サッカー観戦日記

2007年02月04日(日) 大阪高校新人戦5回戦 柏原−槻の木

Jリーグはオフシーズンである。しかし私のようなコアなユースサッカーファンにオフなどない。2月といえども高校新人戦やナイキカップなどがある。

この日向かう槻の木高校は全日制単位制高校であり、学区が関係ないため、才能ある選手が集まり、あっという間に強豪になるのではないかという期待を持っている。高槻市には全国にいったことがある高校が片手の指では数え切れないだけあるが、私立の金光以外は全国レベルではやや苦しい。市内・学区内の人材が分散している現状では全国レベルに強豪にはなりにくい。が、高槻市内の人材が集中し、前大冠の奥谷先生のような優れた指導者がいれば、全国レベルも夢ではないと思われる。槻の木も創立4年目を迎えそろそろ府下の強豪になっているのではないかという期待を込めて会場に向かう。前身の島上高校二はいったことがあるが、槻の木としては初めて行くことになる。柏原はアウェイなのに部員が80人くらい応援に来ており、声援では槻の木を圧倒している。槻の木もブラスバンドが出ている。

大阪高校新人戦 5回戦  
柏原−槻の木
13時30分 槻の木高グラウンド 晴れ 土

柏原           槻の木
−−−福田−−細川−−− −−−徳永−−川上−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−八番−−−−−
谷口−江本−−土井−宮本 大渡−日下部−山本−五番
井上−羽柴−−井口−平田 −−石田−田島−野田−−
−−−−−平川−−−−− −−−−−河本−−−−−

選手名放送されたが、よく聞き取れなかった上に漢字が間違っている可能性大。
太陽が正面から強い日差しを送るゴール裏に陣取って観戦。かなり観にくい。シンプルにサイド攻撃を狙う柏原と、バックラインからつなぐ意識の高い槻の木。しかし槻の木はつなぎのミスが多く、しばしばカットされる。柏原のほうがするべきことが良く整理されている感じ。ゴール前のシーンが多く、ゴールライン際のプレーも多いがシュートは少ない。互角の内容で前半終了。
シュート数1対3、ゴールキック数7対4。数字の上ではやや槻の木が押している印象だが、序盤に稼いだ数字で実際は互角。

後半の入りは柏原がいい。やはりシンプルにサイドをつく攻撃でペースを握る。そして8分、柏原の左CKでGKの正面にいた谷口がファーに流れたところにボールが流れ折り返したところを福田が決めて柏原先制。その後は互角に持ち直すが、20分過ぎから柏原のカウンターが冴えだす。30分、カウンターから右の細川へ、シュートは右に外れる。決定機。32分、カウンターから右の細川へ、中の福田に当てて反転シュートは左に外れ、飛び込んだ選手にも合わない。決定機。終了間際、槻の木は日下部→杉本。反撃ならず、タイムアップ。

後半のシュート数は4対1ゴールキック数は3対7で、柏原ペースだった。勝敗の帰着は順当だったといえよう。
柏原はいつもある程度勝ち進んでいるチームなので、この程度の力は持っているのも無理もない。次は北陽。北陽部員のカバンには全国制覇と書いていた。さてどういう勝負になるか。


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T.K. [MAIL]