中にもボールが入らず、ストライカーというよりスピードのある上手い選手の一人という感じである。��中島は杉田とポジションを入れ替えてサイドに現れることも。前半は0−0。千葉は2トップの「女イブラヒモビッチ」��と「ファンタジスタ」�Ю�宮のコンビが良かった。��は早々にヨーロッパに渡り、最強のリヨンに入ったが、172cmで変化をつけられるという彼女の特徴は、ヨーロッパでは長身FWとは言えないし、当時リヨンにいたスウェーデン代表ロッタ・シェリーンは180cmでスピードとテクニックがあり、スウェーデン女子代表ではストライカーというよりチャンスメーカーだったが、リヨンではストライカーとして君臨していて、��とは比較になるレベルではない。成宮には高槻時代にサインをいただいたことがあります。サイドも相手がINACでなければ攻撃面で効いていたのだろうが。
ハーフタイムで千葉��が交代。 INAC��田中が下がって��岩渕にスルーパス、ここでファンタジアを発揮し、トラップで目の前のDFをかわし、左からシュート、右隅に決まりINACが先制。さらに、��中島の左コーナーに�セ安陲�ニア寄りでヘッド、2−0として勝利した。 どうもやはりINACは堅実に勝つスタイルを追求しているようだ。普通フットボールのチームは1試合で良し悪しを判断できないし、このゲームについてもそうだが、ただ「可もなく不可もなし」という内容で、つまり今期のINACは大崩れはしないだろう。ロースコア勝利を重ねていく可能性は高いと思う。
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