| 2010年06月19日(土) |
クラセン15関西予選 G大阪−千里丘 高校女子選手権関西予選準決勝 日ノ本−大阪桐蔭 |
この日はクラセン15関西予選、高校女子選手権関西予選、U−16代表キャンプの行なわれる堺NTCに向かう。正直どれも観たいが、身体はひとつしかないので、少しずつ観る事にする。
日本クラブユース選手権(U−15)関西大会決勝トーナメント1回戦 ガンバ大阪ジュニアユース−千里丘FC 10時 堺NTC 晴れ ピッチ人工芝
G大阪 千里丘 −−−山崎�◆歉�川−−− −−−高岡−−平田−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−川井−−−−− 金藏江郷下��井手口��吉野 −宮原−−黒岡−−田上− 内田−永保−−和田−福川 村上−羽田−−桂−−出水 −−−−−棟方−−−−− −−−−−射庭−−−−−
G大阪:監督:鴨川幸司 GK 1 棟方博文 3年 DF 2 福川和希 3年 府トレ 3 和田一真 3年 6 永保尭 3年 5 内田裕斗 3年 MF 8 吉野竜生 3年 10 井手口陽介 2年 12 江郷下奨 2年 7 金藏和仁 3年 府トレ FW 9 小川直穀 3年 13 山崎拓海 2年
千里丘:監督 吉澤秀樹 GK 12 射庭康太郎 3年 関トレ DF 8 出水洸輝 3年 関トレ 4 桂鴻介 3年 5 羽田昇平 3年 関トレ 13 村上健太 3年 MF 2 黒岡篤史 3年 府トレ 7 田上怜 3年 16 宮原直也 3年 10 川井翔太 3年 関トレ FW 9 平田翔 3年 関トレ 11 高岡賢太郎 3年 関トレ
たちあがり、千里丘が猛烈なプレスをかける。奪ったらシンプルにタテパスを狙うかサイドのスペースに味方を走らせる。この形で勢いを掴み、ペースを握る。16分、千里丘、桂君がマイボールをG大阪・小川君に奪われシュート、右に外れる。決定機。17分、暑いのでドリンクタイム採用。22分、千里丘・田上君が右を突破、決定的クロスに高岡君あわせるが、G大阪DFブロック。決定機。24分、千里丘・宮原君の左クロスGK棟方君キャッチミス、高岡君蹴り込み0−1。千里丘がずっとペースを掴んでいたので、いつかは入るだろうと思っていた。28分、千里丘が単純に裏を狙い、平田君がGKと1対1になり、左シュートは右に外れる。超決定機。33分、G大阪・金藏君が左突破からクロス、小川君がシュートも右に外れる。決定機。34分、千里丘・平田君の左クロスを高岡君シュートもGK好セーブ。決定機。結局0−1で前半終了。
千里丘は大柄で能力の高い選手がそろい、G大阪を押していた。普通Jアカデミーと街クラブの対戦となると、身体能力差がどうしようもないことが多いのだが、パワーと高さで引けをとらない上に、技術もまずまずで互角の勝負に持ち込める。更に、全国でも結果を出した千里丘中の指導体制を引き継ぐだけに、試合運びもいい。川井君は非常に能力の高いトップ下で、昨年からのレギュラー。当時はボランチだった。千里丘はセンターラインを重視するので、ボランチは能力の高い選手が入る。羽田君・平田君も昨年からのレギュラー。
後半も千里丘ペースで始まる。8分、高岡君がカウンターから裏を取り、1対1仕掛け、左に外れる。11分、G大阪、左CKを永保君が左足であわせ、1−1に追いつく。直後に千里丘カウンター、平田君がGKとの1対1から右ポストに当ててしまう。超決定機。ドリンクタイムをはさみ、22分、G大阪・小川君がシュート、千里丘GK射庭君が好セーブ。双方選手交代をはさみ、G大阪が攻勢に出る時間帯も増えていく。終盤、G大阪・内田君に警告。31分、千里丘、執念のフォアチェック、高岡君が奪い平田君へ、1対1を決めて1−2。結局千里丘が勝利した。
内容から言って順当な勝利だった。千里丘は技術・戦術・フィジカル・試合運び・ハートと各要素に優れていた。川井のワンマンチームでもない。各ポジションに関トレがいるし、安定感十分。吉澤先生は以前よりは丸くなられたのか、コーチングはほどほどになっていた。G大阪では井手口君に注目していた。昨年は1年生ながら全国大会でスタメンを飾った。ただ同じように1年から出ていた先輩宇佐美のように個人プレーに突出したタイプではなく、まわりと巧みに絡むのが持ち味だけに、チームの中に埋没してしまった。今年のG大阪は例年ほどの力はなさそうだ。
日ノ本学園は関西屈指、というより最強、全国でも上位常連の強豪校である。高校女子選手権は3年連続ベスト8以上。もともと兵庫は啓明が女子を強化していたが、近年強化を止めてしまった。兵庫2強が関西でも図抜けていたので、啓明の弱体化で日ノ本は関西では敵なしとなった。ところがここ数年大阪の私学が強化に乗り出した。その1番手が大阪桐蔭である。3年前の高校女子選手権に初出場、一昨年、昨年は予選敗退しているが、2月の大阪新人戦で観ていて、力をつけていることは知っている。日ノ本を破るとしたら桐蔭だろうと思っていた。準決勝でその対決が実現する。事実上の決勝だと思う。ちなみに選手名はまったく分からないので、観戦記は背番号のみ記載となる。全国大会にいってプログラムを入手すれば名前を確認できるだろう。
高校女子選手権関西大会予選準決勝 日ノ本学園高校−大阪桐蔭高校 13時 堺NTC 晴れ ピッチ人工芝
日ノ本 桐蔭 −−−−−十番−−−−− −−−二二−−四番−−− −−−十一−−九番−−− −−−−−−−−−−−− 六番−二一−−五番−十八 九番−八番−−十一−七番 −−四番−二番−三番−− 二番−十番−−三番−五番 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
立ち上がりから日ノ本が押し込む。タテに鋭い攻めと、局面での激しい当たりでゲームを支配。しかし桐蔭もブロックを作ってよく守り、決定機を与えない。日ノ本は前線の三人の能力が高く、カウンターでも形を作ってしまう。暑いので給水タイムを採用。18分、日ノ本、左FKを10番ヘッドで落とし、9番へ、しかしわずかに届かず。桐蔭の22番はがっちりした体格でなかなかのポストプレーヤー。トラップもしっかりしている。25分、日ノ本、左から入れたボールを18番が前向きで受けシュート、ポストを叩き、こぼれを10番シュート、左に外れる。超決定機。桐蔭はGKがキック力がなく、遠くに飛ばない。日ノ本の9番はなかなかのテクニシャン。10番は強く、素晴らしいCF。11番は右足FKを担当するなどキックが素晴らしい。32分、日ノ本・3番に警告。桐蔭のカウンターで7番を倒した。36分、日ノ本・10番が桐蔭の10番のチェックをかわし、裏へ、しかし桐蔭・2番がナイスカバー、左CKに逃げる。結局前半は0−0で終了。
前半は日ノ本の強さが際立ったが、桐蔭もよく耐えた。互角のライバルとまでは行かないが、なかなかのレベルにまで達した。
後半2分、桐蔭のロングがゴール上を襲う。日ノ本GKはじき左CKに逃げる。このボールがゴール前にこぼれるが、桐蔭のファウルで逸機。直後にも桐蔭は正面20mのFKを獲得。2番(右足)と11番(左足)が構え、2番狙うも左ポストを叩く。桐蔭FW4番を日ノ本DF4番が見ることが多いが、落ち着いた守りで封殺。いいDFだ。10分、桐蔭7番、ドリブルで仕掛け、右CK獲得。11番のキックをファーでおそらく4番がヘッド、決まって0−1。日ノ本は攻勢を強める。11番もいいフェイクを持っている。3番は強い。21番5番のセントラルMFは忠実でボール奪取力が高く、中盤を支配。6番もキレある突破を見せる。給水タイム時に日ノ本・21番→23番。↓の布陣となる。
−−−−−十番−−−−− −−−十一−−九番−−− 六番−三番−−五番−二三 −−四番−二番−十八−− −−−−−一番−−−−−
19分、桐蔭・7番が足を攣る。日ノ本・9番→16番。このあたりからレフェリーも暑さに参ったのか、疑問の残る笛が出始め、両校監督の抗議が多くなる。31分、桐蔭・11番に警告。日ノ本・3番の横への突破を倒した。35分、日ノ本・9番→23番。このあたりでは日ノ本の布陣は↓のようになる。選手交代は見落としていたものもある。
−−−−−十番−−−−− −−−十六−−十一−−− 四番−三番−−五番−二三 −−二番−十八−二二−− −−−−−一番−−−−−
35分ハーフのロスタイム、ハーフ付近からの日ノ本FK放り込んだこぼれを誰かがけりこみ1−1。劇的な同点ゴール。その後タイムアップ。決勝進出及び全国への出場権はPK戦にゆだねられた。
桐蔭、10番成功。上手くフェイクを入れた。 日ノ本、2番成功。左隅に決めた。 桐蔭、11番成功。GKの逆を突いて左へ決めた。 日ノ本、4番成功。右に決めた。 桐蔭、2番成功。GKの逆を突いて左に決めた。 日ノ本、11番成功。GKの逆を突いて右に決めた。 桐蔭、3番失敗。上に外した。 日ノ本、10番失敗。上に外した。 桐蔭、24番成功。GKの逆を突き右に決めた。 日ノ本、5番失敗。右を狙ったがGKにセーブされた。
PK4−3で桐蔭が次戦進出及び全国行きを決めた。ちなみに日ノ本も翌日の3決に勝ち、全国に行く。
まさに死闘だった。日ノ本は選手全員が号泣。こんなに泣いて翌日に響かないか、心配したほどだ。よほど悔しかったのだろう。
力の上では日ノ本が上だった。2年前の常盤木の強烈なチームが今の全国トップレベルとすれば、全国制覇は厳しいが不可能ではない。スタメン全員が強烈な個性があった。今年もベスト8クラスの力は十分ある。
桐蔭は日ノ本クラス相手に守り勝つだけの力は手に入れた。数年のうちに互角に戦える力を手に入れれば、それが日ノ本のためにもなり、関西勢の全国制覇に近づくはずだ。神村学園(鹿児島)も鳳凰という互角のライバルを手に入れてから真に強くなったし、宮城も聖和・常盤木の2強が切磋琢磨するから、何度も全国制覇できるようになったのだ。桐蔭だけでなく、大商学園あたりの台頭にも期待したい。
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