無理を言って海へ。鉛筆一本で幸せだった子どもに、一体どんな玩具が提案できるだろう?自分の欲しくないものにどれだけの思いを込められるだろう。そう遠くない将来、切実に必要とされる力であることも解らないではないけれど。欲しがらない子どもだった自信はあるんだ。作るものや作り方を限定されるのは嫌いだったはずなんだ。ありがちな奔放さを抑えようともしない、そのくせどこか冷めた目を大人に向けるような可愛げの無さを自分だと思っていたはずなんだ。どんな玩具を作ったらいいんだ?