皇帝の日記
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2009年12月18日(金) 業務用

日本でベビーカーを押していると、アメリカとはだいぶバリアフリー事情が違うな、と思う。

まあ、だいたいバリアフリーのためのエレベーターとかの設備が、隅っこに追いやられているので、ぐるっと遠回りしなければならないというのが、おかしい。
日本に住んでいる時は、おかしいとは思わなかったが、いざ使ってみると、いろいろおかしい。

近所のスーパーに行ったら、エレベーターがなく。
店員さんに聞いたら、業務用のエレベーターに案内された。
なるほど。
日本のお母さんが、重い子供をわざわざ背負って歩いているわけだ。

とにかく、ベビーカーの機動力が悪い。

それは設備だけの問題ではなく、人々が全くベビーカーに厳しいのが大問題だ。

まず誰も注意を払わない。
段差などの困難にあっているお母さんを無視。
避けない。
それどころか立ちふさがる。
時折ぶつかってくる。

なぜ、こんなにも人心が荒れているのか。
寒いからか。
悲しいので、寒いからということにしておこう。

そして、お母さんたちも、「家を一歩出れば、冷たい赤の他人ばかり。自分の身と赤子は、自分で守らねばならない」という緊張感からか、実に厳しい顔をして歩いているのだ。
赤ちゃんが微笑みかけても、お母さんの表情は、無。
他の赤子連れのお母さんとすれ違う時も、無。

いや、これも寒いからということにしておこう。

ロスでは、ベビーカーを押していると、誰彼かまわず微笑みかけてくれたのに。
そして、こちらも微笑み返すのが礼儀であったのに。

日本到着後、あちこちですれ違うベビーカーに、にこにこ微笑みかけていたのだが、お母さんが無表情なので、怖かったっす。
もしかしたら、微笑みの不審者だと思われていたかもしれないので、慎みます。
はい。


皇帝