皇帝の日記
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本日、社長室の美人秘書にランチに誘われた。 相談事があるという。
彼女は、夕方貿易課に集荷に来るヤマト便のお兄さんが気に入っているので、荷受サインをする役を譲ってほしいと言うのだ。 ヤマト便の兄さん、ハンサムだったか・・・? いや、記憶にない。 なぜなら、ヤマト便は、制服に帽子が含まれるからだ。 16:00の兄さんは、特に目深にかぶっているため、どんな顔だかわからない。 背が高いだけは印象に残っているが。 とりあえず、快く譲る。
ところで、私はどちらかと言うと、佐川最終便のお兄さんがお気に入りだ。 冬だろうが悪天候だろうが、半袖の制服を、更に肩まで捲り上げて、小走りに集荷する勇ましい姿。 雨の日は、白いタオルを握り締め、会社に入るなり、ワシャワシャワシャ!!!とワイルドに頭をふきまくる。 最終便なので、間に合わなかった荷物をまとめていると、手伝ってくれる反面、最終便なのに、大口パッキンだからと言って、回収しないで去っていく、ニヒルな後姿。 なんというか、アパレルのひょろひょろ男にはない、さっぱりとした男らしさがあるのです。
そんな話を、パートの姉さん相手にしていたら、彼女はFEDEXがお気に入りとのこと。
聞けば皆、それぞれお気に入りの集荷のお兄さんがいるらしいのだ。
思いもかけぬ人気商売。
でも、誰も誰とも会話をしたことがない。
皇帝

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