| 2016年07月04日(月) |
全国高校総体直前関西勢展望(男子) |
恒例の展望を。代表歴とか知名度とかを排し、生観戦で観たものだけを全てとして書いてます。生観戦者の常ですが。
◎綾羽 滋賀県リーグ1部 滋賀大会 2回戦7−0瀬田工業 3回戦 4−0草津 準々決勝 4−0守山 準決勝 2−0野洲 決勝 1−0比叡山
高校総体滋賀大会準決勝 対野洲
−−−菅河−−西尾−−− −−−−−−−−−−−− 藤田−中井−−坪井−小西�� 中地−野々村−川��−吉井 −−−−−大林−−−−−
近畿大会1回戦 対和歌山北 −−−西尾−−�眞�−−− −−−−−−−−−−−− 小西��中井−−坪井−今西�� 中地−野々村−川崎−吉井 −−−−−大川−−−−−
サイドからの崩しに特徴があるが、その土台にあるには強力なドイスボランチ。確実にインサイドを支配するのでアウトサイドも活きる。そして柔軟なスタイルが武器で繋ぐ時間帯と蹴る時間帯を使い分ける。普通にやれば全国ベスト8の力はある。そこから上は如何に勢いに乗るかだ。よく声を掛け合い、自分たちで修正できるチームでもある。
注目選手 ★吉井孝一 3年 171 57 BIWAKO SC 右サイドバック。右サイドハーフ。DF登録とも思えぬ守備の脆さとスピードを活かした圧倒的な突破力を誇る。ベストポジションは右ハーフじゃないかなあ?大学レベルだとサイドバックだろうけど。分かっていても止められないスピードは脅威。
★坪井直輝 3年 174 61 志賀中 守備の長けたボランチ。寄せ方の上手さと当たりの強さで守備で貢献する。また確実にプレーできる選手でもある。彼の強力な潰しは相手の中盤には脅威だ。体重は過少申告と思われる。
★中井準人 3年 169 60 MIO びわこ滋賀 正確に捌き決定的なパスを出す攻撃的なボランチ。運動量も豊富でゴール前に飛び込むフィニッシャーとしての意識も高い。フリーキックも担当。ただキック精度というより流れの中での視野が広いのかも知れない。
◎京都橘 プリンスリーグ関西 京都大会 3回戦 9−0龍谷大平安 4回戦10−0南陽 準々決勝 3−0福知山 準決勝 6−0京産大附属 決勝 4−2洛北
プリンスリーグ 対大阪桐蔭戦 −−−岩崎−−堤原−−− −−−−−−−−−−−− 梅津��河合�◆歟臈牒⇔慳抬� −李−水井−−清水−稲津 −−−−−矢田貝−−−−
高校総体京都決勝 対洛北 −−−岩崎−−堤原−−− −−−−−−−−−−−− 梅津��河合�◆歹眦牒⇔慳抬� 水井−清水−−吉水−稲津 −−−−−西川−−−−−
圧倒的なボール支配力がある一方、割り切ってカウンターに徹する時間帯もあり、全国で勝ちあがるだけの柔軟性を持っている。間違いなく優勝候補だろう。ここ3年間京都橘の超高校級2枚看板はGK矢田貝壮貴とFW岩崎だったが、ここにきて矢田貝が調子を落とし、西川の出番が増えている。GKはどちらが出るか分からないし、どちらが出ても注目なのだが、予選でメインだった西川を挙げてみた。
★西川駿一郎 184/75 98/08/15 3年 太秦SS ハイボールへの対応に強い全国有数のGK。シュートストップにも強くキックも伸びるが、時折ポカも混じる。とは言え、シュートストップに長けたGK矢田貝の陰に隠れていた存在を一気に広めるチャンスだ。
★梅津凌岳 172/60 99/05/05 2年 ガンバ大阪JY 身体能力は並だが、後天的努力で身につけられるものは全て兼ね備えた努力の人。高い技術で決定的なパスを出し、必要ならば自ら突破してシュートに持ち込める。京都橘で1年生時から10番をつけるのは伊達じゃない。
★岩崎悠人 171/67 98/06/11 3年 彦根中央中 言わずと知れたU−19代表レギュラーFWで今年の高校サッカーの看板選手。大柄ではないが身体能力とボディバランスに優れ、当たりに強く空中戦も得意。そして自ら突破してフィニッシュに持ち込む力があり、マークが集中すれば味方を活かすことも出来る。まさに絶対的なエース。
◎大阪学院 大阪府リーグ1部 大阪大会 5回戦 5−0千里 6回戦 11−0豊島 7回戦 3−1近大附 決勝リーグ 0−1東海大仰星 2−0興國 1−0履正社
大阪決勝リーグ 対興國 −−−中道−−新町−−− −−−−−−−−−−−− 江郷下−山崎−村上−七番 中尾−秋本−−藤本−吉江 −−−−−住山−−−−−
攻守にハードワークするのが最大の特徴。関西屈指の走力をベースに守勢に回っても攻め気を失わず、常に裏を狙っている。2トップへの負担は大きいが、それをこなす能力が備わっていて、全国では1戦必勝の姿勢でどこまで勝ち進めるか楽しみだ。
★藤本憲 3年 177 67 大阪東淀川FC デュエリスト。激しく当たって潰す。その気迫を前面に打ち出したスタイルでチーム全体を鼓舞する。空中戦も意外に強い。相手FWが足元に収めたいタイプだったら、彼には相当手こずるだろう。
★山崎翼 3年 177 63 レオSC 彼も中盤での激しい潰しが特徴。相棒の村上もデュエリストなので、彼には組み立ても任される。大きな展開と一気に裏に出す判断とペースダウン。まさに大阪学院のリズムに変化をつける存在。
★中道佑真 3年 155 45 高槻ジーグ 何故そこまで頑張れるのか?と思うくらい走る。中盤の守備に加わったかと思えば、直後にはもう裏へ飛び出している。絶対的エースだが、「全力で走る」という自分にできることを完全に理解し、最大限自分の力をゲームで発揮する得難い選手。
◎履正社 プリンスリーグ 監督:平野直樹 大阪大会 5回戦 3−1東大阪大柏原 6回戦 2−1関大一 7回戦 1−0大阪桐蔭 決勝リーグ 1−0興國 1−0東海大仰星 0−1大阪学院
プリンスリーグ 対和歌山北 −−−弓場�◆歿覽彿檗檗檗� 安羅�◆檗檗檗檗檗檗毯慧隋� −−−大塩−−坂本�◆檗檗� 難波−−清−−柏原−清水 −−−−−瀧浪−−−−−
高校総体大阪予選準々決勝 対大阪桐蔭 −−−−−町野−−−−− −安羅−−弓場−−澤島− −−−坂本−−大塩−−− 難波−−清−−左居−夏山 −−−−−瀧浪−−−−−
高校総体大阪予選決勝リーグ 対仰星 安羅−−−町野−−−野口 −−−−−弓場−−−−− −−−−濱−−坂本−−− 難波−−清−−左居−夏山 −−−−−瀧浪−−−−−
最大の特徴はサイドでタメを作るポゼッションスタイルだが、全国慣れした高校の常として、より柔軟に、割り切ってカウンターに徹することも出来る。フォーメーションも今期観た3試合いずれも違うように見える。とは言え最大の武器は安羅のいる左サイドからの崩しだ。毎年全国ベスト8の履正社にとってベスト8は通過点。優勝を狙って取れるチームだ。
★清翼空 3年 174 64 川上FC 頭脳的な守備が最大の特徴で、また素晴らしく伸びるフィードも持っている。その割に精度はイマイチだが、キック力があるだけに練習を積めば上手くなる。意外に高さもあり、大学レベルでは潰し屋ボランチとして大成するのでは?と思っている。
★弓場大輝 2年 165 51 千里丘FC 単独突破でき、ペースも変えられるアタッカー。走力も凄い。イマイチアイディアに欠ける部分はあるものの、しつこく仕掛け続けて相手を根負けさせる根性みたいなものを感じる。
★安羅修雅 2年 172 60 ガンバ大阪ジュニアユース 左からカットインを多用し、また足元で受けるだけでなく、裏へ飛び出してフィニッシュにも関われる選手。履正社では一番化けそうな雰囲気を持つ。というか、昨年いい選手がいたため出番がなかったが、そうでなければ1年生から出られただろう。
◎滝川第二 監督:松岡徹 兵庫県リーグ 兵庫大会 3回戦 3−0明石西 4回戦 5−1神戸国際大附 5回戦 3−0北摂三田 準々決勝 3−0明石商業 準決勝 1−0市立尼崎 決勝1−1(PK勝ち)神戸弘陵
高校総体兵庫大会決勝 対神戸弘陵 −−−持井−−溝田−−− −−−−−−−−−−−− 山田−神宮−−朴�◆歹�野�� 浦元−誰々?−今井−上出? −−−−−樫野�◆檗檗檗檗�
割り切ったサッカーが特徴、といえば蹴るサッカーみたいに聴こえるし、実際そういう面はあるが、チャンスと見るや一斉に相手ゴール前になだれ込む迫力がある。関西の代表校では随一の伝統校だけあって局面での激しいバトルが光る。とにかく全員が戦うサッカー。そして空いたスペースを神宮や朴がカバーしまくる。ボランチがチームの支柱で、持井という絶対的なエースがいるのが強みだ。
★今井悠樹 173 68 神戸FC 激しい潰しとパワーと統率力で守備陣をまとめる。ただし本来ボランチ適性の選手が能力の高さゆえにCBとして起用されているようにも見える。神戸弘陵戦では空中戦に負けるシーンもあり、長身CFがいるチーム相手ではどうか?
★神宮浩気 177 62 神戸FC 体重は過少申告だろう。激しい潰しとパワフルな突破で攻守に貢献するファイター。神戸弘陵戦での直線的ドリブル突破ゴールは圧巻だった。
★持井響太 167 62 イルソーレ小野 京都橘の岩��と並ぶ関西屈指のアタッカー。ずば抜けたスピードとテクニックでサイドを破り、天性の得点感覚でゴールを陥れる。1年時よりレギュラーで経験も豊富。主に左サイドでプレー。滝二の全国制覇は彼の出来にかかっている。
◎一条 監督:前田久 奈良大会 2回戦 5−0西の京 3回戦 7−0女子大附 準々決勝 3−1奈良育英 準決勝 3−1香芝 決勝 1−0郡山
高校総体奈良大会準々決勝 対奈良育英 −−−−−竹島−−−−− 山原−−−小池−−−加茂 −−−鈴木恵−岩本−−− 鈴木貫−小里−井上−稲葉 −−−−−本山−−−−−
選手名は近畿大会プログラムによる。山原はDF登録なので怪しい。
一条といえばフラットなバックラインを押し上げるスタイルで、やや時代の流れから取り残されたとみるや、繋ぐサッカーにシフトしてきているが、今年は明確にバックラインの固さで勝負する。最大の武器はどこからでも飛んでくる正確なロングフィードで、奈良大会で観たときには対策として前線が走らされる対戦相手の奈良育英が気の毒なほどだった。
★(5番)井上敢太 3年 175 62 ポルベニル橿原 強烈なロングフィードのある右CB。弾丸FKも脅威で、しかもラインコントロールまで優れている。堅守の一条を支える好CB。
★(2番)小里侃矢 3年 178 70.8 郡山中 ここ数年一条では毎年見かけている気がする左足ロングフィードが武器の左CB。対戦相手は井上と小里のプレスを掛け続けなければロングフィードが飛んでくるので、アタッカーには相当な負担がかかるだろう。空中戦も素晴らしい。大学レベルでもやれる選手。
★(7番)岩本修平 3年 165 61 木津第二中 中盤で走り回りつつ決定的なパスも出せる汗かき役。後方でのパス回しが多い一条にとってミスの少ないボランチの存在は大きい。
◎近大和歌山 監督:藪真啓 和歌山大会 3回戦 1−0那賀 4回戦 1−0和歌山工 準決勝 1−0近大新宮 決勝 0−0(PK勝ち)和歌山北
近畿大会1回戦 対香芝 −−−玉置�◆毯戚遏檗檗� −−−−−−−−−−−− 藤原−伊藤−−中村−森下 小畑−久原−−九鬼−秋山 −−−−−谷口−−−−−
伝統的にバックラインを押し上げプレスをかけるスタイルだが、ボールを持っても強い。県大会4試合で3得点無失点なので守備だけのチームかと思われるだろうが、そんな甘いチームではない。右が強烈で、シンプルに突破を繰り返し、詰まるとポーンと左に振る。そしてエース濱野と来年のエース玉置はともに狭い局面に突っ込んでいく迫力がある。全国常連校だけに初戦から力を発揮できるだろう。
★九鬼拓己 3年 174 67 和歌山ヴィーヴォ ラインコントロールの要。近大和歌山においては最も重要な役割を担う。また当たりにも強く守備職人。スピードもまずまず。
★秋山博紀 3年 173 65 ゼッセル熊取 サイドを起点にするチームにあってボールを持つとシンプルにはたき、前に出る。その繰り返しが相手を疲弊させる。決してボールを失わない信頼感もある。そして前に出たときは一気に裏を突きクロスまで持っていく。脇役に徹すると見せて、見せ場も作れる好選手だ。
★森下敬介 3年 168 63 ゼッセル熊取 サイドから突破を繰り返す。秋山を囮に使いカットインを多用し、引きつけておいて秋山を使うから手に負えない。しかも詰まると一発でサイドを変えてくる。近大和歌山の攻撃の要だ。
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