皇帝の日記
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2003年08月16日(土) 変わらない人

夜の電車で、すごい歯茎を出して笑う女性がいた。
彼氏はマキハラノリユキみたいな顔をしていて、二人手を繋いでいる。

何気なーく見ていたら、彼女の白いかばんの上に、ピンクのカーディガンがかかっているのが目に入った。

ズガーン!!
と、雷に打たれたような衝撃で思い出した。

あれ、皇帝が出国する前に毎晩電車で一緒になってたカップルじゃん!!
そいえば、その時間はいつもの時間。
なんと更に観察すると、彼女は驚くべきことに、二年前と
同じネックレス、白ターコイズ。
同じ指輪、シルバーのハート型。
同じかばん、白いサマンサなんとか。
同じカーディガン、ピンク。
同じ彼氏、マキハラノリユキ。
を、ずーっとずーっと代えずに持ち続けているのだ!!
しかも、繋いだ手を彼氏は落ち着きなく二年間摩りつづけているのだ!(いや、本当)
水の雫で磨き上げた、南米の水晶髑髏のように、彼女の手の骨が曲がってしまうんではないだろうか、とか余計な心配をしてみた。
いや、心配。
変わったことといえば、彼女は髪の毛を短くした。
それだけ。
二年間なんて短い。
そう思った。


皇帝