僕らのための成人式が、あんなに晴れた日に催されるなんて誰が予想しただろう。成人としての決意なんて何処吹く風。自分がどうあっても自分でいることを表明するために、僕はあの場に行ったつもり。僕はいつでも君たちと別れたあの時のまま、そこに立っているのだと、自分自身でも確認するために。残念だけど同窓会は見送って終わり。夏には呼んでもらえるといいのだけれど。