サッカー観戦日記

2011年10月16日(日) 全社2回戦 岐阜2nd−ヴォルカ鹿児島 FC KAGOSHIMA−アミティエ

2日目は赤坂スポーツ公園会場へ足を運ぶ。最寄の駅は養老鉄道東赤坂駅だが、JR東海道本線の支線終点の美濃赤坂駅から歩く。何せ大垣フェスティバルで何度も足を運んだ会場だ。だから大丈夫だろうと思っていたが、迷ったっぽい。道行く人に尋ねたところ、すぐ近くまで来ていたことを教えられ、しかも美濃赤坂駅から最短ルートで来ていたらしいこともわかり、唖然とする。会場に着くと大垣駅からシャトルバスが出ていたことが分かる。オフィシャルサイトでは告知は見当たらなかった。来年のために事務局に連絡を取って告知を要望しよう。

赤坂スポーツ公園は大垣フェスでは2面のピッチを取るが、ピッチ状態の悪さが例年気になる会場だ。ところが今大会はなかなか良い状態を保っている。ここは一面にして使い、入口から見て逆サイドの芝生席中央付近に陣取る。

FC岐阜SECOND(以下岐阜)はその名のとおりJ2岐阜のセカンドチームだ。プロ予備軍を鍛えてトップに引き上げるのが目的のチームだ。初見。対するヴォルカ鹿児島(以下鹿児島)は地域決勝以来の観戦だ。


全国社会人選手権2回戦  
FC岐阜 SECOND−ヴォルカ鹿児島
11時 赤坂差ポーツ公園多目的運動広場 ピッチ良 晴れ

岐阜           鹿児島
−−−松江−−細野−−− −−−山田−−栗山−−−
−−−−−安西−−−−− −−−−−−−−−−−−
−瀬古−−松井−−栗本− 日高−小林−−須貝−永岩
吉岡−倉田−−東間−金− 松下−本城−−泉谷−山口
−−−−−本田−−−−− −−−−−植田−−−−−


岐阜 監督:伊藤哲也
GK 21 本田豊   1989/03/07 182/71 びわこ成蹊スポーツ大
DF  3 東間勇気  1987/03/29 184/74 ヴァンフォーレ甲府
    5 吉岡拓朗  1987/02/23 171/65 ファジアーノ岡山ネクスト
    6 金誠吉   1986/08/24 175/68 朝鮮大
   15 倉田健生  1988/08/18 177/68 法政大
MF  8 松井義隆  1984/09/16 167/65 愛知学院大
   14 瀬古朋広  1988/01/06 172/65 びわこ成蹊スポーツ大
   18 安西大輝  1988/03/26 174/68 FC鈴鹿ランポーレ
   24 栗本幸治  1986/07/27 166/64 JAPANサッカーカレッジ
FW 29 細野元伸  1988/05/03 175/74 阪南大
    9 松江克樹  1983/10/14 182/71 FC岐阜
平均

鹿児島 監督:恒松伴典
GK 26 植田峻佑  1988/04/04 181/76 福島ユナイテッドFC
DF  3 本城宏紀  1987/08/03 181/73 AC長野パルセイロ
   15 山口大将  1987/03/10 167/67 九州産業大学
   36 泉谷光紀  1983/06/27 183/72 FC大阪
   18 松下尚樹  1980/10/01 177/66 日本文理大
MF  7 日高潤也  1984/09/11 168/63 明治学院大
   13 須貝将弘  1987/08/28 191/73 徳島ヴォルティス・セカンド
   17 永岩貞亮  1987/06/22 167/60 阪南大
   19 小林雄太  1984/01/31 166/60 カマタマーレ讃岐
FW  6 山田裕也  1988/04/12 174/70 れいめい高校
   11 栗山裕貴  1988/09/15 171/64 三菱重工長崎

序盤から激しい潰しあい。岐阜は体が強くキープ出来る2トップに早めに預けて押し上げようとするが、囲まれて潰される。細野は名前と対照的にガッチリした体つきで、意外にスピードもあるので、前を向けば突破出来るのだが、そもそも前を向かせてもらえない。対する鹿児島はつなぐ意識は高いが、岐阜の激しさの前にやはりつなげず。お互いにチャンスの少ない、地味な立ち上がりとなった。20分、鹿児島カウンター、��栗山から左の��山田へパスも長い。28分、岐阜、左CKで�┥尚罎離�ックにGKパンチ、右の29細野クロスに�屋太尚錣蕕垢�セーブされ左CKへ。この試合レフェリーはやや神経質で、アシスタントレフェリーが倒れてもいないドリンクボトルをそっと直すのには笑った。ただしファウルを取るという意味ではなく、スローインたFKの位置にうるさいと言う意味で、ファウル自体はあまり取らない。32分、岐阜左CKで�┥尚罎魯潺好�ックでニアサイドネットへ。ここまで3度の左CKは全てニアを狙っている。37分、鹿児島�馨�林カットから��山田へ、右に流れる��栗山に出し、フリー右シュート、GK抑える。決定機。直後にもカットから鹿児島��山田がスペースを駆け抜け右クロスに��栗山ニアでシュート、右に外れる。この時間帯、岐阜は�┥尚罎�ボールを受けようと下がりすぎ、飛び出したがるトップ下安西との間に距離が開き、サイドハーフも開いたままで、中盤4人の距離が開いてしまっていた。そのパスを狙われピンチになっていた。

前半のシュート数2(2)対4(2)、CK数3対0、GK数7対3、クロス数5対3、ファウル数5対6。

後半2分、岐阜、右FKで��瀬古が狙うが正面。後半岐阜がペースを上げてきている。8分、鹿児島の�仮床爾坊拗陝���瀬古に対する後方からのタックルでラフ。9分、岐阜、�┥尚罎留Γ達砲魃β�で入れ、こぼれを�Χ發�ループボレー、GKキャッチ。9分、�臼粉笄�29花房。11分、��日高→�鞍喊后�13分、放り込みを��松江、ハーフボレー右に外れる。決定機。14分、10分、�E豐屬坊拗陝�鹿児島�仮床爾離�ウンターを引っ張って止める。19分、岐阜�屋太召鉢┥尚罎離僖晃魎垢�ら右スペースの24栗本が走りこみ、受けたボールを後方の�Χ發僕遒箸契擇貶屬刑限�クロスも中でオフェンスファウル。22分、岐阜��松江から29細野へ、右ワンツー、突破を倒されるもノーファウル。24分、岐阜�Χ癲�右クロス、��松江が競り合い、29細野がシュートもブロック。26分、�Χ發留Ε�ロスを��松江を中でターン、左足シュート上に外れる。決定機。28分、24栗本の右クロス、�屋太召�中を突破、GK触る。右CKになる。35分、24栗本、右クロス�屋太召�飛び込むがノーファウル。36分、岐阜�屋太匠�25田端。鹿児島2トップ��山田突破力十分でスペースを良く突くがボールが来ない。��栗山は左利きで、2トップとも俊敏なタイプ。岐阜��松江から�サ伐�がペナ内で倒れるがPKならず。40分、鹿児島24栗本から25田端へ、シュートはわずかに上。決定機。41分、右FKで鹿児島��山田から��栗山ポストプレー、シュートは左に外れる。決定機。鹿児島29花房に警告。結局点は入らず、延長戦へ。
後半のシュート数9対2。完全に岐阜ペース。中盤の4人の距離感が良くなって起点になれる2トップとの距離感が近くなって、攻撃の形を作れるようになった。守備でも鹿児島のパスワークに慣れて、自由にさせなくなった。


延長3分、左FKから�鞍喊好魁璽福蕊婉瓩�らGKキャッチ。4分、�┛太召�ら左の��松江へ、左クロスのこぼれを��瀬古が決める。1−0。ここで瀬古→��武井。5分、鹿児島、左パス29花房が倒され、PKゲット。これを��栗山が大きく上に外す。8分、鹿児島36泉谷に警告。シャツを引っ張って止める。正面FK。��松江の右足、�サ伐�。松江のシュート、カーブをかけて右隅に飛ぶがセーブ。前半1−0。後半は動かず。7分、岐阜。29細野→22北川。結局1−0で終了。

岐阜が順当勝ちだったと思う。関西の大学サッカーOBが元気そうで安心した。細野は体格データどおり、名前とは逆にガッチリした体で起点になる。しかしチーム全体としてはプロ予備軍というにはパンチが足りなかった。

公式記録



第2試合のFC KAGOSHIMAはユース年代では強豪のアミーゴス鹿児島のトップチームでU−18の選手も3人登録され、GK船川がこの試合に登録されている。出身者も何人かいる。対するアミティエはスポーツクラブの指導者を中心に結成され、昨年JFL経験のあるFC京都BAMBと合併して、新たに上を目指すこととなった。練習時間を見ると午前中が多いので、自らのサッカースクールで若い選手を育てつつ、強化に努めるクラブなのだろう。


全国社会人選手権2回戦  
FC KAGOSHIMA−アミティエSC
13時30分 赤坂差ポーツ公園多目的運動広場 ピッチ良 晴れ


鹿児島          アミティエ
−−−谷口−−前田−−− −−−−−菊池−−−−−
−田上−−−−−−茶園− 黒木−−−篠原−−−守屋
−−−松元−−内薗−−− −−−山本−與那偉−−−
内山−吉元−−山内−辻− 後藤−中田−與那樹−山上
−−−−−船川−−−−− −−−−−己浪−−−−−

鹿児島 監督:田上裕
GK 30 船川航司朗 1994/02/24 180/73 アミーゴス鹿児島U−15
DF  3 内山勇斗  1992/04/29 180/73 アミーゴス鹿児島U−18
   11 松元亮仁  1987/12/30 170/65 MSU F.C
   18 辻勇人   1986/07/09 175/73 ヴォルカ鹿児島
   25 山内智裕  1987/09/05 181/70 FC岐阜
MF  7 田上裕   1986/01/12 168/66 FC琉球
    8 内薗大貴  1987/04/27 180/72 MSU F.C
   10 前田将大  1987/09/08 177/71 MSU F.C 
   13 茶園大貴  1992/08/15 170/68 アミーゴス鹿児島U−18 
   24 吉元直希  1986/06/03 178/71 MSU F.C
FW  9 谷口堅三  1988/12/22 179/69 サガン鳥栖

アミティエ 監督:吉田啓
GK  1 己浪学   1988/02/17 180/68 立命大
DF  2 與那嶺樹  1987/07/18 173/74 鹿屋体育大
    3 與那嶺偉  1987/10/02 172/67 鹿屋体育大
    4 後藤大地  1989/01/14 180/73 国士大
    5 山上泰寛  1985/10/16 170/65 アミティエ・スポーツクラブ
   23 中田臣士朗 1988/02/07 184/74 大体大
MF  6 山本遼   1986/02/19 177/65 FC鈴鹿ランポーレ
   18 篠原嗣昌  1987/08/12 170/61 阪南大
FW 10 菊池亮   1988/03/25 175/70 国士大
   13 黒木誠司  1988/02/21 168/62 FC京都BAMB1993
   14 守屋鷹人  1988/02/21 174/60 神国大
ベンチ入り平均23.9歳 175.2cm 68.1kg

鹿児島は下部組織を何度か観た事があるが、相手が強かったためか、引いて守ってカウンター狙いのイメージがある。だからそういうつもりで見たが、トップチームは全然違った。GK船川はまだ高校生。昨年のJユースカップでも誉めている。

試合開始。すぐに鹿児島が風通しのいいクラブということがわかる。船川も内山も年上の味方選手に対し、下の名前で呼び捨てにして的確なコーチングを行なってるし、遠慮がない。若いチームというのもあるが、全員伸び伸びプレーしている。対するアミティエも大卒1,2年目中心で、後輩が先輩を君付けで呼んでおり、こちらも風通しがよさそう。鹿児島はシンプルにサイドに運びクロスを狙う。一人一人の判断力が素晴らしい。サイド攻撃の主役はサイドバックで、攻撃的MFは中に絞ることが多い。谷口はもとJリーガーで、強靭な身体を利して競り勝てるので、早めに当てることも多いが、基本的に放り込みは少ない。プレミアリーグのチームみたいだな、というのが最初の印象である。対するアミティエはインサイドの3人が繋ごうとするが、判断が遅れ、鹿児島の寄せられては潰されてしまう。オートマティズムという点で両者に差があり、またアミティエはあえて個々のとっさの判断に任せている印象がある。ただその理想の高さが花開くまではまだ時間がかかりそうだ。8分、鹿児島�可圈∈限�シュートも上に外れる。直後にアミティエも��守屋が切れ込みシュートもGKブロック。決定機。鹿児島も速攻から��茶園が右シュートもGK正面。決定機。アミティエは�下銚兇�左CKを右足で入れ、��黒木ヘッドも右上に外れる。18分、鹿児島、�可圓�右クロス、��谷口ヘッド高いが右上に外れる。決定機。アミティエを応援する子供たちから「頑張れ己浪先生」という声が聞こえるが、教師になったのだろうか?それともサッカースクールの指導員を「先生」と呼ばせているのだろうか?21分、鹿児島、��田上の左クロスを��前田がヘッド、決まって1−0。直後にもポジションチェンジした��茶園の左クロスを��谷口が落とし��前田ボレーもブロック。鹿児島はクロスに対しての前線の入り方も上手く、形を作っている。シュート精度も高い。アミティエもシュート精度というか枠内には飛ぶのだが、なかなか決定機に結びつかない。24分、鹿児島��田上、左足ミドル、右上に外れる。25分、鹿児島、左FK、左60度28mFK、��内薗(右足)と�F盪魁丙限�)が構え、内薗がファーにあわせるが、抑えられ、園カウンターでアミティエ�下銚兇�倒され、25mFK。篠原狙うも弱い。アミティエ��菊池はなかなか技術がある。31分、鹿児島シンプルに崩し、�可埀Ε�ロス、��谷口ファーで駆け引きをして中に飛び込み競り勝って決める。2−0。直後にも数本のダイレクトパスから左の��田上(たのうえ)へ、シュートは右に外れる。決定機。アミティエも��黒木の左クロスを��菊池、中でシュート。鹿児島も��茶園の右クロスを��田上落とし��前田左足シュートも弱い。40分、鹿児島DFミス、アミティエ��黒木から��菊池へ左に切り返しシュートは右隅に飛ぶがGKキャッチ。決定機。直後に鹿児島・��前田が裏に飛び出し抜け出しかけるがGK飛び出してクリア。結局前半は2−0で終了。

シュート数10(5)対7(6)、GK数0対6、クロス数11対3、ファウル数4対5.派手な打ち合いだった。レベルは高い。鹿児島�可圓鷲當未鳳Ε�ロスを上げるのも、切り返して左足で上げるのも上手い。左は��田上が積極的にクロスを入れるし、高卒ルーキーの内山の左足も精度が高い。クロスが単なる放り込みなどではなく、FWの動きにうなく合わせたものであることも特筆すべき事項だ。つまり鹿児島のほうが一枚上手だった。ただしアミティエも選手がハードワークし、細かくつなぐ理想を持った信念あるチームで、シュート精度も高く、レベルは高い。中田は谷口に必死に対抗。高さでは負けてないが、ボールを受ける前の動きに惑わされ、大苦戦。

ハーフタイムでアミティエ��黒木→�蛙構咯蓮�4分、アミティエ、上手くつないで左の�じ綟�へ、しかしフリーの左クロスを大きく外す。アミティエ�下銚侠���下中。2トップに変更。12分、鹿児島��内薗右クロスが枠に飛ぶが、セーブ。16分、アミティエ��菊池ヘッド、GKキャッチ。17分、鹿児島��田上→23出水。そのまま左ハーフ。直後に鹿児島、自陣からのつなぎ、吉元から内山、前にフィードして内薗から左の谷口へ、きれいに崩して左クロス、クリア。�F盪海�右CKも任される素晴らしい左足キックを誇る。��菊池が抜け出しかけるがGKキャッチ。更に�じ綟�左クロス、ファーでクリアも��山本、右シュートも左に外れる。決定機。32分、鹿児島��茶園→�歓校魁�33分、�可國��∩ダ醢揃僉�36分、アミティエ、左クロスを��菊池ヘッド、右に飛ぶがGKキャッチ。決定機。37分、鹿児島25山内切れ込み左シュート、強烈も正面。決定機。38分、鹿児島��前田から右�歓校海悒好襦璽僖垢皹Δ乏阿譴襦7萃蟲 �41分、アミティエ、ロングフィードに��下中が抜け出しかけるがシュートはGK30船川航抑える。ナイスセーブ。決定機。結局2−0で終了。鹿児島の完勝だった。

後半のシュート数7対6、CK数4対0、GK数2対1、クロス数14対9、ファウル数1対9。アミティエが必死に攻めたが、チャンスはなかなか作れなかった。結局鹿児島の完成度の高いサイド攻撃を封じきれず。鹿児島は数年後が楽しみなチームだと思った。ただGK船川は高校卒業後の進路は分からないが、もっと上のレベルでプレーしたほうがいいと思った。サポーターとしては是非残って欲しいだろうし、クラブがどうステップアップするかもわからないが、少なくとも関西の大学なら即通用するレベル。Jから声がかかってもおかしくない。昨年のJユースよりだいぶ伸びている。あの時は清水ユースの柴原の無回転ミドルに対し、上手く反応できなかった。つまり鹿児島では経験したことにないレベルのシュートだったのだろうが、この選手は高いレベルで経験を積めばもっと伸びると思った。それだけに、進路はよく考えて欲しい。

公式記録


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