| 2016年07月17日(日) |
大阪府2部リーグ セレッソ大阪B−興國B |
大阪府二部リーグ、高校グラウンド会場が多いが、摂津高校もいつの間にか人工芝になっており、流石近畿大会優勝経験校だろうと思った。公立高校ながらもこの環境で練習すれば伸びるだろう。 この日のカードは2部のブロックリーグの上位2強の直接対決である。3位以下を大きく引き離している首位C大阪Bとしては勝てば優勝と1部昇格が大きく近づく。興國Bは勝てば逆転首位。優勝し、なおかつAチームがプリンスリーグに昇格すれば、1部リーグに昇格できる。
大阪府二部リーグ セレッソ大阪B−興國高校B 13時30分 摂津高校グラウンド 人工芝 晴
C大阪B 興國B −−−二六−−三四−−− −九番−−十番−−二五− −−−−−−−−−−−− −−−十四−−八番−−− 二五−二六−−三六−三十 −−−−−四番−−−−− 三二−三三−−三番−四三 二番−十五−−十三−三番 −−−−−三一−−−−− −−−−−一番−−−−−
興國Bは最初2トップかと思ったが、3トップ、バルサ式だった。Bチームでも興國サッカー。メッシポジションの10番が抜群のテクニックで押し込んだ状態で技巧を凝らし、打開を図る。しかし小柄でスピードもなく、単独では打開できない為、味方との距離が近くて生きるタイプ。25番はいい加速でサイドを破り、9番はシュートセンスがある。イニエスタポジションの14番は万能型で技術も高いがパスもだせて攻守の切り替えも早い。2番は絶妙な左足クロスがある。 いきなり26番が右シュート、ニア上を狙うがセンスも外れる。5分、興國Bの右CK、2番が鋭く曲がるボールもクリア。13分、興國B右CKにファーで25番ヘッド、辛うじてブロック。決定機。16分、興國B右から繋いで10番フリーシュートはC大阪BのGKナイスセーブ。超決定機。18分、興國Bの左CK、8番の正確な右足キックは合わず。19分、C大阪B、30番→44番。ボランチに入り、36番が右ハーフに。21分、興國B、ロングボールに9番ナイストラップから左シュートもワンタッチあり、左CKに。決定機。興國のチャンスは一つ一つは「決めなきゃならない」というほどではないが、全体としては押し込んでいる前半に決めたいところ。26分、興國B左シュートは右に外れる。決定機。C大阪Bも43番右クロスに興國BのGKこぼすがキャッチ。C大阪BのGKは大柄で威圧感があるが、興國Bは徹底的に技術を磨いたタイプか。28分、興國B、2番の左クロスはパンチ。31分、興國Bの右CKに2番いいキック、C大阪Bが左CKに逃げる。34番、興國B2番の左クロスを14番いい落としで10番シュートは左に外れる。決定機。41分、興國B、14番ミドルは左に外れる。決定機。43分C大阪B、32番→47番。怪我、双方激しいプレーが多いから。そのまま左サイドバック。結局は前半0−0で終わった。
前半シュート数2対6、CK数0対7、GK数6対3、オフサイド数2対0、クロス数2対2、ファウル数3対5.興國Bとしては前半に得点しておかねばならないゲーム。
後半開始時のC大阪Bの布陣は以下の通り。
C大阪B −−−四一−−三四−−− −−−−−−−−−−−− 二六−二五−−二三−三六 四七−三三−−三番−四三 −−−−−三一−−−−−
後半、興國Bが押し込めなくなる。そうなるとカウンターにはイマイチ迫力を感じない。5 3分、C大阪Bの3番ロングフィード、左の26番に正確に通り、右足アウトサイドトラップで抜け出し、GKと1対1を流し込み、1−0。C大阪B34番→44番。左ハーフで26番がFWに。64分、興國B、25番、フォアチェックでカット、10番突っ込むが、突破力の無さが出てカットされる。やはり興國B10番は押し込んで生きるタイプだ。64分、C大阪B、41番のポストから44番ループ、正確にGKの上を抜き、2−0。66分、興國B押し込み、右シュート、たぶん10番が決めて2−1。27分、興國B14番が絶妙な裏へのパス、25番が突っ込み倒れるが、PKならず。正しい判定。74分、興國B、25番→7番。76分、C大阪B25番→45番。77分、C大阪B、横パスを23番シュートがサイドネットに決まり3−1。81分、興國B8番→19番。85分、興國B、7番に警告。後ろから。ラフ。91分、興國B14番→22番。
後半シュート数6対3、CK数1対0、GK数1対1、クロス数4対8、ファウル数6対8。勝負を分けたのは基本技術、決定力の差だ。興國Bもさすがに技術は高かったが、決められなかったり、DFをかわせずブロックされたり、と決めるべき前半に決められなかった。あとパワーの差もあった。興國Bの4番がもう少し潰せれば一方的に押し込めたのだろうが。興國Bは1部昇格が遠のいたが、残り勝ち続けるしかない。C大阪Bは一気に昇格に近づいた。
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