秒針が遡って見える。夜半過ぎと夜明け前の境界をウロつくあいだ。オカシクなりかけの頭は鈍い痛みを訴えた。前月のままのカレンダーでスケジュールを追って、ため息一つ、脱ぎ散らかした服を放る。まわり続けるCDが何巡目かなんてもうどうでも好い事だ。プレイヤーはそろそろ限界と不穏なノイズを吐き出している。ゴミくさい、新聞だらけの狭い部屋で。