凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2006年03月17日(金)

子供を九時に寝かしつけると同時に朝まで寝てしまうので、殆ど夜のTV番組を見る事が無い。
それでも機会があれば、というか、目が覚めたり気が向いたりしたら起きて観るのが三輪明弘さんとなんとかさん(←おい)、国分太一さんの「オー●の泉」
あ、思い出した、江原さんか。
江原さんを初めて見たのは何かの特番で、亡くなった子供の霊が残された家族にどうこうという番組だった。
こういう番組を見るのはちょっと好き。

霊の存在だの魂のどうこうだのは正直信じてないというか、分からない。
私自身、少女時代は毎晩金縛りに合いまくり、その度に怪しい気配だのわけのわからないモノをみたりだのあったし、そういうものが見えるという知り合いもいたりした。
自分がそういう体験をしてて思ったのは、精神状態が安定していない時ほどそういう恐怖現象(?)に合いやすいという事。
私が毎晩金縛りにあっていたのは、父親が病気で寝たり起きたり入退院を繰り返したりして家の中が殺伐としていた時期に一番多かった気がする。
そういう体験が多い知人も家庭になんらかの問題がある子が多かったような気もするし。
そういう状態だから霊を呼び寄せるのだ…とかまことしやかに言う話もあるけれど、たんに、そういう状態だから、幻覚というか、現実と夢の境界が分からなくなるんじゃないかと思う。

父が死んだ時は家の中によく父が出てきていた。
それはその時の私の精神状態がそうだったからだろうと思う。
祖母が死んだ時は金縛りはおろか夢にも出てこなかった。
それは祖母は間違いなく安らかに成仏しているだろうと私が思っていたからだろうと思う。

その時確かに自分は見たし、感じたってのはある。
けれど、それは夢だと思い込めばなんという事も無い。
それを現実だと思えばその人には現実なんだろう。
それを現実と思い込みたい精神状態にその人は今あるわけだ。
だから、恐怖に顔を引きつらせて体験談を話す人を見て、この人の心をそこまで不安定にしているものはなんなんだろうなぁと考えたりする。
同じ体験をしても、きっとそれは私には夢にしか思えないだろう。
でもこの人にはそれは現実と思いたいものなのだ。
同じように脳が活動し、そういう映像を頭の中に結び、頭の中で体感しているのだ。
それは何故なんだろう。この人の生活のどこから来るんだろう。

TVの中の江原さんは、その体験者の体験の元となっているものを注意深く探し観察し、その人が一番言って欲しい事して欲しい事してあげたい事を上手く見つけてあげているように見えた。
人を責めるような不安になるような事はなるべく言わない。
心が軽くなるように、遠まわしに、丁寧に、優しく笑顔で話す。
その一連の流れが上手いなぁ、と思う。
霊がどうこうは分からないし、それを信じる事でその人の心が軽くなるのなら、信じていいと思う。
信じると辛くなるのなら信じなくていいと思う。
心が軽くなる、生きるのが少し楽になる考え方、心の持って生き方を江原さんは上手に提案してくれる。
なるほどそう考えたら気楽にやれるかもなぁなどと感心する。
そんな感じで、霊だのなんだの取り扱っていても、江原さんが出ている番組は恐ろしくないし、優しさを感じて観た後も心地良い。
こういう風に、相手を否定しないで受け入れつつ、良いと思われる方向へ考えを持っていけるのって凄いなぁと。
霊云々はおいといて、人との接し方として、見習いたいものだなぁと思う。

話がまとまらないなぁ。
昨日から頭痛がし始めているせいだろうな。
また寝込むのかな、困ったなぁ。






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