電車に乗るため駅に向かい歩いていると、うしろから 懐かしい声が聞こえてきた。
「い〜しや〜きいも〜」
うわ、珍しいなあ。石焼いも屋かあ。 と、思ったら、石焼いも屋のトラックは時速50Kmくらいの スピードで2車線の歩道から遠い側を爆走していった。
駄目ジャン。
でも、その後駅の方に行き、駅前に止まった。 そうか。駅前で営業をするつもりなのか。
よくよく聞いてみると、掛け声はかなりノリノリ。 「お〜いもだよ〜」 「いも、いもっ」 楽しげだ。きっと明るいおじさんがいるんだろう。
そう思って近づいて見ると、中には今風の若者が だるそーに座っていた。車を出てきて営業する 様子も無い。
石焼いも屋もバイトの時代なのか。
いも、いもっ。
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