まず試合前の状況を整理しよう。初戦は
東海大仰星2−1大阪桐蔭
阪南大高0−0履正社
ということで仰星が勝てば勝ち点が6になり、履正社は最終戦に勝っても勝ち点4までしか伸ばせず、第2試合の大阪桐蔭と阪南大高はどちらか勝った方しか勝ち点6以上に並べない為、仰星の2位以内が確定する。
高校総体大阪大会男子決勝リーグ
東海大仰星高校−履正社高校
6月3日 11時 堺S1 ピッチ良 晴
選手名は放送を耳で聞いただけなので不確実。
仰星 履正社
−−−阪本−−フジ−−− −−−−−町野−−−−−
−−−−−−−−−−−− 弓場−安羅−−濱�◆殘邯���
−東��藤原−−大嶋−尾花 −−−−−坂本−−−−−
金川−トダ−−三角−藤田�∈篥譟欹元錙檗歐絽��∋偉忰�
−−−−−宮本−−−−− −−−−−瀧浪−−−−−
仰星 監督:中務雅之
GK 1 宮本一郎 184/78 99/06/28 3年 門真沖サッカークラブ
DF 23 金川楓 177/63 99/05/20 3年 ガンバ大阪門真
3 三角舞也 174/64 99/06/16 3年 大阪セントラルFC
6 トダタイト
13 藤田星陽 171/60 00/06/17 2年 東海大仰星中等部
MF 7 藤原拓未 166/60 99/05/13 3年 枚方FC
9 尾花優太 171/66 99/04/20 3年 ガンバ大阪門真
4 大嶋佑 174/60 99/05/23 3年 ガンバ大阪門真
14 東龍星 163/55 01/03/19 2年 ガンバ大阪門真
FW 11 阪本晃洋 170/55 99/11/28 3年 大阪市ジュネッス
8 フジカワナオキ
履正社 監督:平野直樹
GK 12 瀧浪朋生 180/76 99/11/15 3年 大阪市SS2001
DF 5 左居隼人 177/68 99/04/03 3年 高槻FC
24 水口湧斗 183/74 00/06/16 2年 千里丘FC
3 三輪大智 175/64 00/05/18 2年 ガンバ大阪ジュニアユース
2 坂東隼 180/70 99/06/25 3年 千里丘FC
MF 6 坂本樹 174/67 99/12/17 3年 千里丘FC
18 濱瞭太 173/63 00/04/18 2年 千里丘FC
7 弓場大輝 168/52 99/09/21 3年 千里丘FC
9 野口天葵 165/61 00/10/18 2年 千里丘FC
FW 11 町野修斗 184/75 99/09/30 3年 FC.Avenidasol
10 安羅修雅 173/67 99/10/07 3年 ガンバ大阪ジュニアユース
立ち上がりじっくり繋ごうとする履正社に対し、シンプルにタテに速い仰星という構図。いきなりタテ炸裂、�┘侫献�ワ?から��阪本ミドルが左隅を襲い、履正社GK��瀧浪は辛うじてはじいたところを��東がきっちり詰めて1−0。仰星は�ぢ臈茲�きっちり身体を寄せて中盤で潰し、高さもなかなかで激しいプレーで中盤を締めている。��阪本はレフティー。8分、仰星、右CK、��阪本の左足に、ゾーンで守る履正社に対し普通に蹴り、ただニアに立っていた選手(不明)がバックヘッドで決めて2−0。正直不可解なゴールだった。ゾーンで守る履正社が何の工夫もなくニアに入れたボールに対しニアを何故空けていたのか?何か仕掛けると思って私も決めた選手を全く警戒せず、確認もしていなかった。たぶん�Ε肇世離悒奪匹世隼廚Δ�、場内放送もなかったので、記録係にとっても無警戒だったのだろう。CKをゾーンで守るチームがこういう失点するのを初めて見た。以降仰星はパスを回す履正社に対し4−4−2が均等にゾーンで守り、キーマンの��坂本に対し2トップがコースを切ってボールを入れさせず、インサイドMFにはボランチがタイトに対応、サイドに追いやって一気に囲むという知的でクリエイティブな守備を見せる。これに対し、これではどうにもならないとみた履正社は�貨世鬟椒薀鵐舛鵬爾横粥檻粥檻欧吠儿垢垢襦���野口がFWに上がり��町野をサポート。こうなると町野には圧倒的高さを活かしたキープ・ポストプレーがあるので��野口との距離が短くなり、履正社は長いボールを使えるようになる。�ズ元錣砲魯蹈鵐哀侫�ードがあり、㉔水口も鋭いボールが出せる。��安羅が左ハーフ、�У歉譴�右ハーフだ。�∈篥譴盥發気�あり、仰星はボールを奪う位置が低くなるため、浮き球によるカウンターが増えるが、履正社の高さに跳ね返され、シュートに持っていくシーンが激減する。しかし2トップが履正社ドイスボランチに入れるボールを遮断し、サイドに追いやる守備は相変わらず機能。履正社としてはあまり脅威にならないパス回しが増える。16分、仰星ロングフィード、�┘侫献�ワ?が受けるが逸機。18分、仰星、左CK、�ぢ臈茲留β�はGKパンチ、跳ね返りを左クロスも�┘侫献�ワ?の上。23分、仰星、左突破を履正社が倒し左FK&誰かに警告。このチャンスは逸機。24分、履正社、右クロスに��町野高いヘッドで落とすが誰もいない。直後にも�∈篥譴虜献�ロスに��町野高いジャンプから胸トラップだが前向けず。33分にも右に開いた��野口の右クロスに��町野高いヘッドは上に外れる。決定機。履正社は仰星のゾーンディフェンス破りに、警戒されているサイドハーフを囮に2トップのどちらかがサイドに流れて受けて起点を作る形を見せている。仰星は��藤田がロングスローを狙うが昨年の両サイドバックのロングスローと比べると山なりで緩い。34分、履正社、右カウンターに��町野右に開いて受け、右クロス、��野口が浮き球で受けターン、ボールを一度も地面に落とさず反転左足ボレーが突き刺さる。2−1。スーパーゴールだった。今年一番のゴールになるかもしれない。しかし仰星も戦術としては機能しており、戦い方を変えず、前半終了。
前半シュート数3(2)対5(3)、CK数2対0、GK数3対1、オフサイド数0対2、クロス数3対5、ファウル数2対1、FKなし。スタッツには特に有意の差はなかったと思う。展開としては完全に仰星ペースだが、履正社には��町野という高くて速くて技術のしっかりしていて決定力の高いスーパーな選手がいるので、不利な状況からでも何とかなる可能性を秘める。
後半開始。履正社がポゼッションを高めるが、効果的なパスは出ず、持たされている感じである。42分、履正社��町野キープから��坂本ロングは上に外れる。44分、仰星、正面40mFK、��尾花(右足)��東(左足)が構え、東狙うがキャッチ。53分、履正社左CKから��町野ヘッドは上に外れる。54分、履正社右クロスのこぼれを��安羅ミドルも正面。��安羅も十分傑出した選手だ。何といっても��町野頼りではなく、自分こそチームの中心選手だという気概が感じられる。自分で勝負を決めるという気迫がある。�У歉譴録�人的。54分、履正社��安羅、ペナ内に突っ込み倒れるが、ノーファウルでPKならず。明らかにファウルではないが、あわよくばPK狙いだった。ダイビングでもない。55分、履正社�У歉譴留Ε�ロスに��安羅落とし誰か?シュート、決まらず。59分。履正社��安羅→�款�松海樹。快速アタッカー。更に�У歉譬���尾登駿。しかし仰星はサイドにふたをし、守備を固めて巧みに時間稼ぎ、履正社はこうなってもロングボールではなく繋ぐ意識が高い。67分、仰星、正面からのシュートは左ポスト。履正社も左FK、㉔水口に合わず。仰星左カウンター��尾花から�┘侫献�ワ?へもカット。履正社��町野へのロングボールも仰星�Ε肇澄�が良く抵抗し、仰星が2−1で逃げ切り勝利。リーグ戦2試合目にして2位以内を確定。全国高校総体出場を決めた。
個々の能力では履正社が若干上だったと思う。スーパーな選手もいた。しかし仰星は穴がなく、意図した戦術を実行できる粒ぞろいの選手が揃っていた。このゲーム、どちらが強かったか、押していたかと言えば仰星だろう。��藤原はクレバーで�ぢ臈茲漏亮造膨戮擦拭�2トップもよく機能した。昨年の松井のような傑出した選手はいないが、チーム力としては劣っていない。間違いなく全国制覇を狙える戦力だ。
第1試合の結果、状況はこうなる。まず大阪桐蔭は負ければ敗退。引き分ければ可能性は残る。しかしその場合阪南大高の最終戦がすでに全国を決め、消化試合の仰星が相手なので、普通より勝ち点を取りやすい。したがって大阪桐蔭としては勝って、最終戦の履正社戦でも勝つしかない。逆に阪南大高はその心理を読んで引き分けでも嘉のゲーム運びでもいいのだが、高校生に計算づくのゲーム運びは難しい。守備的に、先に失点しない様なゲーム運びは予想されるが。
阪南大高 大阪桐蔭
−−−福羅−−村岸−−− −−−今井�◆櫂�オタ−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
岩丸−宮崎−−ヒガ−タカ イワ−北田−−西矢−今岡
小川−伊吹−−吉田−鍋坂 深澤�▲織�−−田中−神戸
−−−−−太田�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歹K棔檗檗檗檗�
阪南大高 監督:�霤長�
GK 1 太田航生 187/73 00/10/02 A.C.Sakai
DF 11 伊吹卓祐 172/63 99/07/17 川上FC(第3種)
3 小川大空 180/75 99/10/18 RIP ACE SC(第3種)
2 鍋坂陸平 173/65 99/09/01 川上FC(第3種)
4 吉田伸弘 177/73 99/12/31 ガンバ大阪堺ジュニアユース
MF 18 岩丸翼 169/60 00/03/14 ガンバ大阪堺ジュニアユース
7 宮崎空翔 173/62 99/04/07 千里丘FC
20 ヒガシノシュンマ
29 タカギ
FW 9 福羅光希 168/68 99/06/18 IRIS生野
14 村岸俊吾 175/65 99/04/26 千里丘FC
大阪桐蔭
GK 1 藤本諒哉 176/69 99/04/14 3年 セレッソ和歌山
DF 5 深澤佑太 170/55 00/08/15 2年 ガンバ大阪
22 タカザワ
20 田中智也 175/60 99/06/22 3年 アビスパ福岡
6 神戸康輔 170/62 00/03/09 3年 神戸FC
MF 11 イワイコウスケ
8 西矢健人 175/62 99/11/07 3年 ヴィッセル神戸
7 北田ダイア 170/59 99/09/19 3年 ガンバ大阪
10 今岡陽太 171/65 99/05/14 3年 ヴィッセル神戸
FW 27 オオタ
18 今井健太 178/70 00/06/06 2年 川上FC
分かりやすい構図である。ポゼッションの大阪桐蔭対バックラインを押し上げてのプレッシングからのショートカウンターの阪南大高である。ただし大阪桐蔭はリスクを避けてドリブルはなし、後方でのパス回しから無難なパス回しが多く、阪南大高も奪う位置が低くショートカウンターに行けない。大阪桐蔭㉗オオタはなかなか高く起点になれる。しかし阪南大高は攻守の切り替えが早く、大阪桐蔭にいい形を作らせない。��村岸はいいキープから意表を突くパスを出し起点になれるし、捌く判断も早い。��伊吹はカバーが早く��鍋坂はタフで切り替えが人一倍早い。大阪桐蔭のセットプレーのキッカーは��イワイ。開始早々大阪桐蔭��北田がノーファウルで頭を打ち負傷。バツ印も出るがプレー続行。阪南大高、プレッシングから奪い左クロスに㉙タカギシュートは右に外れる。決定機。8分、大阪桐蔭正面25mFK、��イワイ、�╂礁陝↓�今岡が構え、トリックプレー左へ走った西矢に出しシュートはセーブ。決定機。その後ゲームは膠着する。シュートチャンスもなく、時間が進む。双方落ち着いてゲームを運ぼうという狙いが鮮明だ。23分、阪南大高ロングカウンター、��伊吹から一気に福羅へ、しかし大阪桐蔭スライディングタックルでカット。大阪桐蔭も�╂礁陲�左足でフィード、FWに入り撃てたが躊躇し、すぐ囲まれる。阪南大高㉙タカギがサイドで奪いすぐ右クロス、狙いは良かったがカットされる。34分、阪南大高��福羅→��誰か?前半は0−0で終了。
前半シュート数1対3、CK数0対1、GK数5対1、オフサイドなし、クロス数1対4、ファウル数6対2、FK数0対1。
ハーフタイムで大阪桐蔭㉗オオタ→�C�?しかしいきなり阪南大高が右から攻めクロスの跳ね返りを��鍋坂が再び右クロス、��村岸ボレーで決めて1−0。鍋坂はやはりいい選手だ。跳ね返された後の判断が早かった。39分(後半4分)、大阪桐蔭DFから阪南大高15番奪いGKと1対1、ペナに入る手前で大阪桐蔭DF後ろから足を引っかけ倒す。これは明らかに一発レッドでしょう、と思ったがなぜか警告で済む。大阪桐蔭は命拾いだが、正直主審のミスジャッジだと思う。高校生だろうとプロだろうと判定基準は同じはずなのだが、高校生ということで手心を加えたか?とにかく左70度18mFK、�乾劵�シノのキックは壁。決定機。47分、大阪桐蔭左CKも大学と違いマンマークで守る阪南大高を破れず逸機。49分、阪南大高��村岸→�叡�?堺S1で真ん中に座っていると放送設備が悪いので聞き取れない。大阪桐蔭�穏0罐轡紂璽箸皀察璽屐7萃蟲 B膾絛涌���北田→��新立聖七。57分、阪南大高、前線でカットして�韻�ロングループ、右上に外れる。決定機。大阪桐蔭も右70度30mFK、GKキャッチ。58分、阪南大高㉙タカギ→�魁�?セイゴウ?59分、阪南大高�韻�裏へ、早いがカット。60分、大阪桐蔭、左CK�甘鎮罐悒奪匹肋紊乏阿譴襦�阪南大高DFもよく寄せていた。63分、大阪桐蔭�穏0罌��亜�?シュウト?67分、阪南大高カウンター�韻�ら��新立、リターンを�影佑湛�むも大阪桐蔭スライディングタックル。69分、阪南大高�魁�?セイゴウ?→�亜�?交代選手を交代。明らかに時間稼ぎ。更に��新立→�Ε轡離魯織献絅鵐筺�。これも交代選手を交代させて時間を稼ぐ。結局阪南大高が1−0で逃げ切り、最終戦で消化試合の東海大仰星と勝負となった。大阪桐蔭は敗退確定。ということは履正社にとっても消化試合の相手との勝負だから、第3戦第1試合の阪南大高は絶対に負けられない。
後半シュート数4(1)対2(1)、CK数0対3、GK数4対2、クロス数4対1、ファウル数4対1、FK数0対2。
阪南大高が堅実なゲーム運びで勝利をものにした。両者の間に優劣はあまりなかったが、ポゼッションを許す形での阪南大高は強い。大阪桐蔭はドリブルがなかったが、仕掛ける隙も無かった。ドリブルなきパスサッカーは守備の強い相手には厳しい。大阪桐蔭は本来攻撃的なパスが出てくるチームだが、阪南大高はプレミアでレベルの高い相手に揉まれているので・・・。
そして最終日の結果だが、第1試合に阪南大高は東海大仰星と引き分け、この時点で勝ち点を5にして、第2試合の履正社が勝ち点1、大阪桐蔭が勝ち点0の為、第2試合を待たずして全国高校総体出場権を得た。明らかに全国制覇を狙えるチームだけに楽しみだ。