サッカー観戦日記

2019年11月02日(土) 高校選手権香川大会準決勝 香川西−寒川 丸亀−大手前高松

何故高校選手権香川大会まで足を運んだのか説明しよう。今年は関西外で未見の激戦区に足を運ぶ方針にした。四国で全国制覇により近いのは徳島、というか徳島市立だろう。しかしおそらく徳島は層が厚くない。香川は層が厚い。元々高松商の1強だったが香川西の台頭で香川西の1強となった。しかしライバル校も台頭し、サッカー留学が多い香川西だけでなく、地元の育成も充実してきた。フットサルでも寒川が全国上位に入り、これから
どんどん強くなっていく地区であることが容易に予想される。そういう理由だ。

寒川はフットサルで観たことがある。そのときは全国ベスト4だった。当然スキルフルなチームと予想された。一方の香川西は今期観たプリンスリーグでは今治東に2−6と完敗を喫した。いかに強豪でもチーム状態が気になった。

高校選手権香川大会準決勝
四国学院大香川西高校−寒川高校
11月2日 11時 生島 ピッチ良 晴


香川西          寒川
−−−十一−−十番−−− −−−二六−−−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−九番−−−
九番−七番−−六番−八番 十四−二七−−八番−十三
二番−四番−−三番−五番 十番−五番−−三番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−



香川西
GK  1 寒川響生  3年 176/61 松茂中
DF  2 水元大貴  3年 167/55 フレスカ神戸
    3 ニラタケル
    4 嶺楽音   3年 164/53 ガンバ門真
    5 小林コウヤ?ユウヤ?
MF  6 クボコウスケ
    7 ハラユイト
    8 
    9 カガケイスケ
FW 10 山内タクミ
   11 宮本

寒川
GK  1 イノリュウヤ
DF  2
    3 ??シンジ
    5 ??カズマ
   10 ??ユウト
MF 13 アオキ
    8 ??
   27 ノセ
   14 ノノムラショウタ
FW 26 渡辺淳   レアルコリーダ
    9 ヤブアツキ 


選手名については聞こえにくい場内放送を耳コピ。情報があればぜひください。プログラム販売はなし。寒川は「かんがわ」と読む。


立ち上がり、安全第一である。8分、寒川、右スルーパスに9番シュートはセーブ。決定機。徐々に寒川が繋ぎ始める。香川西は6番が右コーナーキックを右足で蹴る。14分、寒川カウンターから繋いで右に展開、9番の右クロスは合わず。超決定機。18分、香川西9番→18番。クマノコウジロウ?寒川ロングフィード、香川西DFの間で9番に通りこぼれは弱い。決定機。26分、寒川2番のロングフィード9番競って26番落とし8番シュートは右に外れる。決定機。直後にも寒川26番ポストから9番はたき13番左足で右クロスはカット。香川西も10番のミドルが右を襲うがセーブ。決定機。35分には寒川ボレー、決まらず。その右コーナーキック、26番が右足で蹴る。結局前半は0−0で終了。

前半シュート数3対5、コーナーキック数2対1、ゴールキック数4対4、クロス数7対5、ファウル数3対4。

決定機数から分かる通り寒川ペースだったが香川西GK�ヾ╂遏覆笋笋海靴ぁ砲梁膤萍�で耐えた。11人制で寒川を観るのは初めてだがテクニカルなだけでなく大きな展開もあり、トータルで良かった。

ハーフタイムで寒川��ノノムラ→㉔イシカワハヤマ。香川西は8番が左ハーフ、18番が右ハーフに。6分、寒川カウンター、10が抜けるところを香川西��が倒し警告。抜けられると大ピンチなのでナイスファウルだ。8番が蹴るが実らず。13分、寒川13番アオキ→�吋ぅ離Ε┘▲螢織�。21分、香川西左コーナーキック6番にファーでヘッドは外れる。超決定機。23分寒川の右コーナーキックは香川西GK寒川キャッチ。ハイボールの処理が完璧なキーパーだ。寒川は繋ぐが地上のラストパスはGK寒川にセーブされクロスはキャッチされる。66分、香川西2番→12番、寒川9番ヤブアツキ→25番カミツナガ?26番が下がり25番が前へ。26番は起点になれるしパスも出せる好選手。35分、寒川10番がタメを作り24番の左クロスに26番ヘッドで逸らすとファーサイドネットを揺らす。0−1。ここまで寒川の左サイドバックがなぜ10番か、レフティーだけど技術は普通でサイドバックらしいアップダウンもスピードもなく良く分からなかったが、こういうサイドで起点を作るために10番なのか、と思った。というより本来中盤の選手だと思う。香川西は12番→15番。長身。FWに入れる。当然の策だ。サトウ?69分、香川西6番右スルーパスに20番マチダダイチターンから決めて1−1。ロスタイムに寒川が右から崩しシュートは右に外れる。決定機。結局80分間で1−1で終了。

延長前半8分、寒川24番カワカミケイゴ→6番ムラカミ?延長後半91分(延長後半1分)香川西10番の右足左クロスにまたしても20番マチダダイチがワントラップシュートを決めて2−1に。94分、寒川17番→4番ホヅミ。結局追撃ならず2−1で香川西が決勝進出。

押していたのは寒川だがピンチを耐え、少ないチャンスを決める香川西が強豪らしい勝ち方をした。寒川はゴール前でドタバタした感がある。実績から来る自信の差というか、勝った経験の差というか。力で一気に壁を超えるか勢いに乗るか、可能だったと思うのだが、寒川はまたも壁を越えられず。
パーソン・オブ・ザ・マッチは香川西GK�ヾ╂遒任靴腓ΑH爐琉堕蟯兇�チームを支えた。高校レベルでハイボールを完璧に処理してくれるとチームにとって大きい。彼がいたから寒川はシュートを外した感もあった。更にキックも伸び、しかもミスもなかった。素晴らしいキーパーだ。しかもおそらくゴールキーパーコーチがいないであろう中体連出身だ。高校に入ってからよほど努力したのだろう。






高校選手権香川大会準決勝
丸亀高校−大手前高松高校
11月2日 13時40分 生島 ピッチ良 晴


丸亀           大手前高松
−−−十四−−八番−−− 八番−−−十番−−−十一
−−−−−−−−−−−− −−−−−九番−−−−−
九番−四番−−六番−十番 −七番−−五番−−十四−
二番−二十−−三番−二一 −−六番−三番−二番−−
−−−−−二五−−−−− −−−−−一番−−−−−

選手名についてはプログラム販売がなかったこと、音響設備の悪い会場での耳コピ頼みで極めて不確かなことをご承知願いたい。大手前高松についてはプリンスリーグ四国のプログラムがあるが、まるで違っていたので分からない。FCコーマラントは提携しているクラブで、大手前高松は地元の選手を育てて伸ばしている。丸亀高校といえば香川県内屈指の進学校で、近年では高校演劇で自らの学校の明治時代の女子サッカーを題材にしたオリジナル作品「フートボールの時間」で全国優勝をしたことでも知られる。顧問の先生は転任されてしまったが。。。。。。



丸亀 監督:マヤヒデノリ
GK 25 タチフジシュン
DF 21 ニノミヤ
   20 ヤノマサト
    3 ヨシムラシンタロウ
    2 フジ
MF  9 ハカセナオト
    4 ヤノタイヨウ
    6 オノシタシュンサク
   10 カメイケンジロウ
FW  8 タクマサトシ
   14 シライワダイチ

大手前高松 監督:川上暢之
GK  1 三谷幸記 
DF  2 糸瀬英哲  3年 169/60 FCコーマラント
    3 八十嶋一斗 3年 167/66 FCコーマラント
   14 佐々原遼人
MF  5 福家正貴  3年 164/53 FCコーマラント
    7 村上乃介  3年 173/60 FCリフォルマ
    8 滝平昴也  3年 171/62 FCコーマラント
    9 富田修成  3年 167/54 FCコーマラント
FW 10 片上椋太  3年 169/66 MFC高松
    6 冨家仁
   11 谷本将虎  3年 166/60 FCコーマラント


注:大手前高松についてはスタメン情報いただいたので訂正しました。


私は発表されたポジションなど当てにしない。しかし大手前高松はホントにアヤックス式、あるいはクライフ式バルサの3−4−3だった。超攻撃的スタイルだ。リスクがあまりの大きいが、これは選手育成にかける信念の現れだろう。パスコースの多さを利してバックラインから徹底してパスを繋ぎサイドから仕掛ける。ロングスローまである。これに対し丸亀はここまで3試合1得点0失点2PK勝ちの数字通り超守備的スタイル。盾と矛の関係だ。サイドを破られても強烈な横圧縮で中のスペースを消す。FWも自陣に引き、バックラインが押し上げられない分、全体に下がってスペースを潰す。これでは丸高というより亀高、亀のように守る。ものすごい集中力だ。更にはGKが当たっており、今大会絶好調を維持していることをうかがわせる。大手前高松はどんどんパススピードが上がっていき、振り回しにかかるが引いた丸亀は運動量のロスを最小限に抑える。しかしカウンターが完全に孤立して全くシュート撃てない。ただPK戦になれば焦るのは大手前高松なので、攻めるしかない。更に20分に��村上→�吋汽汽�コウヨウ。そして38分、いきなり大手前高松��滝平が極端にスローテンポに。チェンジ・オブ・ペースが下手だと言われる日本人離れした遅さだ。そしていきなり右に展開し��佐々原の右クロスにファーポスト際で��片上ヘッドがさく裂し0−1に。

後半は攻めなければならない丸亀だが、ハーフタイムに大手前高松が��佐々原→�乾罐襯筌泪吋い搬紊┐燭里紡个掘△匹Δ盍鬱気倭�手層が薄そうで手が打てない。しかしゴールキーパーを中心に必死に耐える。後半24分、大手前高松��滝平の左ロングスローに�H�十嶋ヘッド。0−2。そして丸亀��シライワにラフで警告。そして後半32分丸亀��シライワダイチ→�乾肇瀬吋ぅ好院�
ベンチ「中田スタイルで行こう」。丸亀のベンチは面白い声をしばしば掛け、部が自由闊達な空気なのでは?と思わせる。大手前高松��滝平、��谷本→�殴�ワサキショウタ、�灰泪張澄4鬱気皚ア��ぅ�メヤマカンタ。0−2で終了。結局丸亀はシュート撃てずに敗退した。

丸亀について。凄い精神力でした。守護霊ついてましたね。大手前高松が幾ら撃ってもブロックに飛び込んだりセーブしたり。著名なヨーロッパの指導者が「フットボールとは攻撃だ」というのに対し別の著名な指導者が「フットボールとは守備だ」といったという。そのエピソードを思わせる。全員の意志を統一し守れば勝算が見えてくるということが分かった。

大手前高松について。この布陣が対丸亀スペシャルかは分からない。もし普段からこうだとしたら、高校サッカー界に革命を起こせるチームだ。過激なアヤックス式攻撃サッカー。誰もが憧れるスタイルだ。今までカップ戦で香川で勝った経験がないのが一抹の不安だが、力そのものは全国に出てもおかしくない、というより全国に出なきゃおかしい、というところまで来ている。決勝が楽しみだ。強くて魅力的なのは間違いない。


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