dust box
akane



 泣かせるよりも、泣きそうな顔をさせるほうが、悪いことをしてるみたいだ

雪にもいろいろ種類がある。
かたまった大きなつぶが、重たそうに降って来たり、
雨のような氷のような、小さな粒が
たくさんさばさばと降りつけたり。
軽くて、ふわふわさらさらして、結晶が大きく見えたりする
そんな雪もある。
そんな雪が降る日は心がうきうきする。
外を歩いてても、ちっとも寒くない。
羽根のように軽い雪を蹴り上げると、
サラサラと音がする。
夜はもっと何かがキレイに映る。
まっくらな空から、一面わたのような雪が舞い降りてくるのだ。
空を見上げてると、わたしは降ってくる雪の中を
どんどん空にむかってすすんでいるようで、
宙に浮いているような錯覚におちる。なんてキレイ。
街の灯りも、木につもった雪も明るく、
ほんのり明るく、
まわりとてらして、もう、どんな極上の宝石もかなわない、
そんな美しさを見ることができる。
あぁ、なんてキレイなんでしょう。
こんなキレイな雪には、一冬に一度か二度しかおめにかかれない。
今年もまた見ることができてよかった。

二人で
こんな雪の中を歩いた夜があったね。

「泣かせるよりも、泣きそうな顔をさせるほうが、悪いことをしてるみたいだ」

2002年01月07日(月)
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