| 2015年01月25日(日) |
兵庫高校新人戦準々決勝 滝二ー神戸 報徳ー加古川東 |
兵庫の大会は何かと淡路島で行われ、しかもまだ便利な佐野ではなく、タクシーを使うしかない五色でやるので足を運ぶ気になれない。しかし準々決勝が加古川の日岡山で行われるので迷わず足を運んだ。高槻を出た時間帯にはまだ新快速が走っておらず、快速でのんびり向かう。そして加古川から加古川線に乗り換え1つ目の日岡駅で降りる。加古川線はディーゼルカーのイメージが強かったが電化されている。2004年電化なので、前に乗ってから10年以上経つことになる。日岡駅から東に向かい坂を上り10分ほどで日岡山公園入口。そこから中に入り一番奥がサッカーグラウンドである。
注目点は監督が変わった滝二の新しいサッカーと、灘・甲陽クラスではないから超進学校とまでは言えないが偏差値が高く、またかつての強豪校の神戸がどういうサッカーをするかだ。先週の奈良新人戦では超進学校・東大寺が一条に0−3負けと健闘しており、興味深いところだ。
試合は35分ハーフ。
兵庫高校新人戦準々決勝 滝川第二−神戸 9時30分 日岡山グラウンド 晴れ 人工芝
滝二 神戸 −−−八八−−十九−−− −−−十三−−二四−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 七十−二十−−九番−七八 十二−七番−−十六−八番 十七−二七−−二番−四五 十五−四番−−五番−六番 −−−−−一番−−−−− −−−−−二五−−−−−
神戸はすぐに特徴的なスタイルがわかる。技術でも身体能力でも落ちるが頭脳に優るチームが採る策だ。つまり、バックラインを押し上げ、プレスを掛けて相手の自由を奪う。ただし上げ過ぎるとスピードに劣るチームは裏への駆けっこで負けるので、普通自陣30m位の位置にラインを設定し、裏はGKに任せるが、神戸は高め。ただしオフサイドは取らず、裏に出ると判断するや否や下がり、ギャンブルをしない。攻撃はロングカウンターとアーリークロス。右の8番はなかなかアーリークロスが良い。滝二はこの時期組織力・連携がまだまだで、神戸のプレスをかわせない。しかし中盤はポジションを自在に動かし、サイドバックが中を上がるなど、柔軟な動きは相変わらず。12分、45番の右クロスに88番ボレーは上に外れる。決定機。15分、神戸は左CKからの攻め直しを15番が左足フィード、24番キープから13番シュートはブロックで左CKに。17分、滝二、70番が左でキープから切れ込み裏へ、神戸GK素晴らしい飛び出し、シュートは上に外れる。決定機。18分、滝二88番、素晴らしい突進力からシュートは左に外れる。決定機。18分、滝二、9番右シュートは左に外れる。21分、神戸、相手のバックパスをカット、右クロスに12番ダイビングヘッドはセーブ。決定機。その右CKはファーで滝二GKが高い位置でキャッチ。さすがに滝二でGK任されるだけはある。神戸は8番が素晴らしい突破力でチーム1のタレント。8番がタメて24番へシュートは正面。28分、滝二19番の右クロスを70番ボレーも上に外れる。決定機。30分、滝二78番、右で一人外しシュートは上に外れる。33分、滝二17番左シュートはGKセーブ。初の枠内。34分、17番シュートはバー、こぼれヘッドは上に外れる。決定機。ロスタイム、滝二、19番(横浪直弥)ボレー、決まって1−0。前半は1−0で終了。
前半はシュート数12(2)対2(2)、CK数3対2、GK数0対8、オフサイド数1対0、クロス数5対0、ファウル数5対1、FK数0対1。滝二のオフサイドが1回というあたり、神戸はオフサイドを取る狙いではなく、滝二に窮屈なサッカーを強いることが目的のサッカーだったことがわかる。
36分(後半1分)、神戸は自陣パスミス、滝二がカットし9番から左の19番へ、左クロスに88(本田周作)番流し込むだけ。2−0。37分、神戸、自陣左でまたもボールロスト、滝二右パスを9番がGKの位置を見てダイレクトループ、決まって3−0。この辺り神戸は自らの技術に対する自己評価が甘く、フォアチェックをかわせなかった。40分、神戸ショートカウンター、24番右で1対1を抜けず。更に3番右クロスはカット。実は神戸の右ハーフ8番は遠すぎて解らなくて最初から3番だったかも。滝二27番→44番。17番が左CB、39番が左サイドバック。ハーフタイムに入っていた?49分、滝二39番に警告。やはり神戸の危険な右ハーフ3番を倒した。49分、神戸16番→21番。50分、滝二78番に警告。GKにぶつかる。50分、滝二、9番→31番。51分、滝二、左CKをファーでヘッド、上に外れる。55分、滝二、スルーパスに31番抜け出しGKと1対1、セーブ。神戸は右ハーフ3番と並んでGKも目立ってる。56分、滝二88番→6番。58分、滝二フォアチェックから19番右シュート、上に外れる。決定機。神戸は後方でミスが多い。3点差なので繋がざるを得ないのだが、やはり技術で劣勢だ。61分、滝二、右斜めパスが入り、誰か?が落ち着いて決める。4−0.これは神戸としては仕方ない失点。63分、神戸13番、クサビを受けターンシュート、GK正面。決定機。67分、滝二6番が決めて5−0.これもフォアチェック。68分にはカウンターから2対1もパスミス。結局5−0でタイムアップ。
滝二は個人の能力で押しきった。組織力はこれからだ。ただ例年ほど個人で打開できない印象を受けた。神戸はミスがなければもう少しロースコアで済んだはず。割り切ったサッカーが出来なかった。
後半シュート数10(5)対1(1)、CK数7対0、GK数0対3、オフサイド数0対1、クロス数8対2、ファウル数5対2、FK数0対1、まあ力の差はあったが、双方持ち味は出せたんじゃないでしょうか?
第2試合の報徳は近年力をつけている高校。試合前保護者が報徳のGKは有名な陸上選手だったという話をしているが、本当だろうか?
兵庫高校新人戦準々決勝 報徳学園−加古川東 11時 日岡山グラウンド 人工芝 晴れ
報徳 加古川東 −−−十番−−十三−−− −−−二番−−九番−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 十四−二二−−八番−十九 六番−七番−−十一−八番 十七−二四−−四番−三番 三番−二一−−四番−五番 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
すぐに報徳が徹底的にサイドを突くチームということがわかる。サイドが快速で突破力にあふれ、サイドバックもどんどん絡む。そしてサイドにボールを供給するのが8番の川野京哉で下がってはミスのない散らしで左右に振り、セットプレーでは両足で蹴り、自ら上がったときは突破力まである。身体が出来てないので大学で即Aチーム入りは微妙だが、Bチームには入れるし、これから関西学生リーグで争奪戦が起こるのではないか?それくらいの逸材だ。14番もスピードだけでなくテクニックもある逸材。そして報徳が並のチームと違うのは、常に中にロングボールを狙い姿勢を失わないこと。10番と13番は常にサイドをフォローしつつ中央を狙うことを忘れない。CB陣は守備力は判らないが、フィードは確か。1分、10番が突っかけ右CKゲット。17番がファーでヘッドはGKセーブ。5分、��番シュートは上に外れる。決定機。10分、報徳の4番いきなりロングフィード、13番抜け出し1対1もGKキャッチ。超決定機。直後にはサイドチェンジから左の14番がヒールで10番へ、左クロスをカット。14分、報徳、8番、22番を経由し、右19番のループは左に外れる。決定機。17分、報徳、左CK、ヘッドは左に外れる。加古川東DFも寄せていた。19分、報徳8番が捌き3番のフィードに10番抜け出し決める。1−0。21分、報徳、右CKで8番が左足で入れ10番ヘッド、決まって2−0。25分、右クロスに14番ボレー、決まって3−0。28分、報徳、ロングフィードに10番が裏を取りループは上に外れる。決定機。結局前半は3−0で終了。
前半シュート数8(4)対0、CK数4対0、GK数3対6、オフサイド数0対1、クロス数4対4、ファウル数3対1。こう見ると報徳はサイドを突く割に簡単には上げてこないのと加古川東がしっかり守っていたということがわかる。それだけにいきなり中を突く攻撃がいかに効いていたか。
後半開始。いきなり報徳、13番が右からカットイン、10番シュート、ブロックされ外れる。42分、加古川東、右裏を突くが報徳GKが裏をカバー。加古川東、4番・9番→20番・24番。24番はCB。20番FW。48分、報徳3番の右クロス、22番シュート、GKキャッチ。この時間帯、報徳8番は空いたスペースをドリブルで突き始め、一層脅威に。52分、加古川東サイドチェンジ、6番カットイン。シュートはGKセーブ。決定機。報徳も14番が左で仕掛けファウルゲット。8番のキックは合わず。54分、報徳、4番のシュートをGKパンチしたところを10番蹴り込む。4−0。55分、加古川東、2番が左から切れ込む、ファウルゲットでFK。6番の左足、誰かがボレーも外れる。58分、報徳8番急加速から中央突破、ファウルゲットで正面25mFK。ここで3番→5番。FKは8番が左足で狙うも壁。ここまで左足も使える右利きだと思っていたけど、実は右足も使える左利き?60分、報徳8番のスルーパスが10番へ、DF寄せてカット。62分、報徳22番→6番、1番(GK)→31番。加古川東6番→17番。67分、加古川東、右CKを左足で入れてファーで高いヘッド、GKキャッチ。68分、報徳、裏を取った10番はループ、決まって5−0。70分、報徳8番左足ミドル、右に外れる。結局5−0で終了。
後半シュート数8対2、CK数0対2、GK数2対3、オフサイド数2対0、クロス数1対0、ファウル数3対4、FK数1対1。どこにでもいい選手はいるし、面白いサッカーは観られる。報徳のサイド攻撃はダミーだ。常に中央のスキを狙っている。そして何といっても8番の才能。身体が出来ればどれだけいい選手になれるか。8番だけでなく前線はタレントぞろい。加古川東は1対1に強くサイドを突破させなかったが、人に意識が行き過ぎてスペースを埋める意識が薄くなってしまった。とは言え、サッカーの基本は1対1で負けないこと。そういう意味ではこの時期十分なレベルに達している。これからどう組織を高めるか。引いてカウンターのサッカーを固めれば面白い。
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