【ザレゴト・タワゴト・ササメゴト】


2001年12月06日(木) テレコンワールド風

○「やあ、ジェニーじゃないか!久しぶりだね。」
●「あら、ヒューイ?ホント久しぶりねえ!最近どう?」
○「それがちょっと困ったことがあってね。」
●「まあ、何があったのかしら?」
○「聞いてくれるかい?実は今、僕の階の乾燥機が故障しててね、仕方がないから洗濯物を共用のスペースに干してるんだ」
●「それは大変ね。事務室に直してもらえるように届けた方がいいわ」
○「いや、それだけならまだいいんだよ、ジェニー」
●「他にも何か問題があるの?」
○「ああ。大問題さ!そこに干してた僕のTシャツがなくなったんだよ!」
●「ヒューイ!なんですって?それ、いつの話?」
○「今日の夕方。学校から戻って来たらハンガーだけになってたんだ」
●「取り込んだのを忘れただけじゃないの?」
○「まさか!朝には間違いなくあったし、それにハンガーを残して服だけ取り込んだりはしないよ。習慣なんだ」
●「嫌ね、盗まれたのかしら」
○「おそらくね」
●「そんなに素敵なシャツだったの?」
○「そう、そこが問題なのさ。全然普通のシャツなんだよ。無印良品で1,900円の、真っ白な、ごく普通の長袖Tシャツなんだ。あんなもの自分で買って着てくれよ…ジェニー、君もそう思うだろう?」
●「まったくだわ。でもヒューイ、あなたに落ち度はなかったの?」
○「そりゃあ反省してるさ。三日間も干しっぱなしだった訳だし。だからって人の物を奪って良いって理由にはならない」
●「そうよね。お互い気を付けなくっちゃあいけないわね。あら、もうこんな時間?私、そろそろ行かなきゃならないわ。ヒューイ、おだいじに」
○「聞いてくれてありがとう、ジェニー。じゃあまた」
●「ええ、またね。ヒューイ」


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天瀬紺太(仮) [ 俺 ]
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