サッカー観戦日記

2009年04月26日(日) プリンスリーグ関西第3節 大阪朝高−一条 大阪桐蔭−滝二

この日は所用のため第1試合の前半は間に合わない。30分くらいから観られると思ったが、結局前半終了とともに鶴見緑地へ到着した。

大阪朝高は全国各地にある朝鮮高の中でも最強クラスでもちろん全国経験がある。やはり全国経験のある東大阪朝鮮中出身選手を軸にしていて、個々の連携が抜群にいい。またかつては蹴って走る典型的な朝鮮スタイルだったのが、最近はバックラインから繋ぐサッカーも志向するようになった。全国レベルではともかく、大阪レベルでは繋ぐサッカーも十分高いレベルにあるといっていいだろう。

一方の一条高校だが、初めて観たのは約10年前の淡路島で開催された近畿大会である。当時奈良は奈良育英の1強体制で、一条は新興チームという位置づけだった。4バックを極端なまでに押し上げるサッカーで、戦術理解がイマイチのため、裏を取られて4失点を喫して敗退したが、未来を感じさせるものだった。大会でもっともインパクトのあるチームといってもいい。その印象は今も変わらない。



プリンスリーグ関西2部第3節  
大阪朝鮮高級学校−一条高校
11時 鶴見緑地球 晴れ ピッチ悪

(フォーメーション図は後半開始時)
大阪朝高         一条
−−−−孫−−金健−−− −−−喜寅�◆殍面遏檗檗�
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
金光�◆殳�−−高英−康− 岡本−三国−−奥�◆飮核�
高希−−夫�◆鬱┃◆欟皺蹇\照�−山田−−亀谷−吉田
−−−−−韓−−−−−− −−−−−小池−−−−−

大阪朝高
GK  1 韓仁傑(3年・東大阪朝鮮中)180cm72kg
DF  2 高希誠(3年・東大阪朝鮮中)168cm65kg
    3 季豊海(2年・北大阪朝鮮中)178cm63kg
    4 夫慶秀(2年・東大阪朝鮮中)176cm72kg
    7 金雅樹(3年・東大阪朝鮮中)174cm60kg
MF  5 黄在平(3年・東大阪朝鮮中)170cm62kg
    6 金光佑(2年・東大阪朝鮮中)167cm55kg
    9 孫景大(3年・東大阪朝鮮中)176cm63kg
   15 康貴裕(2年・東大阪朝鮮中)168cm58kg
   16 高英俊(3年・東大阪朝鮮中)175cm62kg
FW 10 周祐慶(3年・東大阪朝鮮中)183cm73kg

リザーブ
GK 12 朴英紀(3年・北大阪朝鮮中)179cm68kg
DF 14 朴鐘旭(3年・東大阪朝鮮中)177cm72kg
   17 金泰基(2年・東大阪朝鮮中)178cm70kg
   24 梁真士(2年・東大阪朝鮮中)171cm62kg
MF  8 姜慶太(3年・東大阪朝鮮中)173cm61kg
   13 禹滉志(3年・東大阪朝鮮中)175cm70kg
FW 11 金健志(3年・柏田FC)  174cm66kg
   18 朴利基(2年・北大阪朝鮮中)176cm61kg
   25 高貴弘

一条高校
GK  1 小池洋平(3年・桜FC)183cm72kg
DF  2 吉田拓眞(3年・ポルベニル橿原FC)170cm57kg
    3 亀谷亮佑(3年・ディアブロッサ高田FC)178cm68kg
    4 山田健太郎(3年・三笠中)175cm64kg
    5 西尾銀河(3年・大瀬中)177cm65kg
MF  6 山本寛(3年・奈良YMCA.FC)179cm67kg
    7 奥勇真(2年・ソレステレージャ奈良2002FC)173cm62kg
   20 喜寅圭介(2年・奈良YMCA.FC)176cm62kg
    9 三国涼(3年・国中FC)174cm67kg
   10 岡本一貴(3年・平群中)177cm69kg
FW 11 北野慶介(3年・生駒SC)170cm65kg

リザーブ
GK 16 金子真之(3年・生駒SC)178cm72kg
DF 12 藤下太郎(2年・富雄南中)168cm62kg
   15 上田貴裕 (2年・東和FC)175cm61kg
MF 17 佐當峻(2年・富雄南中)160cm55kg
   18 大西佑紀(3年・ソレステレージャ奈良2002FC)164cm56kg
FW 19 嶋田京介(3年・ディアブロッサ高田FC)172cm62kg
MF  8 中城諒(3年・奈良YMCA.FC)179cm67kg
DF 22 神田悟(3年・ディアブロッサ高田大和FC)173cm63kg
MF 24 小西瑞樹(2年・奈良YMCA.FC)160cm56kg

一条は亀谷・中城が07年国体選抜、小池・奥・北野・藤下・上田・喜寅・小西が08年国体選抜。

大阪朝高は一条のプレスのもとでも繋ぐサッカーを展開。かつて全国ベスト8まで行ったときには、予選ではつなげたものの、全国ではロングボール一辺倒のスタイルだった。しかし、ついに全国レベルでもつなげる段階に達したか、と思った。そういえば、東大阪朝鮮中もかつての根性を前面に押し出したスタイルから、だいぶ洗練されたサッカーになってきたし、在日朝鮮人のサッカー自体が進化しているのかもしれない。途中大阪朝高がフォーメーションを変える。4−3−3。

−−孫−−金健−−姜−− 
−−−−−−−−−−−− 
−−金光−高英−康−−−
高希−−夫−−季−−金雅 
−−−−−韓−−−−−− 

しかし試合自体は一条ペース。サッカーの相性がいい。シンプルにショートカウンターを狙い、シュートに繋げる。17分、康→朴利希。右ウイングに入り、姜が左ウイングに回る。姜が右ハーフ。23分、金健→梁。金は後半から入った選手だが、代えられてしまった。梁が左ウイング、姜が右ウイング、朴がCF。26分、一条・喜寅→佐當。左ハーフに入り、岡本がFWに。31分、一条・西尾→上田。40分、朝高・金光佑→朴鐘旭。試合は動かず0−0でタイムアップ。

後半からの観戦で試合に入りにくく、いつもほどメモを取らないで観戦したが、決定機はほとんどなかった。一条に1回くらい。両者質の高い選手をそろえていたものの決定的な仕事をする選手が見当たらなかったことが原因か。後半のシュート数は2対6。チーム力としては互角だったと思う。


公式記録



第2試合は大阪桐蔭対滝二。桐蔭は前節で強さと理想の高さを実感した。対する滝二も黒田監督時代は夏までは割りと自由にやらせて、秋以降チームを固めていく傾向にあった。桐蔭は観たのでこの試合は滝二に注目する。


プリンスリーグ関西1部第3節  
大阪桐蔭高校−滝川第二高校
13時15分 鶴見緑地球 晴れ ピッチ悪

桐蔭           滝二
−−−上村−−田中−−− −−−−−時本−大村−−
−−−−−−−−−−−− −京田−−−−−−竹本−
小川��永澤−−中山−家城�◆檗檗歟羸勝檗殘靆遏檗檗�
福村−宮川−−大西−平川��中村−久良知−岡田−藤原
−−−−−永谷−−−−− −−−−−寺口−−−−−

大阪桐蔭  監督:永野悦次郎
GK  1 永谷圭汰(3年・豊橋デューミラン)163cm59kg
DF  3 宮川貴史(3年・川上FC)    177cm69kg
    4 大西泰裕(3年・ガンバ大阪)   175cm73kg
    2 福村貴幸(3年・グリーンウェーブ)177cm68kg
19 平川誠人(2年・ガンバ大阪)   168cm62kg
MF  7 中山勢二(3年・ガンバ大阪)   178cm68kg
    8 永澤圭祐(3年・奈良YMCA)   174cm65kg 
17 家城雄大(2年・京都サンガ)   168cm62kg    
   11 小川雄生(2年・神戸FC)     163cm59kg
FW 28 田中淳一
    9 上村直弘(3年・高田FC)     166cm60kg

リザーブ
GK 12 芝田涼介(3年・高田FC)
DF 16 山口晋也(2年・盾津東FC)   168cm65kg
   15 今村友弥(2年・高槻FC)    178cm70kg
    5 川口翔太(3年・枚方フジタ)   178cm75kg
MF 13 江口直生(3年・高田FC)    167cm60kg
   14 山口拓也
27 小川和俊
FW 24 後藤剛志(3年・ヴィラル木花SC)177cm63kg
   20 根本雄貴(2年・龍野西中)    169cm60kg

滝二    監督:栫裕保
GK 12 寺口進之裕(3年・FC西神)176cm65kg
DF  5 中村勇紀(3年・ヴィッセル神戸)164cm68kg
    4 久良知英範(3年・セレッソ大阪)181cm75kg
    2 岡田卓也(3年・イルソーレ小野FC)170cm63kg
   23 藤原裕司(3年・神野SC)170cm62kg
MF 18 京田憲尚(3年・和泉FC)177cm66kg
    6 矢野亮(3年・エストレラ姫路FCイーグレット)173cm64kg
    7 中西規真(3年・フレスカ神戸)178cm66kg
    9 竹本大輔(3年・森の里中)170cm61kg
FW 14 時本寛史(3年・イルソーレ小野FC)171cm65kg
   10 大村亮平(3年・SC鳥取ヴェルドール)158cm56kg

リザーブ
GK  1 中尾優輝矢
DF 22 濱田量也
   24 樋口寛規
    3 岡村淳平(3年・桃山台中)181cm70kg
FW 11 柳川陸太(3年・玉津中)185cm80kg
   15 山本洋人
   17 藤森元太
   19 渡邊裕記(3年・エストレラ姫路FCイーグレット)165cm61kg
MF 20 谷口智紀

滝二のキックオフ、7人がハーフウェイラインに並ぶ極端な形である。立ち上がりは大人しい。滝二はボックス型の中盤に、時本がCFで大村が自由に動く。バランスは右より。12分、桐蔭、福村が左足ミドル。初シュート。徐々に桐蔭が持ち前のバックラインから繋ぐサッカーを発揮する。26分、滝二、ロングボール、時本が落とし、竹本が右クロス、大村飛び込むが届かず。直後に桐蔭も家城が右クロス、上村かすっただけ。30分、桐蔭・田中→後藤。31分、桐蔭、ハーフ付近左のなんでもないFKを福村が上げて大西が打点の高いヘッドで決めた。1−0。滝二は何とか抵抗できなかったものか。36分、桐蔭、小川が左からDF2人に間を突破、シュートは阻まれ、左CKへ。39分、桐蔭・小川、左からシュート、滝二・寺口が横っ飛びでキャッチ。美しいキャッチング・フォーム。40分、桐蔭・永澤が1対1になるがセーブされる。決定機。44分、桐蔭・上村に警告。45分、桐蔭・小川から後藤へ。1対1、滝二・寺口が足でセーブ。なかなか落ち着いているGKだ。前半は1−0で終了。桐蔭ペースだった。シュート数7対2(公式)。ファウル数9対7(手元集計)。しかし滝二は押さえ気味だ。前節の野洲は前半から飛ばしすぎて桐蔭のパス回しの前に消耗し、後半は翻弄されたが、滝二は90分持ちそうだ。

ハーフタイム、滝二・京田、矢野→樋口、柳川。3分、滝二・大村が突破、倒されFK。しかし生かせず。10分、滝二・中村に警告。かわされた後足に行った。11分、滝二・岡田→谷口がボランチ。ケガによる交代。中村がCB。13分、滝二・時本がペナ外でファウル受けFK。これをずらして中村の左足FKがグラウンダー、左ポスト直撃。17分、滝二・時本→渡邉。時本もスピードがあり、なかなかのCF。渡邉はバランスの取れた体格。18分、桐蔭・小川→江口。26分、中央で拾った滝二・樋口がミドル、左上隅に決まる。1−1。30分、桐蔭・中山→川口。34分、滝二・竹本→藤森。36分、桐蔭・永澤を倒し、滝二・中村に警告。2枚目で退場。桐蔭・江口(右足)と福村(左足)が構え江口狙うもカベ。41分、桐蔭・川口に警告。遅延。結局1−1でタイムアップ。

後半のシュート数は6対6と互角。桐蔭は思ったほどパスをまわせず。滝二・桐蔭ともポテンシャルは高いのだが、イマイチ力を発揮できない印象。傑出した選手がいないというのも、決定機を作れない要因かもしれない。桐蔭では永澤や福村が中心になって行くと思う。

公式記録


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