この日の二日前に熊本で大規模な余震、そして前日に本震があり、震災の為、九州各地で死者・被災者が出てサッカーどころではなくなり、しかも発達する低気圧の為、本州で強風が吹き、九州関係以外でもリーグが2試合延期になるなど、大変な状況だった。関西各地でも試合延期が相次ぐ中、プリンスリーグは警報が出てないこともあって開催されたが、かなり厳しいコンディションだ。
いつも言っているが、大阪桐蔭はリーグ戦にはめっぽう強いのにトーナメントには弱いというチームだ。プリンスリーグではコンスタントに好成績を挙げるのに、全国大会ではイマイチ結果が出ない。パスサッカーへの拘りが裏目に出ているのでは?と思っているが。対する京都橘もかつては似たタイプのチームだったが、高校選手権で準優勝(PK負け)して以来、カウンターにシフトを移し、実戦的なサッカーになってきている。今年の新人戦ではBチームで京都を制した。その大きな要因は5バックという守備を固めてのカウンターというリアリズムに徹したサッカーである。そしてBチームが参加している京都府一部リーグでの好調ぶり。かつて京都橘Bは京都府リーグで優勝したこともあったが、当時のルール上プリンスリーグへの参入戦にも参加できなかった。Bチームでこれだけ強いならAチームはどれほど強いんだろう?京都橘と言えばここ3年間GK矢田貝とFW岩崎のチームと思われているが、昨年は1,2年生も多く、今年は集大成のシーズンとなる。今年もスポンサーが付き、胸にはANA、背中にはKIRINのロゴがある。
プリンスリーグ関西第2節
大阪桐蔭高校−京都橘高校
曇 強風 11時 ピッチ人工芝
大阪桐蔭 京都橘
−−−仲田−−神崎−−− −−−岩崎−−堤原−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
福島−西矢�◆殍姪牒�谷口 梅津��河合�◆歟臈牒⇔慳抬�
前田−渡邊−−田村−神戸�◆殕�−水井−−清水−稲津
−−−−−稲垣−−−−− −−−−−矢田貝−−−−
大阪桐蔭 監督:永野悦次郎
GK 1 稲垣佳祐 180/70 98/10/17 3年 セレッソ大阪
DF 2 前田紘基 176/68 98/08/25 3年 豊橋デューミラン
3 渡邊充能 172/65 98/06/12 3年 奈良YMCA
4 田村浩都 177/67 98/06/14 3年 ヴィッセル伊丹
5 神戸康輔 00/03/09 2年 プログラムに記載なし
MF 9 福島祐済 173/61 98/05/20 3年 エストレラ姫路
7 西矢健人 173/59 99/11/07 2年 ヴィッセル神戸
6 北田大亜 プログラムに記載なし2年 ガンバ大阪
11 谷口周大 173/65 98/07/09 3年 ディアブロッサ高田
FW 8 神崎大雅 163/54 98/10/18 3年 豊橋デューミラン
10 仲田健人 172/63 98/09/15 3年 ディアブロッサ高田
京都橘 監督:米澤一成
GK 1 矢田貝壮貴 183/80 98/06/11 3年 FC平野
DF 2 清水駿 182/68 98/02/09(ママ) 3年 芝谷中
4 稲津秀人 166/62 98/06/25 3年 FC醍醐
16 李明賢 169/64 98/06/04 3年 久御山パイソンズ
24 水井直人 175/64 98/12/15 3年 FC長岡京
MF 9 輪木豪太 165/57 99/12/21 2年 Mio琵琶湖滋賀
6 河合航希 166/65 99/07/31 2年 京都サンガFC U−15
10 梅津凌岳 172/60 99/05/05 2年 ガンバ大阪JY
25 仲田尚悟 155/51 99/06/09 2年 奈良YMCA
FW 7 岩崎悠人 171/67 98/06/11 3年 彦根中央中
11 堤原翼 171/67 98/04/24 3年 FCグリーンウェーブ
前半風上を大阪桐蔭が取る。セットプレーでボールがなかなか止まらずセットできない時点で普通のサッカーのゲームにはならないには明らかだった。大阪桐蔭�タ生佑呂いぜ虍�とフォローを見せる、その前の��谷口はまたぎフェイントが得意な快速ドリブラー。�Ю礁陲漏亮造併�き屋でミスせず味方を上手く活かす。ミスから飛び込む迫力もある。�┸精蠅魯好襦璽僖垢蘯�ら受けての仕掛けもある。フリーキックも担当。�づ賃爾漏亮造兵虍�力があり、出来るプレーを確実にこなす。京都橘はGK矢田貝に以前ほどのオーラを感じない。風下のせいかもしれないが自信満々に見えない。㉔水井は左足フィード、��梅津はタメてパス出したりし掛ける迫力がある。�Т糯�については物凄いボディバランスと突っ込むスピードだが、ちーむとして「どうせ最後は岩崎が撃つんだろ」という雰囲気があり、��堤原や��梅津、快速��輪木らが積極性を見せなければいけない。準優勝時は小屋松と仙頭のダブル得点王のように、フィニッシャーが複数いたから点が取れたのだ。6分、��堤原スルーパス、�Т糯�シュート撃てず。いい形。直後に�Т糯�から��梅津へ逸機。大阪桐蔭��谷口、素晴らしいカットイン、シュートは右に弱い。16分、㉕仲田のスルーパスに右で�Т糯�流れて受けてクロス合わず。18分、京都橘�Σ蝋腓離好襦璽僖后↓Т糯�強引に突っ込み右に外れる。その後大阪桐蔭の時間帯が続き、中盤インサイドからいい流れのパスが出てくる。30分、京都橘�Т糯�が高めでターン、大阪桐蔭�λ姪張轡礇弔魄�っ張り警告。フリーキックに京都橘
ベンチ「狙え、風で押し戻されて落ちるから」こぼれ球に㉔水井ボレー当たり損ね。37分、大阪桐蔭�λ姪張�ットされる。守備で効いているけどミスもある。奪った京都橘�Σ蝋腓�ら�Т篋蠅惘Ε轡紂璽箸魯好薀ぅ妊�ングブロック。40分、�Т糯�のスルーパスが��堤原へ、これもスライディングタックルでカット。45分、大阪桐蔭�Ю礁霎擇豺�みシュートもGK矢田貝スーパーセーブ。超決定機。右CKは逸機。前半0−0。
前半シュート数5(3)対2(1)、CK数1対0、GK数1対5、オフサイド数1対0、クロス数0対3、ファウル数4対4。風下の京都橘がよく耐えた展開。しかし風はまともなレベルに納まってきていて、後半は京都橘はさして恩恵を受けそうもない。コイントスの妙だ。
47分、京都橘、ペナ右でFK。�Т篋蠅�左足で蹴る。逸機。その後激しい潰し合いが続き、京都橘㉕仲田から�Т糯�へ、シュートはキャッチ。決定機。京都橘ベンチ「2トップの関係」この時間帯どちらかが下がりすぎるきらいがあった。60分、大阪桐蔭、�λ姪帳��圧動罅〕�介。右ハーフに入り、��仲田がボランチ、��谷口がFWに。支配しているので組み立てられる仲田を中盤に下げ、突破からのシュートがある谷口を上げる策だろう。62分、大阪桐蔭、�∩暗弔�上がりペナ左の��谷口へ、すぐに中に出し��仲田が左足ダイレクトで合わせ、大阪桐蔭先制!交代の狙い通りか。サイドバックが高い位置まで上がって厚みを加えた。68分、大阪桐蔭�∩暗弔虜献�ロスを��谷口ヘッドは弱い。決定機。京都橘も裏へ後ろに落とし、��輪木シュート、キャッチ。決定機。京都橘㉔水井はいいフィードを持っているけど判断が遅れる。�Σ蝋腓亮虍�力はなかなか。68分、大阪桐蔭��谷口→��鶴内翔之助。69分、京都橘㉕仲田→�テ眦跳鯊澄�時間がたつにつれてますます京都橘の岩��頼り感が強くなってくる。もちろん明確なフィニッシャーがいるのは大切だし、パスを供給できる選手もそろっている。しかしそれでも岩��以外の選手が撃たないと岩崎も光らない。78分、大阪桐蔭��福島→��今岡陽太。84分、京都橘�依�→��篠永雄大。87分、��堤原→�患氾捗‖析此�88分、大阪桐蔭�タ生輸��影K槊Ъ�。�∩暗帳��垣篤�尚久。結局1-0で大阪桐蔭が勝利した。
後半シュート数2対6、CK数0対0、GK数8対2、クロス数0対1、ファウス数1対3、FK数0対1。公式記録では京都橘の全シュート数11に対し岩崎8だから、大阪桐蔭も守りやすかっただろう。とはいえ強風で普通のゲームじゃないので、京都橘も落ち込む必要はないと思う。おそらく優勝候補同士の熱戦だった。
公式記録
プリンスリーグ関西第2節
履正社高校−和歌山北高校
S5 曇 強風 13時30分 ピッチ良
履正社 和北
−−−弓場�◆歿覽彿檗檗檗 檗檗檗檗歟臑次檗檗檗檗�
安羅�◆檗檗檗檗檗檗毯慧隋 殘畋次檗殕籖掘檗殀�−−
−−−大塩−−坂本�◆檗檗 檗檗歟歛次檗殀�崎�◆檗�
難波−−清−−柏原−清水 前畑−大岡−−中兀−森元
−−−−−瀧浪−−−−− −−−−−小西−−−−−
履正社 監督:平野直樹
GK 12 瀧浪朋生 プログラムに記載なし
DF 2 清水遥生 177/67 98/04/14 3年 ガンバ大阪Jr.Y
3 柏原大地 180/72 98/06/19 3年 FC B2
4 難波智博 171/62 98/07/26 3年 FC江坂
5 清翼空 177/67 98/05/29 3年 川上FC
MF 6 大塩真生 174/66 98/10/03 3年 千里丘FC
13 坂本樹 174/65 99/12/17 2年 千里丘FC
16 弓場大輝 168/50 99/09/21 2年 千里丘FC
FW 9 荻久保康太 180/67 98/09/06 3年 東淀川FC
11 澤島輝 180/68 98/04/24 3年 ガンバ大阪Jr.Y
17 安羅修雅 172/63 99/10/07 2年 ガンバ大阪Jr.Y
和北 監督:中村大吾
GK 1 小西総一朗 171/64 98/11/04 3年 那智中
DF 2 前畑篤志 167/50 98/07/18 3年 カナリーニョ
3 中兀成生 170/63 99/01/24 3年 岩出FC AZUL
4 大岡俊貴 174/64 98/06/20 3年 河西中
7 竹村淳 170/63 98/07/01 3年 ペローラ日高
MF 25 尾��僚 173/61 99/11/01 2年 セレッソ大阪和歌山
13 森元歩希 163/52 98/10/23 3年 明和中
11 木村波生 174/64 99/03/23 3年 岩出FC AZUL
18 畑雅行 171/52 98/05/12 3年 有功中
FW 8 淀澤賢治 174/63 98/11/03 3年 セレッソ大阪和歌山
9 仲村慧一 178/64 98/04/24 3年 緑丘中
立ち上がりから履正社がじっくり自陣でボールを繋ぐ。�G雜兇鉢ダ兇篭�中戦に強く、ミスも少ない。そしてボランチが効いている。�β膠�は引いて左足で強いキックで前にロングフィードしたり大きく展開したりと攻撃の起点になり、��坂本は繊細な右足で正確なスルーパスややはり引いてロングフィード、これに対し、和歌山北は自陣に押し込まれる。本来のエース快速レフティ和田広矢を欠きカウンターに行けず、1トップ��仲村も潰され、かと言って完全に引いて守るか、ハーフライン付近からプレスに行くか意思徹底もされておらず、大塩のフィードを受ける選手を作ってしまっている。この状況でリーダーシップを発揮すべきは�ぢ膕�だろうがあまり声も出ておらず、やるべき仕事はやっているが、チーム全体に波及していない。㉕尾崎は忠実に潰しつつ飛び出す意欲も見せ、なかなかの存在感だ。昨年和田も25番をつけていたし、和北にとって25番は出世番号?��淀澤は必死に身体を張ってカウンターの起点になろうとする。履正社�碓騨紊魯�ットインを狙う。��澤島は快速を活かした突破狙い。和北としては履正社のボランチを潰さなければならないが、両CB、両ボランチが引いた位置から組み立てるのでどうにもならない印象である。6分、履正社、左CK、ファーでヘッド、右に外れる。決定機。8分、履正社��坂本の丁寧なスルーパス、��澤島右シュートはセーブ。決定機。11分、履正社��澤島が落とし��荻久保トラップは後方に落ちて撃てず。13分、履正社�碓騨紊虜献�ロスを��荻久保シュート、こぼれを自ら押し込む。1−0。17分、履正社��荻久保突っ込みペナ内で倒れるがノーPK。正しい判定。更に履正社�碓騨紊�ら��坂本、リターンが�碓騨紊暴个襪�、和北GK�‐�西、いい飛び出しでカット。和北もカウンターから��木村がCB間に身体を入れ抜けかけるがトラップ大きい。惜しい。25分、履正社�碓騨絅好襦璽僖后∈賢圧歉譴�ゴールライン際を切れ込みパスに��荻久保詰めるが和北DF苦しい体勢でオウンゴール。2−0。ここで一旦履正社のペースが落ち着き、和北も落ち着く。38分履正社、左CKに��澤島ボレー、右に外れる。決定機。43分、履正社��澤島右クロスに��安羅ファーに詰めるがかすっただけ。決定機。前半は2−0で終了。
前半シュート数7(3)対0、CK数5対0、GK数1対7、オフサイドなし、クロス数6対0、ファウル数3対3、いい位置でのFKなし。和北は押し込まれていい位置でドリブル仕掛けられたという面はあるが、クリーン過ぎた。どんな手を使っても、例えファウルをしてでも止めてやるという執念に欠けた。引いて守る戦術は分かるが、個人が守備面で責任を果てしてこそ戦術は成り立つ。声の掛け合いも少なかった。
後半開始。48分、履正社��荻久保の強靭なポストから左へ展開し�碓騨紊離�ロスを大外に現れた��荻久保に合わせるがオフサイド。50分、和北GK�‐�西、目の前の�ぢ膕�の繋ごうとしてミスキック、��坂本にパスしてしまい、難なく丁寧に右隅に流し込まれ3−0。アンフォースドエラーというやつだ。このプレーに限らず、小西はシュートストップに特化したGKで足元は怪しかった。54分、履正社�碓騨綟佑湛�み左CKゲット。��坂本の右足はファーに流れる。57分、和北カウンター、��仲村突っ込むも抜ける気配なし、パスを出してDFカット。決定機。59分履正社��澤島が突っかけ、ペナ右でFK獲得。��坂本(右足)と�β膠�(左足)が構え大塩狙うが上に外れる。63分、和北カウンター��仲村突っ込むが、GK抑える。66分、和北��仲村から�家�が右シュートもセーブ。決定機。初シュート。ここで和北��淀澤→��吉川泰生、�家�→��山口大樹。ポジションそのまま。和北はこの時間帯左サイドバック�∩鞍�が闘志をむき出しにして、履正社のドリブルを封じ、守備からリズムを作っている。��仲村のポストから��木村突っ込みいいシュートも決まらず。69分、履正社�碓騨紜�㉞茨木諒佑。左ハーフ。73分、履正社�圧歉譬��環�野修斗。トップ下。4−2−3−1に変更。79分、和北�∩鞍�の左クロスを��仲村トラップからシュートは弱い。80分、履正社��山口右シュートは左に外れる。81分履正社��木村のツッコミを�∩鞍�ナイスタックルで止める。83分、��坂本→㉙塩谷周造。88分、履正社�∪郷紜���左居隼人。和北GK�‐�西→�欝���元貴。91分、履正社右70度27mFK、大塩の左足が壁の脇を抜き決まる。4−0。結局履正社が4−0と完勝した。
後半シュート数7対3、CK数3対0、GK数2対8、オフサイド数3対1、クロス数3対1、ファウル数4対8、FK数2対1。後半も履正社ペースだったことには変わりないが、和北も守備が良くなったし、カウンターも繰り出していた。悪くなかったのでは。履正社はやはりドイスボランチのチーム。両サイドも強力だが、昨年ほど圧倒的な印象はない。しかしここも有力な優勝候補だと思った。和北はとにかく全員の守備意識を高めることだろう。
公式記録