女子インカレは92年の創設以来10年ちょっと年末の神戸で開催されていた。それがJ村にグループリーグを移し、準決勝以降は東京開催、そして決勝は男子インカレと同日国立開催となって少しずつ注目を集めるようになった。今年はグループリーグが堺NTC開催となった。
全16チームが同時2試合ずつ、4試合分行なわれる。全チームを観たいので、前半と後半に分けて観戦。
第1試合は大本命の早大。関東大学女子リーグも、関東女子リーグも2位以下に大差をつけて優勝。しかし全日本女子選手権関東予選は日テレ・メニーナに敗れて出場権を逃している。対する尚美大は関東大学女子リーグは6位。しかしプレーオフで勝ち上がっている。関東では早大に0−4と敗れている。
全日本大学女子選手権
早稲田大学−尚美学園大学
9時30分 堺NTC S2ピッチ 晴れ ピッチ良
早大 尚美大
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早大 監督:長岡義一
GK 16 岩田麻奈 160/58 3年 福井工業大附属福井
DF 21 石田みなみ 162/53 1年 常葉橘
6 高畑志帆 165/54 3年 藤枝順心
3 鶴田佳代 168/59 4年 富士見FCガイア
5 臼井理恵 170/63 3年 吉祥女子中学高校
MF 9 小山季絵 167/55 4年・主将 日ノ本
10 有町紗也香 160/58 4年 福井工業大附属福井
7 小野瞳 166/52 4年 聖和学園
34 渡井汐莉 155/50 1年 鳳凰
FW 8 大滝麻未 172/61 3年 横須賀シーガルズ
20 八木彩香 162/54 2年 十文字中学高校
尚美大 監督:中瀬晴彦
GK 19 浅利真耶 160/53 1年 湘南学院
DF 2 飯村亜美 154/52 2年 飛鳥
3 矢島由希 165/55 4年 埼玉栄中学・高校
4 宮崎彩菜 174/64 4年 横浜国際女学院翠陵中学・高校
5 古市珠美 166/56 3年 飛鳥
MF 22 池田貴美 161/55 2年 湘南学院
6 吉田葵 156/58 4年 本庄第一
7 丸山美湖 154/53 2年 晴海総合
10 弘中麻美 157/55 4年 埼玉栄中学・高校
FW 17 中田智子 157/52 1年 高岡商
11 石渕優紀 160/60 3年 横浜国際女学院翠陵中学・高校
試合は序盤から早大がボールを支配し、ペースを握ったかに見える。7分、右CKで早大・高畑と尚美大・宮崎がファーで競り合い、頭をぶつける。高畑はいったん外に出され、包帯を巻いて復帰。13分、早大・臼井の左クロスのこぼれを八木シュート、弱く右に外れる。臼井の左足キックはなかなか精度がいい。この試合、尚美大は控え部員がチャントを歌い続ける大学女子サッカーらしい応援。一方早大側からは声が上がらない。その後、八木が狭いところを突破するなど、能力の高さを見せる。エース・大滝は不調なのかパッとせず、引いて受けてはパスを狙いが決まらない。大学界屈指の選手なのだが、どうしたのだろう?小山が右FKを狙い、右隅に飛ぶがGKキャッチ。小山は突破力もキック精度も高い。この選手も大学界屈指の選手だ。20分、早大・小野から右スペースの大滝へ、裏を取り、シュート、弱い。決定機。23分、早大・小野から大滝へ、これを小山に落とし、有町が右スペースで受けてクロスもニアでGKキャッチ。尚美大はタテの早い攻めを狙うが、オフサイドにかかり、形が作れない。しかしここまで被決定機1回と守備は機能している。25分、早大・大滝が臼井とワンツーで左を破るがクロスはカットされる。大滝は厳しいマークによって仕事をさせない、というのが尚美大の守備の狙いだ。30分、早大・大滝が裏を取りかけるが、GK飛び出し足で触る。32分、早大・臼井の左クロスを小山落とすが誰もいない。33分、早大・八木シュートがブロックされるところを渡井シュートも正面。決定機。40分、早大・小野が右から切れ込みシュート左隅も弱く、GKキャッチ。前半は0−0で終了。
前半はシュート数9対0、GK数1対9、オフサイド数2対4、クロス数11対0、ファウル数4対5。数字の上でも早大が圧倒している。しかし個々の能力差を考えれば、むしろチームは機能していなかった。決定機も少ない。尚美大の狙い通りの展開ではないだろうか?
早大は個々の能力は圧倒的だった。体格に恵まれていて当たり負けがなく、中盤は支配していたし、CB陣はまったく隙がなかった。臼井の強烈な左足キック、小野・有町の攻守における能力の高さ、小山の突破力と万全で、不調の大滝も動きに工夫をつけていた。大学サッカー界ではダントツといった感もある。高校を含めても個人能力で対抗できるのは常盤木学園くらいじゃないだろうか。尚美大では174cmの主将・CB宮崎が光っていた。大滝が前線で輝けなかったのは宮崎による部分が大きい。
後半は見ていないが、結局0−0のスコアレス・ドローに終わった。
全日本大学女子選手権
神奈川大学−徳山大学
9時30分 堺NTC S4ピッチ 晴れ ピッチ良
前半終了時2−0で神大リード。神大の父兄いわく楽勝とのこと。
神大は関東3位。実戦的な戦い方で知られたチームだ。長田が絶対的エース。一方徳山大中国予選決勝で吉備国際大に1−5で敗れ、プレーオフを勝ち上がった。ユニフォームにスポンサーをつけており、本格的に強化しているチーム。
神大 徳山大
−−−長田��−神山−−− −−−−−−−金城愛�◆�
牟田��−−當銘� 檗欹�野 −−−木本−−−−−−−
大谷��山川−−平栗−児玉�0羮絖�金城奈�⊆蘚牒⊃肱騰�
−−−−−桑原��−−−− 宮村�]禿牒�−大城��羽地��
−−−−−誰々−−−−− −−−−−亀田� 檗檗檗�
神大
GK ??
DF 5 児玉奈々 171/63 3年 埼玉栄
2 平栗詩乃 166/53 4年 SHRINE LFC
6 桑原由恵 157/52 3年 横須賀シーガルズ
3 山川莉々加 153/47 4年 作陽
13 大谷志帆 168/55 3年 豊津女子フットボールクラブ
MF 10 笹野茜 163/55 4年 横浜国際女学院翠陵中学・高校
15 當銘美幸 158/50 1年 琉邦クラブ
8 牟田佳織 157/47 3年 横須賀シーガルズ
FW 11 神山典子 159/53 2年 埼玉栄
9 長田いづみ 170/60 3年 桐陽
徳山大
GK 12 亀田恵 160/55 1年 広島文教女子大附属
DF 8 羽地加奈恵 155/49 2年 琉邦クラブ
2 大城光代 154/50 2年 琉邦クラブ
3 脇田このみ 160/48 3年 FC RE’VE
16 宮村紗季 153/53 1年 琉邦クラブ
MF 9 森脇さつき 154/49 3年・主将 FC RE’VE
5 守田祐里 155/50 2年 FC RE’VE
4 金城奈苗 155/48 2年 琉邦クラブ
7 井上陽香 157/50 2年 豊国学園
FW 6 木本朋美 158/55 4年 FC RE’VE
10 金城愛理 154/47 2年 鳳凰
神大は5バックでガチガチに守っている。中盤の3人は両サイドが攻撃時はワイドに開き、守備時は中に絞る。2トップも守備に意識を割き、「楽勝」ペースの割には得失点差を稼ぐ意図がなく、むしろ2点を確実に守りに行くように見える。徳山大は両サイドハーフが上がり目、中に絞り気味で、木本が引き気味のFWで攻勢をかける。しかし後半開始から14分間は何も起こらず。14分、神大・牟田→千田満里奈(2年・横浜国際女学院翠陵中学・高校)。15分、神大・長田の強烈な右シュート。凄いアスリートだ。17分、徳山大、右クロスを金城がファーでシュート、GKセーブ。決定機。いつの間にか神大・長田→鶴見真理奈(1年・埼玉平成)。↓のような布陣。
−−−−−千田�◆檗檗檗檗�
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−−−−−當銘� 檗檗檗檗�
大谷��山川−−平栗−児玉��
−−−−−桑原��−−−−
−−−−−誰々−−−−−
27分、神大・笹野の左CKを千田、中でヘッド、上に外れる。決定機。いつの間にか(こればっかり……)守田→中村沙千子(1年・トルシーダ宇部)。FWに入り、木本がボランチ。32分、神大・鶴見、スペースに出たボールに追いつき、寄せるDFに小柄な体をガッチリ入れてブロックし突破、GKとの1対1を右に外す。超決定機。36分、神大・神山が切れ込み左クロス、ブロックされこぼれたボールをシュート、CKゲット。笹野の左CKを児玉ヘッドもGKキャッチ。決定機。結局2−0で終了。
後半シュート数は4対0、CK数9対1、クロス数0対0、ファウル数5対1だった。
私は全国トップクラスに5点差以内ならしっかりとした力のあるチームだと思っている。徳山大は期待以上だった。神大の慎重なゲーム運びが、その力を証明しているといえるだろう。このまま力をつければ、吉備国大のいいライバルになるのではないだろうか?