サッカー観戦日記

2014年05月17日(土) サンライズリーグ C大阪−G大阪門真 京都ー神戸

サンライズリーグ
セレッソ大阪U−15−ガンバ大阪門真ジュニアユース
下鳥羽公園 5月17日 9時40分 ピッチ人工芝 晴れ

C大阪          門真
−−−九番−−二十−−− −−−九番−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
六番−八番−−十番−十一 二三−八番−−七番−十二
三番−四番−−二番−五番 十四−四番−−五番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−十六−−−−−

立ち上がり、C大阪10番が好スルーパスを連発する。長短自在で、しかも無理目なパスだけでなく、簡単に捌いたり、展開のパスを出したり、パスに幅がある。守備もきっちりしている。なかなかよく指導されている現代的なパサーだ。8番のパスも見事。11番はドリブラー。スピードを活かしてガンガン仕掛けるし、足元でもらうだけでなく、スペースの狙い目もいい。10番との連携も抜群だ。5番は主将。11番をよくフォローしている。3番はレフティーで正確なフィードとタイミングのいい上がりが光る。これに対し、門真は5番は長身でキャプテンを務めるだけあってリーダーシップも抜群の逸材だ。4番は5番ほど上背はないが、クレバーでパワフルで前に出てどんどん潰す。パスもよい。身長が伸びなければ潰し屋系ボランチとしても面白いかもしれない。この二人がC大阪10番のスルーパスを中心には通させない。C大阪20番が小柄だがタッチの多いドリブルで切り返しを連発。サイドに流れて1対1を仕掛ける。C大阪2番はフィードがいい。攻撃のC大阪と守備の門真ががっちりと噛み合い、好ゲームである。20分、C大阪がカウンターから9番が中央突破、シュートは上に外れる。DFの寄せもよかった。決定機。28分、C大阪11番が右で起点になり中の10番に戻し左足シュート、正面。34分、C大阪、6番から9番へ、シュートは左隅に飛ぶがセーブ。決定機。35分、門真、23番が左45度FK、右足で狙うがGKキャッチ。36分、C大阪11番、中に切れ込み、空いたスペースを駆け上がる5番が右クロス、GK触る。決定機。結局40分ハーフの前半は0−0で終了。

前半のシュート数は5(3)対1(1)GK数1対4、オフサイド数3対0、クロス数5対0、ファウル数2対3、FK数0対1。C大阪が数字では上回っているが、門真もバックラインが整然と守り、オフサイドもとっている。悪くない数字だ。

後半開始。45分、C大阪、左スルーパスに9番シュートは弱い。50分、C大阪11番に警告。カウンターを止めた。そのFKはGK正面へ。52分、門真、左CKに5番ヘッドは上に外れる。53分、C大阪9番→15番。門真8番→11番。54分、C大阪10番、十分にタメて必殺のスルーパス、しかし門真も素晴らしいパスカットで応じる。レベルの高い攻守の読みあいは素晴らしい。55分、C大阪3番が左クロス、20番ヘッドはバーを叩くもこぼれに詰めた15番がヘッドで叩き込む。C大阪先制!1−0。63分、門真、10番、9番→24番、17番。直後に門真2番が右FK。ここまで空中戦に好守を見せていたC大阪GK1番に対し、門真ベンチは「キーパー外してや」と指示を出すが、かえって意識したのか、キックはGKのところに飛び、難なくキャッチ。68分、C大阪5番→7番。キャプテンマークの行方は不明。左70度27mFK、8番狙うが上に外れる。決定機。70分、C大阪10番から7番、さらに右の5番(メモまま)が右クロスにヘッドは右に外れる。決定機。78分、門真12番→15番、C大阪20番→13番。正面27mFKを2番狙うが正面。83分、C大阪3番、6番→19番、18番。結局1−0でタイムアップ。

後半のシュート数は8(4)対4(2)、CK数0対1、GK数2対3、オフサイド数3対0、クロス数7対0、ファウル数10対5、FK数3対2。攻めるC大阪という図式は変わらなかったが、門真もよく守った。

個々の選手について。C大阪10番はユースに上がるでしょう。1年生にしてAチームのベンチに入れるかもしれない。しかしBで常時出場してパスセンスを磨いた方がいいのではないか?11番もユースのスーパーサブになれる気はするが、、Bでレギュラー取ってほしい。GK1番、RB5番、LB3番も目に付いた。2番は上背次第。20番はうまいけど小柄な部分がどう評価されるか?9番はなかなか力強い。8番はバランス感覚に優れている。C大阪はユースへの昇格基準が年々厳しくなっているし、どうなるかはわからないが、たとえ高校だとしても楽しみな選手が多い。門真ではCBコンビの5番と4番はユースに上がれるのではないか?4番は評価が分かれると思うが、チャージで相手を吹っ飛ばしつつ、自らはバランスを保つパワーとボディバランス、それに堅実かつアグレッシブな潰しは捨てがたい。高校レベルなら1年生で即レギュラークラスですよ。5番ももう少しガツガツ潰せるようになれば面白い。



サンライズリーグ
京都サンガU−15−ヴィッセル神戸U−15
下鳥羽公園 5月17日 11時30分 ピッチ人工芝 晴れ


京都           神戸
−−−九番−−十番−−− −−−−−十番−−−−−
−−−−−−−−−−−− −二十−−十七−−八番−
十九−十三−−八番−七番 −−−十九−−四番−−−
四番−二十−−十七−二番 十八−三番−−五番−二番
−−−−−二一−−−−− −−−−−一番−−−−−

京都はGK21番はかなり大柄で目立つ。9番も大柄。10番は体つきががっちりしてい手』足元の技術の高いトップ脇。4番は右足のキック精度が高い。キャプテン。神戸も4番がキャプテン。8分、京都、正面30mFKで9番が強烈シュートもセーブ。9分、左45度FK、8番と4番が構え8番が狙い上を襲うもセーブ。12分、神戸GKから伸びるキックが10番に届きシュート、外れる。14分、神戸5番右クロスが風に乗ってバー。18分、神戸2番のフィードを8番右クロス、10番がいい位置に飛び込むもファウル。このあたりから神戸ペースになる。どうやら総合力で神戸の方が上だ。25分、神戸2番右クロスを20番折り返し、10番押し込むもオフサイド。34分、京都17番が足を高く上げてファウル。警告。40分、京都20番の左足ロングフィードに9番が競り勝ち1対1になりシュートもGK1番スーパーセーブ。超決定機。結局0−0で前半終了。

シュート数5(3)対3(1)クロス数0対4」、ファウル数4対8、FK数3対1。神戸の支配力は見事。かなりの選手がユース昇格を感じさせる。ただ2列目と10番(リョータ)との距離が空き孤立気味。17番(ハズム)が追い越すシーンも少ない。つまりパスを回せるものの勝負パスが出てこない。京都はキャプテン9番の高さ、パワーと10番のフィジカルに支えられた技術でカウンターに迫力がある。

40分ハーフの後半開始。42分、京都10番が左から鋭いターン、シュートは正面。決定機。49分、京都、10番スルーパスに9番身体を入れ替えるがボールロスト。59分、神戸8番→7番。神戸は相変わらずボールを回すものの膠着状態を打開できない。63分、京都9番、パワードリブルから10番へパスもカット。70分、神戸20番→24番(ツバサ)。京都7番、8番→6番、26番。73分、神戸7番右シュート、セーブ。決定機。左CKで大外5番届かず。75分、神戸10番左シュート、セーブ。超決定機。バスの時間の都合上、78分でスタンドを立ち、帰路に着く。それでも外側で様子をうかがうが、40分ハーフのロスタイム2分時点でスコア動かず。結局0−0のまま。最終結果未確認。

力量的には4.5対5.5で神戸が上かなと思う。選手の粒もそろっていた。京都は中盤の選手についてのメモをほとんど取れていない。それくらい支配され、いいところがなかった。個人の能力というより戦術的にかみ合っていなかった。バックラインも大柄だが、神戸のスピードに苦戦。キーパーの活躍がなければ負けていただろう。神戸は前線と中盤の距離感が悪かった。支配することに満足して飛び出して京都を脅かす動きに欠けた。とはいえ、局面では1対1の潰し合いが続き、激しい戦闘状態だった。サッカーの原点的な楽しみ方のできる好ゲームだったのではないでしょうか?


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T.K. [MAIL]