皇帝の日記
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アメリカでは、日本とプレゼントの移動が逆である、と言う話は有名だが。 メディアで騒ぎ立てる具合が、日本よりも激しいのではないか、と思われる。 朝から晩まで、ヴァレンタインにはなんかしろ、なんかしろ、とテレビや広告が騒いでいる。
朝から、モデルのところに花束が届く。 モデルの彼氏からなのだが、これから彼らはデートだと言うのに、わざわざおうちに届くのだ。 うーん、にくい演出。 さすがフランスの男だ(母親がフランス人らしい)。
そして、モデルが出かけてしばらくすると、舅が赤いバラの花束を抱えて出かけた。 アメリカの男は、大変なのである。
ジャバザハットは、皇帝をショッピングモールに落っことして、夕方迎えに来るよ、と言って帰ってしまった。 おそらく、夕飯を作ってくれるのだろう、と予測。 そして、夕方家に戻ると、予測どーりに、ご馳走を作っていてくれた。 バラの花束に、チョコレート山ほど。 プレゼント各種に、どう考えても三人前くらいの厚みのステーキと、鍋からあふれ出ているスパゲティ。 スープとマッシュポテト山盛り。 次から次へと盛り付けられる料理に、食べる前からおなかいっぱいです。 げふう。
せっせと食べていると、モデルが彼氏と帰宅。 こちらも、次から次へとプレゼント攻撃。 何故、一個じゃないんだ。 量で勝負なのか。
ようやく、全部の料理に箸をつけたなー、と思っていると、ジャバザハットお手製のチョコチップクッキーが登場。 この時皇帝の頭の中では、ベーダーのテーマが鳴り響いていた。 しかもこのクッキーが、皇帝の顔面よりでかい。
テーブルスプーンとティースプーンを間違えちゃッたんだって。 分量量る時に。
げふう。
しかも、キッチンとリビングの間に、なぞの暖簾がかかりっぱなし。 嫌な予感がぷんぷんいたす。 「俺が片付けるから」 といって、キッチンにジャバザハットが消えてから、こ一時間。 心配になって覗いてみると、予感的中。 キッチン大爆発している。
あのですね、話すと長くなるんですが、皇帝が日本から来たとき、デフォルトでキッチンは大爆発していたんですよ。 それを、三日掛けて大掃除したところででしてね・・・。 あああああああ。 と、思ったけど、ここはにっこり笑って、一緒に片付けるしかないじゃないですか。 ええ。 頭の中は砂漠のルークが、家族の死体を発見した状態。 あの音楽。
それにしても、スパゲティは生きていたのか。 キッチンのあらゆるところから、パスタがトマトにまみれて出てくるのだ。
「アルデンテにするのが大変だったから・・・」 とジャバザハット。 いや、茹で加減とは関係ない。
皇帝

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