サッカー観戦日記

2011年06月05日(日) クラセン関西予選 G大阪−C大阪 神戸−京都

クラセン関西予選はJ4クラブがリーグ戦を行い、上位2チームが自動的に全国に進み、下位2チームが街クラブとの代表決定戦に進む。ここまでG大阪は2分け、C大阪は2敗、京都が1勝1分けで得失点差+2、神戸も1勝1分けで得失点差+3。つまり既にC大阪はこのリーグでの敗退と代表決定戦行きが確定。G大阪は最低でも勝つ必要がある。しかも第2試合が引き分けだった場合、得失点差勝負になるので、自力突破には3点差をつけて勝つ必要がある。G大阪にとっては極めて困難なミッションが大阪ダービーに課せられることとなった。対するC大阪はモチベーションを失っていれば、観ている方としては退屈なゲームとなるが、そうでなければ、ダービーという場で、相手の攻め気を利用してカウンターを狙う状況を真剣勝負の場で練習できることになる。今期のC大阪は細かいパスワークで徹底的に攻勢に出ていた。しかしプロの下部組織として、「いつも正々堂々真っ向勝負」という育成方針なのか、それともプロ育成として「勝負にこだわる」のか、興味があった。

クラブユース選手権関西予選 J組 第3戦 
ガンバ大阪ユース−セレッソ大阪U−18
13時 万博ガンバ大阪グラウンド   人工芝 曇り

G大阪          C大阪
−−−−−久保−−−−− −−長谷川�◆殄�間−−−
西田−−−小谷−−−出岡��南野�◆檗檗檗檗檗檗歉�暮��
−−山千代−−徳永�◆檗檗 檗檗歃�山�◆歙沼射痢檗�
内田�^霓后檗歙礁遏殃‥牒�岡田�∈篌雖◆歉�池−藤原��
−−−−−田尻−−−−− −−−−−射庭� 檗檗檗�


G大阪 監督:梅津博徳    前登録記載無しはG大阪ジュニアユース
GK  1 田尻健   182/76 3年
DF 13 福田浩規  173/64 2年
    3 西野貴治  185/72 3年
    4 稲森克尚  184/73 3年 ガンバ大阪門真ジュニアユース
   24 内田裕斗  168/58 1年
MF  5 山千代大斗 175/64 3年・主将
   10 徳永裕大  168/63 2年
   11 西田康貴  172/69 3年
    8 小谷光毅  169/64 3年
FW 19 久保賢悟  170/67 3年 ガンバ大阪門真ジュニアユース
   18 出岡大輝  177/68 2年
    

C大阪 監督:大熊裕司 前登録記載なしはC大阪U−15出身 ポジションは記録と異なる。
GK 21 射庭康太朗 181/70 1年 千里丘FC
DF  3 藤原雅斗  178/66 2年
    4 小池佑平  172/68 3年 主将
MF  6 秋山大地  171/63 2年
    7 小暮大器  170/64 2年 パルチーダFC竜ヶ崎  
    8 西村洋亮  160/55 3年
FW  9 風間健治  178/70 3年 スポーツクラブ岐阜VAMOS 
DF 14 岡田武瑠  165/56 2年 セレッソ大阪西U−15
   16 坂手優雅  174/62 2年 セレッソ大阪西U−15
MF 10 南野拓実  173/61 2年
FW 11 長谷川将  172/65 2年 セレッソ大阪西U−15

G大阪は左利きの�化于�が右のハーフに入り、FKも蹴る。4分、いきなりゲームが動いた。右CKがファーに入り、落としたところを�概彿櫃�決める。1−0。ちなみに公式記録では9番のゴールとなっているが、9番なんてどこにもいないぞ(笑)。C大阪は�Ь�暮が右足FK担当。9分、C大阪、右CKで�Ь�暮の鋭いボールにニアで��南野がダイレクトボレー、決まって1−1。10分、G大阪24内田の突破から左クロス、�化于�が右から強烈なシュート、右に外れる。13分、G大阪カウンター、�化于�をC大阪��秋山が見事な戻りで止める。C大阪は気合十分で消化ゲームなんて意識はまったくない。大阪ダービーは違うな、と思った。ファウル数が多いがそれだけ気合に入った守備をしているということ。特に��秋山が攻守に効いている。�╂沼射里�前線にガンガン飛び出し、G大阪DF陣の混乱を招いている。そして20分、C大阪��岡田がいきなりという感じのミドル、右隅に決まり1−2。両チームハイボールはCB陣に跳ね返される。G大阪のCB陣の高さは圧倒的で、大きく跳ね返しているし、C大阪は小柄だが、G大阪FW陣も小柄なので競り勝てる。�F8兇遼寨茲留Γ咤袖�用も、中で起用しなくても勝てる、と踏んだからだろう。26分、C大阪��南野に警告。ラフ。30分、C大阪、左クロスを��長谷川がファーでフリー、ワントラップシュートはG大阪GK�‥朕�がセーブ。決定機。37分、C大阪��風間に警告。ボール奪われた直後ファウルで止めた。41分、C大阪��風間がペナ内で倒れるがPKではない。41分、G大阪��西野に警告。敵陣でカウンターを防ぐファウル。G大阪ベンチ「ナイス、ナイス、いいファウルだ」まったく同感でいいファウルだ。44分、C大阪�Ь�暮にファウル。結局前半は1−2で終了。

前半のシュート数は3(1)対5(3)、ファウル数4対12。ここで何度も触れているが、私はファウル数の少ないチームを評価しない。ダーティであろうがなかろうが、一生懸命に守備をすればファウルが増えてしまうのがサッカーというゲームだ。G大阪はやや少ない。C大阪は確かに多すぎるが、仕方の無い面がある。8〜10位が適切なファウル数だと思う。G大阪はいいところの無い前半だった。もはや3点差での勝利は望めないだろう。せめて2点とって1点差での勝利でもいいから、第2試合に期待をつなぐよう戦って欲しいところだ。逆にC大阪はよくパスで振り回し、攻勢に出た。予想したカウンター狙いではなかったが、いい内容。ただハードワークだったので、後半のスタミナが心配だ。

ハーフタイムで�概彿蘗���薮内健人。��西田がFWに上がり�┥�谷と2トップを組み、��薮内は左ハーフへ。しかしC大阪ペースは変わらない。10分、��長谷川の右クロスに��南野ワントラップシュートはDFに当たりGKキャッチ。13分、G大阪がポジションチェンジでペナ内に飛び込んだ�化于�だが、��秋山好カバーで防ぐ。��秋山は高い完成度があり、責任感も強い好選手だ。この日はコンビを組む�╂沼射里�攻撃的な選手なので、守備に回る機械が多いが、攻撃の組み立てもいい選手。��長谷川はスピードでかき回している。G大阪がボランチで守備的な�セ垣藺紊紡个掘↓�徳永が積極的に前に出始める。前半は二人とも飛び出すシーンが無かった。20分、C大阪�Ь�暮の右クロスを�虻篌蠅�ヘッドもブロックされる。23分、G大阪24内田の左クロス、C大阪GK21射庭が前に出てキャッチしようとするが、空中姿勢が不安定でこぼしてしまう。徳永が詰めてシュート、GK射庭好反応で防ぐがさらに詰めた�化于�が決める。2−2。これは流れを変える痛恨のミスだった。C大阪は1年生GKにもっと声をかけるべきだ。25分、C大阪右CKに�虻篌螢悒奪匹魯疋鵐團轡磴世辰燭�ブロック。27分、G大阪24内田高速オーバーラップから左クロス、��西田シュートも左に外れる。決定機。28分、G大阪��西田→22小川直毅(1年)。30分、C大阪��長谷川→�蛎臘斗埓拭�182cmの長身FW。G大阪CB陣には苦戦するだろうが、起点を作る狙いか?しかしG大阪ペースは変わらない。33分、またもG大阪LB24内田が猛スピードで突破、左クロスに22小川が触り�┥�谷が押し込む。3−2。直後にC大阪�Ь�暮の右クロスを��南野がうまいループヘッドもGK防ぐ。36分、C大阪��風間→�唄櫺�満。身体能力が高く、攻撃に絡めるボランチ。�蛎臘鼎鉢�南野の2トップ。38分、G大阪、正面18mFK、�セ垣藺紂扮β�)�化于�(左足)が構え、山千代狙うが上に外れる。この際、C大阪�ぞ�池が下がらなかったとして警告。�╂沼射�23魚里直哉。左ハーフ。44分、C大阪、左ペナチョイ外で��南野が��西野との1対1を突破、ペナ内に進入するところを��西野引っ張って倒し警告2枚で退場。一発退場でもおかしくなかったが、抜かれると超決定機になるG大阪としては、好判断のプロフェッショナルファウル。このFKをしのぎ、G大阪が3−2で勝利、最低限のノルマを果たした。

公式記録




もう1度再確認しよう。この試合は両者引き分けで勝ち点ではG大阪と並ぶが、得失点差で上回る。つまり引き分けでいいのだ。全国大会のシード権も関西は2枠ある。だから1位と2位の差はない。2002年ワールドカップで、イングランド対ナイジェリア戦の終盤、お互いに引き分けでOKの状況下、ゆっくりとパスをまわすだけの展開にレフェリーがあきれて、ロスタイムを1秒も取らずにタイムアップさせたことがあった。厚いゲームを観たいファンとして、そういうしらけたゲームになるのを恐れていた。


クラブユース選手権関西予選 J組 第3戦 
ヴィッセル神戸U−18−京都サンガF.C U−18
15時 万博ガンバ大阪グラウンド   人工芝 曇り

神戸           京都
−−−−−内田�◆檗檗檗檗 檗檗歸賃辞 飮虻�−−−
−−−−−松村�◆檗檗檗檗\篤��◆檗檗檗檗檗檗鬱弃�
小林−水町�◆鬱楝辞�井上�◆檗檗欷鏡遏檗欹監�−−−
長原�∈憾鏑◆欖簀鉢∋嚇帖々駑痢歟咯将◆盜盒供歉樟遶�
−−−−−石原�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗歐�本−−−−−

神戸 監督:野田知 前登録記載無しはヴィッセル神戸U−15出身
GK 31 石原祐樹  プログラムに記載なし
DF  3 山田真己人 172/65 3年・主将 FCライオス
   27 岩波拓也  183/70 2年
MF 25 宮村哲朗  173/68 2年
   19 松村亮   165/60 2年 宇治FC
FW 11 小林成豪  175/63 3年
DF  2 長原直紀  174/66 2年
MF 15 水町政哉  181/70 2年 セイザンFC
   16 井上哲大  176/65 2年 森の里中
FW 22 内田祐介  176/68 2年 FCフレスカ神戸
DF 24 佐古将太  181/70 2年 岩出FCアズール


京都 監督:本田将也
GK  1 杉本大地  186/79 3年 ヤマハジュビロ磐田
DF  3 高橋祐治  185/75 3年 主将
MF  4 佐藤光恭  191/74 3年 ヤマハジュビロ浜松
    6 原川力   175/67 3年 レオーネ山口U−15
    7 久永翼   167/69 3年 レオーネ山口U−15
MF  8 国領一平  177/71 3年
FW 10 三根和起  190/76 3年 ガンバ大阪ジュニアユース
MF 17 斉藤隆成  179/70 2年 藤陽FC
DF 18 池松大騎  186/72 2年 ナガサキアシストサッカーユニオンU−15
   23 松川宏二  175/65 1年
FW 30 田村亮介  170/65 1年 奈良YMCA SC ジュニアユース


立ち上がり両者まったくのノーリスク。後方でパスをまわし、じっくり隙をうかがい、空いた味方につなぐ。守備も常にバランスを保ち、一方がボールを持つと、なかなか奪えない。『もしドラ』でノーボール戦法というのがあったが、まさにノーリスク、ノーシュート戦法。14分までシュートが無かった。14分、神戸が初シュート、右CKゲット。17分、京都、カウンターで大きく右に展開、�У弃覆�クロス、ファーに猛烈なスピードで30田村が飛び込み押し込む。0−1。まったくリスクを犯さず、神戸もミスらしいミスも無いのに先制してしまった。京都はCBの間でボールを動かし、�ず監�らが相手の間でボールを受け、寄せられてもまったくミスをせず、空いた味方につなぎ、引いてきた��三根などにつなげる、奪われるのは常に前線で、ピンチにつながらない。大人のサッカー。一方の神戸も守備のいいドイスボランチを起用。こちらも確実につなぎ�馨沼爾�一発のパスを狙うが、京都の隙は無い。正直、このまま京都が押し切るものと思っていた。20分過ぎには京都、�У弃覆留Ε�ロスを�雲篤�ファーでボレー、大きく外す。決定機。24分、神戸��長原の深い位置からの左クロスを内田ニアよりでマーク外してヘッド、決まって1−1。公式記録では��小林のアシストになっているが、誤り。直後にも、神戸、�馨沼爾�タメて��小林左クロス、�馨沼爾�カーブをかけたシュート、決定機だが外す。結局前半は1−1

前半のシュート数は3対4、クロス数2対3、非常におとなしい前半だった。このままなら得失点差で1位神戸、2位京都、3位ガンバとなる。しかし神戸ベンチはハーフタイムで勝ちに行くよう指示。両者大人のサッカーだ。

2分、神戸�馨沼爾�ら右の�旭羮紊暴个轡螢拭璽鵑鬮馨沼爾�正面ミドルが左隅に決まり2−1。リードされた京都がどういう攻めに出るかが興味あった。リスクを犯さず一方的に支配するチームの追撃方法にだ。7分、京都��三根のカットから左の30田村へ、猛スピードで追いつき切り返し右足シュートは正面。決定機。16分、京都�┨駑裏���浅田裕貴。そのまま左SB。17分、神戸�馨沼璽蹈鵐阿癸韮縫�ャッチ。京都は守備に気迫が出てきてファウルが増える。しかし前線から行くのか、引いて守るのかはっきりせず、一人一人が神戸に突っ込む感が否めない。つまりを追い詰めてアタックしているのではなく、個人が強引に奪いに行っているのだ。攻撃も、相変わらずリスクを犯さずシュートに行けない。追撃戦に慣れてないチームならではの、ゲーム運びのまずさがあった。19分、神戸・最終ラインの27岩波がカット、そのまま思い切って上がり、22内田にスルーパス、右シュートはGK�/�本好セーブ。決定機。22分には神戸22内田がミドル、正面を突く。29分、神戸ハーフカウンター、��小林が仕掛けて京都23松川を中に抜き、タイミングを外して裏の22内田へ、これもGK�/�本のタイミングを外して股間を抜いてゴール。3−1。30分、京都�雲篤�の左クロスを��三根左ボレー、バー直撃。決定機。30分、京都��浅田が左シュートも左に外れる。31分、京都�Ω鏡遒坊拗陝�33分、神戸22内田→��高見。36分、京都�У弃覆�ら��三根にスルーパスが通り、決めるがその前にオフサイド。41分、神戸�馨沼滋���堀江修平。43分、神戸��小林→29川戸大樹。結局3−1でタイムアップ。この結果リーグ戦1位神戸、2位G大阪が全国へ、3位京都、4位C大阪が代表決定戦に回ることになった。

後半のシュート数は手元集計で5対2、ファウル数は1対10、神戸の完勝だった。

神戸を犯すことなく、バランスを保ち最後までスタミナを持たせて勝利した。25宮村はいつも誉めている気がするが、いつものボール奪取力は京都の技術の前に発揮できなかったが、寄せ方、距離の取り方が安定していて、確実にボールを裁けて、サッカーを良く知っている選手。この日は発揮できなかったが、大きな展開を試みるなど、小さくまとまりがちな自身のプレーの殻を破る一面もあり、非常に楽しみ。27岩波は��三根を良く抑えた。高さ、フィード、守備のうまさを兼ね備え、U−17代表でも中心選手だ。�馨沼爾篭斌未鯊燃�しようとするプレーを見せた。トップ下というかシャドーストライカーに向いている。佐古や小林も安定感のあるプレーを披露した。この日の神戸はスタメンに2年生9人。2年前にU−15年代で2冠を取ったメンバーがスケールアップしている。全国でも楽しみだ。

一方の京都はクラブ史上最強だと思うし、おそらく全盛期のG大阪より強い。全盛期のG大阪は関西では無敵だったために、勝負強さが無く、全国で広島ユースあたりに大敗するなどの脆さがあった。しかし今の京都は関西でも好敵手に恵まれている。関西勢で全国制覇に一番近いチームだと思う。相手の間間で受ける技術の高さ、肉弾戦に強い体格、豊富なスタミナ、個人の打開力、それぞれの個性と高いレベルで兼ね備えている。GK�/�本の高さ、反応の鋭さは関西随一だし、�9盒兇魯僖錙爾發弔い討い辰修Χ�烈なCBになった。相棒の池松もいい。�Ω鏡遏Νず監�とも攻守にいいプレーを見せられるし�У弃福↓雲篤�の打開力も高い。��三根は下がりすぎる悪癖が出なければ、前線で脅威になれる存在だ。1年生30田村のスピードとシュート技術な一級品だ。控えの層も厚い。これだけのチームが代表決定戦に回るのは残念だが、これを機にガムシャラさも身につけて欲しい。

公式記録


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