【ザレゴト・タワゴト・ササメゴト】


2002年02月17日(日) 濁った空気を吸う、長い夜にいくつもの夢を見る。

自業自得なんだけど。足引っ張ってんの解るし、うざいっつーかもう呆れられてんのも決定的に解らせられてしまったのだけど。何もできねえのって悔しいじゃん。
お荷物でなんか絶対終わりたくないよ。畜生。どうしろってんだ。
オレ、どうしたらあんたらの役に立てますか。このどうしようもない疎外感、オレ、どうしたらいいですか。

尾のないトカゲの屍骸がひからびている。それは間違いなく暫くのあいだそこにあって、僕も何度も目にしていたはずなのだ。僕は以前確かにそれを屈んで見たはずだ。その時僕はそれを紐の切れ端に見た。立ったまま見下ろした時はトカゲかと思ったのに、近付いてみるとそれはただの編み紐として僕の目に映った。
トカゲはいつか風化してしまう。その前に誰かが―もしかしたら僕が―踏みつぶしてしまうかも知れない。
二台の壊れたスクーターの間で。


 < マエ  モクジ  ツギ >


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天瀬紺太(仮) [ 俺 ]
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