サッカー観戦日記

2017年02月04日(土) 京都高校新人戦決勝トーナメント1回戦 洛星−東宇治 南陽−桂

京都の高校新人戦は4,5校でグループリーグを行い、上位2校が決勝トーナメントに進む。
洛星は激戦ブロックを1位通過。アウェイの形で東宇治高校に乗り込む。

京都高校新人戦決勝トーナメント1回戦
洛星−東宇治
東宇治高校グラウンド 9時30分 クレー 晴


洛星           東宇治
−−−−−三二−−−−− −−−五三−−七番−−−
−七番−−四四−−十番− −−−−−−−−−−−−
−−−八番−−二四−−− 十一−六三−−六番−四九
二一−三一−−五五−九番 三十−二一−−四八−十七
−−−−−十二−−−−− −−−−−四一−−−−−

立ち上がりからコンパクトに戦う洛星ペース。1分、左CKを7番が右足で入れるが逸機。8分には44番が左足で左CK。洛星は右SB9番が足元で持ちたがるタイプで中へのドリブルが多い。7番はタテ突破多用。8番はボールロストが少なく確実に運べる選手。24番は展開力あり。10番はタメを作れる選手。32番は裏狙いが多く単独突破できるスピードがある。13分、右60度40mFK、9番が入れるがクリア。15分、左CK7番のこぼれを21番左クロスに8番ヘッドは上に外れる。決定機。19分、東宇治、左クロスに53番右シュートも大勢が死んでいて弱い。20分、洛星7番が突破から32番ヒールで落とし8番強烈なミドルも正面。決定機。24分、32番がやや左寄りから突破、倒されPK。これを8番が左に蹴る。GK動かず先制。1−0。28分、32番右突破からクロス、24番が合わせるが右に外れる。29分、洛星、右CKのこぼれを21番ロング、上を襲うが東宇治GKセーブ。32分、洛星、中に入った10番のスルーパスに32番1対1もGKに当てる。決定機。直後に左寄りからスルーパス、44番が触らず32番が抜け出し流し込む。2−0。34分、24番、強いシュート、東宇治GKナイスセーブ、左ポストに当たり左CKに逃げる。これは逸機。結局前半は2ー0と洛星リード。

前半シュート数8(5)対2(1)、CK数5対0、GK数2対6、オフサイド数2対0、クロス数5対0、ファウル数2対4、FK数1対0。完全なる洛星ペースだった。以前から戦術眼は高いチームだったが、前線がドリブル突破できるようになり、プレスからのショートカウンターだけではなくなった。バックラインの統率も効いている。

ハーフタイム、東宇治53番→14番。39分(後半4分)、洛星のパスミスをカット、東宇治7番に渡るがシュート撃てず。決定機?41分、洛星10番がタメて裏の32番へ、回り込むが撃てず。42分、洛星9番右クロス、7番シュートは上に外れる。洛星10番は古典的ゲームメーカーでバックヒールトラップなどトリッキーなプレーも出せてタメを作ってパスを狙う。44番→33番。右サイドバックに入り、9番が右ハーフ、10番がトップ下に。45分、洛星、左CKでファーヘッドは左に外れる。決定機、。46分、洛星ゴールキックから32番右突破、シュートは上に外れる。48分、21番左突破から7番へ、左クロスを10番ヘッドは上に外れる。決定機。48分、裏へだし32番ボレーは左に外れる。決定機。50分、8番ミドルは正面。56分、洛星右クロス、ファー突っ込みボレーが決めるもオフサイドで取り消し。確かにオフサイドだった。東宇治、副審のオフサイド見逃しにより49番が裏を取り17番へ、ヘッドは正面。60分、洛星7番左クロスに24番ハイボレーは上に外れる。64分、洛星9番の右クロス、中スルーして10番インサイドで合わせる。3−0。得点直後9番は運動神経の良さを見せ側転。洛星、32番→11番。31分、洛星9番ワントラップハーフボレーが突き刺さり4−0。67分、7番左突破もラストはGK抑える。68分、洛星9番→18番。69分、7番→5番。70分、右CKからボレーは上に外れる。決定機。結局4−0でタイムアップ。

後半シュート数10対2、CK数4対0、GK数3対7、オフサイド数3対1、クロス数1対1、ファウル数2対2。

まあ洛星の完勝だった。東宇治の決定機は副審のオフサイド見逃しによる1回のみ。秩序だった守備は見事で、前線はどんどん突破でき、左の7番が再三突破、タテにも中にも。32番はスピード豊かに突破でき、技術的にも圧倒出来た。ここまで強くなるとは。東宇治は形を作れず。





第2試合はネームバリューならはっきり桂高校が上回る。しかし南陽高校はグループリーグ1位抜け。桂は2位抜けなので、単純に桂が上だろうとゲーム前に断じることはできない。


京都高校新人戦決勝トーナメント1回戦
南陽高校−桂高校
東宇治高校グラウンド 11時 クレー 晴

南陽           桂
−−−−−十一−−−−− −−−七番−−十九−−−
−−−−−七番−−−−− −十一−−−−−−十番−
九番−十番−−六番−十七 −−−十二−−十四−−−
二番−三番−−四番−五番 十七−六番−−五番−二番
−−−−−十二−−−−− −−−−−一番−−−−−

トーナメント票の場所順にホームとアウェイ別のベンチがあるのかと思っていたが、逆になっていて、立ち上がり、南陽が入りがいいなあと思っていたら、胸に桂と書いてある白ユニが押していた。南陽はオレンジユニ。桂は前線は柔軟にポジションチェンジし、ポゼッションを狙う。これに対し南陽は長身の11番がポスト役で、10番も確実に運べて、真っ向からポゼッションにかかる。支配力では桂が上回るが、それでも南陽も悪くない。8分、南陽が素早いタテのカウンター、7番が右シュートを決めて0−1。桂は11番がセットプレー右足担当、10番がキープ力があり、7番が点取り屋という印象。12分、桂右70度35mFK、14番から繋いで最後14番ミドル、7番合わせるもキャッチ。桂19番ミドルもGKナイスセーブ。決定機。直後にも7番突っ込みシュートはGKナイスセーブ。決定機。27分、桂、2番オーバーラップから右クロス11番へ届くがトラップミス。29分、桂、11番キープから左7番フリーで持ち込みGKとの1対1を流し込む。1−1。33分、南陽6番ミドルは右に外れる。決定機。前半は1−1で終了。

前半シュート数3(2)対6(5)、CK数1対2、GK数3対3、クロス数1対3、ファウル数1対2、GK数1対1。

後半に入るとスタミナの差が出てくる。桂はサイドバック、特に右サイドバックがガンガン上がるのに対し、南陽は動けなくなり、桂のポゼッションが上がる。しかし南陽もゲームを膠着させる守備力は備えており、何とか決定機は奪われずに耐える。54分(後半19分)、桂の正面35mFKも14番の右足はイマイチ。桂は19番→9番。58分、桂2番のオーバーラップからファー7番折り返し、GKを外し枠内に入っていたかどうか微妙だったが、入るかどうかギリギリで9番飛び込んで押し込み、完全にオフサイドでゴール取り消し。61分には17番オーバーラップからクロスも7番届かず。64分南陽5番→14番。脚攣っていた。もう限界ギリギリで耐えている感じ。桂は圧倒的な走力でサイドバックも上がる。
結局決着つかず、1−1で引き分け。PK戦に。


桂:6番、失敗。逆を突くが右ポストに当てる。
南陽:10番、成功。逆を突いて右に。
桂:9番、成功。左に強く。
南陽:7番、成功。左に。
桂:18番、成功。左上。
南陽:9番、成功。真ん中。
桂:17番、成功。左上。
南陽:6番、成功。右。
桂:14番、成功。右、弾かれるも強烈なキックで突き刺さる。
南陽:11番、成功逆を突いて右へ。

結局PK4−5で南陽が次戦進出した。

PK戦は経験豊富な桂が上手く、鋭いキックで隅に次々に決めていたし、GKも間合いのとり方も反応も見事だったが、一人目が逆を突きながらポストに当てたのが致命傷だった。南陽は難しいキックはなしに、出来るキックで決めていた。やはり10番と11番が大黒柱らしく、1人目と5人目を担当していた。


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T.K. [MAIL]