サッカー観戦日記

2017年07月24日(月) 全中大阪大会グループリーグ最終戦 芝谷中−同志社香里中

全中大阪大会のベスト16によるリーグ戦の最終日である。ここまで両者1勝1敗で得失点差では芝谷中が上。上位2校が勝ち抜け。つまり引き分けなら芝谷中がベスト8に進む。


全中大阪大会グループリーグ最終戦
芝谷中学−同志社香里中学
7月24日 11時10分 高槻総合スポーツセンター青少年グラウンド 人工芝 曇


芝谷中          同志社香里中
九番−−−十一−−−七番 −−−十番−−七四−−−
−−−八番−−十番−−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−五番−−−−− 七七−七一−−誰々−八番
六番−三番−−二番−四番 六三−五五−−六四−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−五八−−−−−

開始1分、芝谷中11番が右裏のスペースに抜け右クロスのこぼれを9番流し込む。1−0。この日の芝谷中は7番が好調でスピードを活かし外や中に切れ込み突破を繰り返す。11番がポスト役だが、疲れかタッチが乱れる。というより全体に身体が重く、走れていない。コンディショニングが上手くいってない印象を受けた。特にインサイドの動きが重く、10番の柔らかいタッチも運ぶシーンは少ない。5番は相変わらず忠実に潰し、ミスが少ない。6番はあまり上がれず、長身の3番は激しく潰し2番が巧みにカバーする。4番は積極的に7番をフォロー。GKはキャッチングが高い。対する同志社香里中は77番の左足が精度高く、71番は正確にパスを捌く。74番は足元に納まり飛び出せる。10番はゲームをコントロール。守備陣は突破を許すがファウルをせず、最後ギリギリで耐える。5分、芝谷中7番が突っかけ4番右クロス、同志社香里中何とかカット。決定機。7分、芝谷中8番が突っかけるが、クロスはサイドネット。12分、芝谷中、左CKにファーで6番ヘッドは届かず。14分、芝谷中、7番加速するドリブル、11番へ、タッチが大きく切れ込むがカット。右CKへ。6番からファーで7番ヘッド、ヒットせず。ここで給水タイムではなくクーリングブレイク。19分、芝谷中7番中へ加速するドリブル、シュートは正面。決定機。この時間帯同志社香里中はカウンターで10番に集めるが囲まれ、さばくのが遅れる。スーパーなプレーを期待されているのだろうが。22分、芝谷中6番、左グラウンダークロス、流れて4番の右クロス、7番へ、同志社香里中GKキャッチ。26分、芝谷中右70度25mFK、いい位置だが4番が大きく上に外す。決定機。30分、同志社香里中ハーフライン手前から77番放り込み、芝谷中2番処理ミスを拾って74番難なく流し込む。1−1.芝谷中としては痛恨のミス。同志社香里中はワンチャンスを活かして後半に勝機を繋いだ。ロスタイム芝谷中6番の右CKに4番ボレーは上に外れる。決定機。結局前半は1−1。

かなり芝谷中が押していたが、決め切れなかった。そしてミスからの失点というのは得てして流れが変わるものである。

後半開始。同志社香里中はドリブルを見せ始める。これに対し芝谷中は走れずスペースを空けてしまい苦しい体勢で危険な位置でのファウルを連発してしまう。33分(後半3分)、同志社香里中スルーパスに10番届かず。35分、同志社香里中左FK、74番の右足はクリア。36分、同志社香里中、左80度25mFK74番の右足は壁。37分、芝谷中9番の左クロスに7番トラップが乱れ撃てず。38分、同志社香里中、左FK、71番の右足、クリア。次々に同志社香里中がドリブルを仕掛け、芝谷中は危険な位置でファウルを連発。前半とすっかり逆になった。42分、芝谷中6番の左クロス11番タッチが乱れGKキャッチ。14分芝谷中9番が中で受けて裏に出し、見事裏を取った11番が右足アウトで浮かせて決める。2−1。ここでクーリングブレイク。同氏は香里中は78番を右ハーフに入れたり、63番を前線に上げパワープレーを図るなど攻撃の圧を高める。47分、芝谷中11番が仕掛け正面25mFK。4番が蹴るが壁に当たる。この際同志社香里中の壁の手に当たったが、「手の利用」ではないからハンドではない。53分、同志社香里中、71番、左寄り30mFK、ここで芝谷中GKは距離があるのに山を張ってしまったか、右隅を襲うシュートに一歩も動けず、決まり、2−2。芝谷中は9番→20番。7番が左ウイングで20番が右ウイングに。以降芝谷中は巧みに時計を進め、5番に警告を受けるなどファウルもかさむが耐えきって2−2で引き分け。芝谷中が得失点差でベスト8に勝ち進んだ。

後半は逆に同志社香里中が押したが決め切れなかった印象。コンディションに差があった。芝谷中の隠岐先生は百戦錬磨だが、何かトラブルでもあったのだろうか?走れていなかった。芝谷中は三島大会から無失点を続けてきたが、前節賢明学院中戦で3失点、この日も2失点と崩れてしまった。

そして2日後の水曜日も三島大会では完封勝ちした関大一中に2失点を喫し1−2と敗れ、全中への道を断たれた。走れないと勝てない。事情は分からないが、悪い流れにハマったように見える。


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T.K. [MAIL]