2019年10月14日(月) |
プリンス参入戦1回戦 関学−五條 一条−綾羽 草津東−神戸B |
プリンス参入戦について。今年から各府県リーグの上位2チーム、ただしプリンス所属チーム、例えば京都橘Bは除く、という参加チームでトーナメントを行い2勝した3チームが昇格することになった。本来、12日に1回戦、14日に昇格が決まるはずだったが、12日は主に東海や首都圏、東北に災害をもたらした大型で強い台風12号のために延期し、14日に1回戦を行ったあと、高校選手権終了後に決定戦を行うことに変更された。
プリンス参入戦 関西学院高等部−五條高校 10月14日 下鳥羽 9時45分 人工芝 曇
関学高 五條 −−−十番−−十一−−− −−−三二−−三五−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 二四−三番−−七番−九番 三七−三八−−五七−五十 五番−二三−−十三−二番 四八−二三−−五一−五八 −−−−−二十−−−−− −−−−−二一−−−−−
関学は身体ががっちりしていて10番に納まる。カウンターがしっかりしている。3番の守備力も高い。五條はドリブルチームで両サイドのドリブルが冴えているのだが、関学は両サイドバックの2番と5番の守備力、身体の入れ方がしっかりしていてギリギリで止める。五條は57番が引き気味から確実な技術と視野の広さで組み立てる。38番が細かいタッチで運べる。50番は高速ドリブルが光る。一方で守備力はパワー不足で関学10番に身体を寄せることしかできない。まずカウンター関学10番から9番に通り左足で決め1−0。さらに浮き球を9番ダイレクトボレーで追加点。2−0。内容的には互角なのだがゴール前でのパワー差が出た。 後半五條は攻勢を増し、さらに2トップを変えドリブルの威力が増す。後半25分、38番の左コーナーを交代出場の25番がニアで逸らす。2−1。さらに攻勢を高めるが決め切れず、関学が2−1で勝利し次戦に進んだ。
プリンス参入戦 一条高校−綾羽高校 10月14日 下鳥羽 12時15分 人工芝 曇
一条 綾羽 −−−二番−−十番−−− −−−九番−−十四−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 十一−八番−−六番−九番 十一−十七−−六番−七番 二二−四番−−三番−十三 三番−五番−−四番−十九 −−−−−一番−−−−− −−−−−二一−−−−−
一条は今年から監督が代わってスタイルも変わっている。つまりショートカウンタースタイルから、後方で回し組み立てるスタイルになっている。しかし一条センターバック陣に対し綾羽は2トップが必死に追いかける。スタミナが持つのか不安でしかも綾羽の2トップは不可欠に見える。綾羽は9番が高くて力強く、14番は変化をつけられそこそこ高くバックヘッドで逸らし9番が飛び出せる。6番は変化をつける。一条は2番が身体を張って10番に決めさせるスタイル。前半は0−0だが、後半6分、綾羽、6番の左コーナー中にこぼれて混戦を押し込み先制。しかしロスタイム、一条右ロングスローから競って7番がハーフボレー、右隅。1−1に追いつきPK戦へ。結局一条がPK戦で次戦に進出した。
プリンス参入戦 草津東高校−ヴィッセル神戸B
10月14日 下鳥羽 14時45分 人工芝 曇
草津東 神戸B −−−八番−−二一−−− −−−−−十七−−−−− −−−−−−−−−−−− 二三−十四−−六番−十九 十番−十四−−六番−七番 −−−−−三三−−−−− 三番−十五−−十六−二番 二二−三二−−五番−十五 −−−−−一番−−−−− −−−−−四一−−−−−
草津東はプロも狙えそうな強力なセンターフォワード9番がいない。となると基本技術の差は明らかで神戸Bが自由自在にパスを繋ぎ倒し草津東は振り回される。10番などはいいドリブルも見せるが、止めて蹴るという基本に差がありすぎて、判断が後手後手に回り、ひたすら走らされる。神戸Bは相手を見てドリブルを仕掛け、勝負パスもどんどん出てくる。18分、神戸B、14番の右足右コーナーを15番高いヘッドで先制。草津東は走れるうちに追いつかないと絶望的だと思った。前半は0−1で終了。 後半6分、神戸B、パス回しで草津東を広げ17番が隙を見てペナ内に切れ込みパス、左の14番が蹴り込み0−2。この時点で勝負あり。後半14分、17番が加速して右突破、23番が蹴り込み0−3。草津東は9番を投入。怪我していたのだろう。いきなりがっちり身体を入れたキープや半身からのターンなど、神戸Bでは歯が立たない。しかしパスは来ず、この後神戸Bは17番やその17番と交代出場の38番が決め、0−5と圧勝した。
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