皇帝の日記
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2006年07月11日(火) 早朝の狂気

皇帝の朝は早い。
ラッシュを避けるので、始業よりも相当早く通勤しているのだが。

会社へ向けて一本道を下っていると、前を行く明らかに不審な男が、当社の駐車場へ入っていった。
あからさまに挙動不審なので、用心しながら門をくぐると、なんとというか、やっぱりというか、車の陰に隠れて、服を脱ぎ脱ぎしていたのだ。

早朝とはいえ、東京の中央高速道路周辺でございます。
車はびゅんびゅん通っているし、人も普通に歩いております。
なんと大胆な犯行手口。
ああ、でも露出狂なんだから、見られる人数が多いほうが良いのか。
とかなんとか走馬灯のように考えながら、しかしこの気まずい状況をどうにかしなければならない。
幸いにも、皇帝よりも10分ほど早く、郵便物管理の人間が通勤して、駐車場に水を巻く習慣になっているから、「Tさん痴漢がいるー!」と呼んだら、ホースを握ったまま、すっ飛んで出てきた。

Tさんは、元大工で、顔の怖さは社内一の人だ。

敵は、計画的犯行ではないために、開いてもいない会社に人が来るとは思っていなかったらしく、服をかき集めて、小走りに逃げていった。
わが社の車の陰に隠れながら、道行く人に露出を楽しもうと思っていたようだ。

それにしてもあの人は、「今日は露出をしにいくぞー」と早く起きたのか、それともたまたまあそこで突然露出したくなったのか、そもそも昨晩から寝ずに徘徊し、露出のチャンスを狙っていたのか、その辺の経緯が気になる。


皇帝